せどりで独立したいと思っているものの、失敗するのが怖くて一歩踏み出す勇気がない人も多いのではないでしょうか?
せどりの独立で失敗してしまう原因は、独立を成功させるポイントを知らないために、正しい対策を取れていないからです。
そこで今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、せどりの独立で失敗した事例や原因、対策について解説します。
この記事を読むメリットは以下の3つです。
メリット一覧
- せどりで独立する原因を知れる
- せどりの独立で失敗しないための対策がわかる
- 今自分がせどりで独立するべきか判断できる
せどりの独立が原因で「取り返しのつかない状態になりたくない」という人は、ぜひ最後までお読みください。
せどりで独立して失敗した3つの事例
せどりの独立では、さまざまな要因で失敗する可能性があります。人によって失敗してしまうシーンは異なりますが、よくある事例は以下の通りです。
- 手元の資金が尽きて生活できなくなった
- 経費を計算せず赤字になった
- 信用を失い個人で活動できなくなった
独立して間もないころは、誰もが一度は出くわすであろう事例ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 手元の資金が尽きて生活できなくなった
威勢よくせどりで独立したものの、資金不足で失敗してしまう人は多くいます。
手元の資金が尽きてしまうと生活できなくなるばかりか、商品の仕入れが制限されてしまいます。
限られた資金の範囲で安く仕入れたとしても、需要がなければ売上も思うように伸びません。
生活が困窮しない程度の生活資金をあらかじめ把握したうえで、仕入れに使える金額を計算しておきましょう。
2. 経費を計算せず赤字になった
独立した後は、経費計算を徹底しなければなりません。
せどりにおける代表的な経費として、送料や販売手数料が挙げられます。
せっかく売上を出しても経費が多いと、利益が出ないどころか赤字になってしまうことも。
必要な経費を見積もり、なるべき正確なキャッシュフロー計画を立てるようにしましょう。
3. 信用を失い個人で活動できなくなった
せどりでは、プラットフォームやバイヤーとの信頼関係が非常に重要です。
不正行為を行った場合、アカウント停止や出品制限などのペナルティを受けるリスクがあります。
また個人間での売買でも、不良品を送ってしまったり返品を繰り返したりすると信頼関係が崩れ、取引ができなくなってしまいます。
常に誠実な取引を心がけ、信頼関係を築くことが重要です。
せどりで独立に失敗する原因
せどりでの独立に失敗してしまう原因としては、次の2つがあげられます。
- 自己資金が乏しい
- 自己流で実践していた
1つずつ詳しく解説していきます。
自己資金が乏しい
手元の資金に余裕がない人は、独立に失敗してしまう確率が高くなるでしょう。
基本的にせどりでは、まず自分の資金で商品を仕入れなければ始まりません。
そのため、仕入れる資金が不足してしまうと売上を出せないだけでなく、生活を圧迫してしまうことも。
また、資金が尽きてくると精神的にも追い詰められてしまうので、冷静な判断ができないケースもあるでしょう。
自己流で実践していた
自己流で実践している人も、成功しにくい傾向にあります。
せどりに限った話ではありませんが、成功者の多くは成功している人の真似をして成果を上げています。
自己流で取り組んでいる限りは成功する要因やマインドを知る機会がないため、結果を出すのが難しくなるでしょう。
独立に成功している人の作業内容や心構えを常にインプットしながら、取り入れるようにしましょう。
せどりの独立に失敗しないための7つの対策
せどりの独立で失敗しないためには、次の7つを徹底しておきましょう。
- 各プラットフォームのルールを理解する
- 配送方法に関する規則を把握する
- 十分な資金を準備する
- キャッシュフロー管理を正確に行う
- 関わるすべての人に対して誠実に接する
- 独立に成功した人のせどり方法をマネする
- プラットフォームを分散させる
1つずつ詳しく解説するので、ぜひ実践してみてください。
1. 各プラットフォームのルールを理解する
プラットフォームごとに出品や配送、返品などそれぞれのフローにおいてルールが存在するため、しっかり理解しておきましょう。
万が一ルール違反してしまうと、アカウント停止などのペナルティを受ける恐れがあります。
一度ペナルティを受けると購入者にも悪い印象を与えてしまい、売上の低下に繋がりかねません。
また、プラットフォームのルールは定期的に変更されるので、最新情報を常に把握している状態にしましょう。
2. 配送方法に関する規則を把握する
販売する商品によって配送料や方法が異なるため、事前に確認する必要があります。配送料を正確に見積もりをするためには欠かせません。
せどりの配送料金は、以下4つの要素によって決められます。
- 大きさ
- 重さ
- 距離
- 厚さ
また、返品対応やクレーム対応の規則も、プラットフォームや配送会社によって異なります。
そのため、早急に対応できるように事前にルールを確認しておきましょう。
3. 十分な資金を準備する
万が一せどりで赤字が出てしまったとしても、生活できるだけの資金は確保しておきましょう。
せどりの売上が思うように振るわなかった場合、転職やアルバイトをしなければならないケースも出てきます。
せどりで上手くいかなかったときでも生活を安定させられるように、少なくとも1年分の費用は確保しておくといいでしょう。
まずは固定費にいくらかかっているのか、計算してみてください。
4. キャッシュフロー管理を正確に行う
資金不足の事態を未然に防ぐために、キャッシュフロー管理は正確に行うようにしましょう。
せどりは資金が多いほうが圧倒的に有利なビジネスです。
商品の仕入れや配送、返品対応など、売れるまでに多くの費用が発生します。
月末や年末など一定期間が過ぎたら収支を計算し、資金繰りが正しいか確認することが重要です。
収支表や家計簿など自分に合った方法で、計算できるようにしておきましょう。
5. 関わるすべての人に対して誠実に接する
せどりでは、仕入先や顧客との信頼性が非常に重要です。
特に仕入先といい関係が築けていると、お得な金額で仕入れられるケースもあります。
また、顧客への誠実な対応はレビューや口コミなどの評価に反映されます。
反対に、対応が悪いとマイナスな口コミが書かれてしまい、他のユーザーの不安を煽ることにも繋がりかねません。
長期的に売上を立てるために、目の前の顧客一人ひとりに誠実に対応することを、忘れないようにしてください。
6. 独立に成功した人のせどり方法をマネする
せどりで独立しようとしている人は、成功者のノウハウや経験を真似することから始めましょう。
せどりで少し稼げるようになってきた人にありがちなのが、基礎や成功のポイントを完全に無視して自己流を貫いてしまうことです。
結果が出ているなら問題ありませんが、自己流を貫く人の多くが安定した収益を得るまでに遠回りしています。
多少のオリジナリティを加えることは大切ですが、基本的には成功者のマネをすることを意識しましょう。
7. プラットフォームを分散させる
特定のプラットフォームで売上を立てられるようになってきたら、分散させることも意識してみてください。
せどりにはいくつかのプラットフォームが存在しており、それぞれ異なる特徴を持っています。
プラットフォームを1つに絞っていると販売商品に規制がかかったり、手数料が急激に上がったりなど、イレギュラーな状況に対応できません。
また、複数のプラットフォームを利用しておくことで、相場の比較や多くの商品に関する情報収集が可能になるメリットもあります。
せどりにある程度慣れてきたら少しずつ媒体を増やし、回転率を上げていきましょう。
せどりの独立を考えるタイミング
せどりで独立を考えるタイミングの目安としては、以下の3つが挙げられます。
- せどりで利益が30万に達した
- せどり以外に安定した収入源を確保している
- サラリーマンをやめたい
タイミングは人それぞれ異なりますが、1つの目安として参考にしてみてください。
せどりで利益が30万に達した
副業としてせどりを続けていた人が独立を考える1つの目安が、利益が30万円に達したときです。
副業から専業になるということは、2倍以上の作業時間を確保できます。
そのため、独立すると副業時代を大きく上回る利益が見込めるため、独立しても問題ないと判断できます。
ただし、あくまでも目安の金額として30万円を設定しているので、確保できそうな作業時間や目標とする金額を基に決めましょう。
せどり以外に安定した収入源を確保している
せどり以外にも収入を確保できているる状態であれば、会社を辞めてせどりに注力しても問題ないでしょう。
最近は副業ブームで、個人でもさまざまな収入源を持てるようになりました。
例えばせどりの収入が10万円、ほかの副業で10万円稼げていれば、本業の片手間で20万円稼げていることになります。
独立後、アルバイトや個人事業を含めて生活資金を十分に確保できそうであれば、すぐに独立を考えても問題ありません。
サラリーマンを辞めたい
独立を決めた多くの理由として挙げられるのが「サラリーマンをどうしても辞めたい」というものです。
残業が極端に多かったり、職場の人間関係などによるストレスが多かったりして、さまざまなストレスを感じる人も多いでしょう。
一方で「会社を辞めたら生活していけないのではないか」と怖くて、独立をためらう会社員の人も多いはずです。
毎月安定したお給料を受け取っている会社員の人が、独立に対して恐怖感があるのは普通のこと。
それでも環境を変えないことには、働くことによるストレスが減ることはありません。
「サラリーマンを辞めたい」は独立するうえでの立派な動機です。ぜひ、勇気を持って一歩踏み出しましょう。
せどりで独立する前にしっかり準備をしよう
せどりの独立で失敗してしまう人の多くは、そもそもリスクヘッジができていません。
独立している人、および考えている人が考慮すべき要素を以下にピックアップしてみました。
- キャッシュフロー管理はできそうか
- 生活資金は確保できているか
- 作業時間は確保できる
当然ながら、独立したからといってすべてのストレスがなくなるわけではありません。
全責任を自分で取りながらビジネスをしていくことになるため、会社員のときよりも、むしろストレス過大になることもあるでしょう。
それでも新しい生活や未来を勝ち取りたい人にとって、独立は最適な手段になることがあります。
1つの事業である以上、100%成功することはまずありません。しかし、入念な準備をして適切なタイミングで独立すれば、失敗したとしても最小限に抑えられるはずです。
ぜひ入念な準備の上で、せどりの独立に挑戦してみてください。