起業の選択肢におすすめされることが多い物販ですが、何を準備したらいいのかわからない人もいるのではないでしょうか。
物販での起業が勧められる理由は準備物が比較的少なく、だれでも始めやすいことが挙げられます。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、物販で起業する手順と準備物について詳しく解説します。
この記事を読むメリットは、以下の3つです。
メリット一覧
- 物販で起業するときに必要なものがわかる
- 起業の始め方がわかる
- 物販で起業するメリットがわかる
物販起業の基本的なステップや成功させるポイントも解説しているので、ぜひ最後までお読みください。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
クーリエ契約の方法をはじめ、記事動画100本以上の攻略ノウハウ、さらには売上管理&利益計算シートまで提供していますので、ぜひご登録ください。
物販で起業するために準備すべきもの
物販で起業をするには、下記の4つを準備する必要があります。
- 資金
- 起業に関する書類
- 販売アカウント
- パソコン
準備しておけばスムーズに起業できるので、ひとつずつ押さえておきましょう。
1. 資金
起業をするには、まず資金が必要です。
どんな商品を扱うかによって必要な資金は変わりますが、一人で起業する場合は10万円程度あれば安心でしょう。
物販において資金を使う場面は、以下のとおりです。
- 商品の仕入れ
- 梱包発送費
- 交通費
- 広告費
- 人件費
目標とする事業規模によって必要な資金額は異なるので、自分の事業計画に合わせて資金を見積もりましょう。
2. 起業に関する書類
個人事業主として起業することを、税務署に届け出なければなりません。この際に必要になるのが、個人事業の開業届です。
税務署へ届け出なくても起業はできます。
しかし、開業届を出しておけば青色申告の提出が可能になるので節税効果も期待できますし、手続きも簡単なので提出するようにしましょう。
書類は税務署や国税庁のWebサイトで入手でき、必要事項を記入して税務署に持参することで提出できます。
3. 販売アカウント
物販起業では、インターネットを活用して商品を販売することが一般的です。そのため、ECサイトなどの販売アカウントが必要になります。
主なECサイト
- eBay
- Amazon
- 楽天市場
- ヤフオク!
- メルカリ
- ラクマ
おすすめは僕がメインで利用しているeBayです。世界中に1億8000万人ものユーザーを抱えており、ビジネスチャンスは国内転売よりも大きいので、上手く取り組めばちゃんと稼げるようになります。
4. パソコン
パソコンも物販起業で準備すべき物のひとつです。
売れる商品のリサーチや在庫管理はもちろん、アカウントの運営や商品画像の編集など、使い道は多岐に渡ります。
パソコンを選ぶ際には、使用目的に合ったスペックのものを選ぶことも重要です。
とはいえ、インターネットを問題なく閲覧でき、表計算ソフトがスムーズに動くレベルのパソコンで問題ありません。
最新型をわざわざ購入する必要はなく、手持ちのパソコンで大丈夫です。
物販はスマホやタブレットだけでできなくはありませんが、パソコンがあったほうが圧倒的に効率がよくなります。必ず準備しましょう。
物販で起業するメリット3つ
物販で起業するメリットは大きく分けると以下の3つです。
- 知識がなくても起業しやすい
- 店舗を持つ必要がない
- 独学で勉強しやすい
ひとつずつ解説します。
1. 知識がなくても起業しやすい
物販起業の最大のメリットとして、特別な専門的知識が不要であることが挙げられます。
上述した準備物さえあれば、専門知識や特別な技術がなくても起業できるのは大きな魅力と言えます。
もちろん、規模を大きくしたり利益を拡大したりする過程で、価格設定や販売戦略に関する知識があったほうがいいのは事実です。
また、取り扱う商品によっては専門知識がないと難しいこともあります。
とはいえ、専門知識不要で取り扱える商品は数多くあり、また販売戦略などは販売しながら身につけていけば問題ありません。
2. 店舗を持つ必要がない
オンラインを主戦場とした物販の場合は、店舗を持つ必要がありません。
店舗を持つとなると賃貸契約や家賃、内装工事などのコストがかかり立ち上げ資金が必要になります。
しかし、店舗を持たないことで初期費用やランニングコストが抑えられ、ビジネスを始めるハードルが下がります。
はじめのうちは、商品の保管や発送も自宅で保管できる範囲で取り組めばいいので心配無用です。
3. 独学で勉強しやすい
近年では物販ビジネスに関する情報も多く出回っており、自分で勉強しやすいこともひとつのメリットです。
本屋やインターネットでは商品の選定や仕入れの方法など、幅広く多くの情報が得られるため、知識ゼロの初心者でも独学で学べます。
実際に当サイトでも、物販に関するノウハウを発信しています。これから物販に取り組む人は、ぜひ参考にしてみてください!
初心者が物販で起業するための3ステップ
初心者が物販で起業するための3ステップは、以下の通りです。
- まずは副業としてはじめてみる
- 物販収入で独立できるかシミュレーションする
- 規模を拡大して物販で起業する
順番に見ていきましょう。
1. まずは副業としてはじめてみる
新たに物販で起業しようと考えているなら、まず副業から始めることをおすすめします。
知識や技術がなくても始められるとは言え、いきなり物販のみで生計を立てられる人はほんの一握りです。
しかし、副業として始めればリスクを最小限に抑えながら、物販の仕組みや流れを学べます。
利益を得られれば、そのまま起業資金にできます。
まずは副業として物販を始め、収益を確認しながら物販のノウハウを身につけていきましょう。
2. 物販収入で独立できるかシミュレーションする
副業として物販を行い、安定して利益が出るようになったら、物販収入で独立できるかをシミュレーションしてみましょう。
具体的には物販の業務による売上と支出を把握して、利益額を計算すれば生活していけるかどうか、シミュレーションができます。
注意点は、物販ビジネスの収益は毎月一定ではなく、季節や需要によって変動することです。
収益の最高額ではなく、長い期間を取って確実に稼げるであろう金額を基に考えるといいでしょう。
3. 規模を拡大して物販で起業する
副業の期間を経て「物販の収入だけで生活できる!」と思ったら、いよいよ起業です。目安となる起業のタイミングは、以下の3つが挙げられます。
- 貯金が生活費の半年分以上ある
- 複数の物販アカウントがある
- 30万円程度の売上を安定して上げられる
副業から独立する人によくある失敗談のひとつが、無計画に会社を辞めて生活が立ち行かなくなってしまうことです。
最初のうちはいくら頑張っても、ほぼ利益が残らないという事態も考えられます。
独立前には最低でも半年分、余裕を持たせて一年分の生活費を確保しておけば、安心して物販に取り組めます。
あとは個人の目標や本業との兼ね合いによって、決めるようにしましょう。
物販で起業する際の注意点
物販で起業する際の注意点は以下の4つです。
- 軌道に乗るまでに時間がかかる
- 競争相手が多いことを理解する
- 初期でも資金や労力が必要
- 会社を辞めるときは計画的に
ひとつずつ解説するので、起業の際の参考にしてみてください。
軌道に乗るまでに時間がかかる
物販ビジネスが安定して収益を上げるまでには、時間がかかることを理解しましょう。
物販はビジネスを始めるまでのハードルが低いため、簡単に稼げると思われがちです。
しかし、最初の段階では収益が少なく、成果を上げるまでには時間がかかることが一般的です。
誰でも簡単に始められるからこそ、ライバルは他の業種よりも多いうえに、売れやすい商品にも需要の波があります。
成功までの道のりには忍耐力と継続的な努力が必要です。焦らず、計画を立て、着実に事業を育てていきましょう。
競争相手が多いことを理解する
物販ビジネスは知識やまとまった時間がなくても簡単に始められるため、多くの競争相手がいます。
さらに、ある程度専門の分野や知識があれば高収入も見込めるので、あらゆる人材が参入してきています。
そのため、ライバルが多いために買い手の目に留まらず、商品が売れないことはよくある話です。
しかし、競争相手と差別化したり、独自の価値を生み出したりできれば、逆に独占することも可能です。
ライバルに勝利できるような戦略を常に考えながら、取り組むようにしましょう。
初期でも資金や労力が必要
物販は商品を仕入れてから始める仕組み上、資金や労力が必要な事業です。
具体的には規模が小さい初期段階でも、商品の仕入れや管理など、さまざまな費用が必要になります。
また、仕入れや在庫管理にかかる労力に加え、どの仕入れ先や販売先がいいのかなどをリサーチするのも重要な仕事です。
始めたばかりの初心者にとっては大変な作業ですが、逆に言えば、十分な資金と労力を費やせばうまくいく可能性は十分にあります。
利益を大きくしていくためには、資金と労力を惜しまないことも重要な考え方です。
会社を辞めるときは計画的に
物販に限らず、いざ会社を辞めて起業するとなると一定のリスクを伴います。そのため、計画を持って慎重に決断する必要があります。
会社を辞める前に確認すべき点は、以下の4つです。
- 資金が十分か
- 物販の収入は継続して得られるか
- 起業後の生活がイメージできているか
- 退職手続きが適切に行えそうか
上記のほかにもさまざまな状況を想定しておけば、起業後の活動が楽になります。
リスクを抑えてスムーズに独立するために、資金面などで不安をなくし、計画的に行動しましょう。
物販の起業で成功するコツ
物販の起業で成功するコツは、以下の3つです。
- 収支管理を徹底する
- 常に情報収集する
- 行き詰まったらプロに相談する
これから物販に取り組む人は、ぜひ参考にしてみてください。
収支管理を徹底する
物販に限らず、どんなビジネスでも収支管理の徹底は重要な要素です。
物販では商品の仕入れ費用や広告費、物流コストなどの支出を明確に把握し、売上とのバランスを確認することが重要です。
収支確認は経費の見直しや収益の最適化にもつながるので、利益を拡大するための欠かせないプロセスと言えます。
自分でやるのが難しい、面倒くさいという初心者の人は、プロの税理士やソフトウェアを使って外部委託するのもひとつの手です。
しかし、物販ビジネスを成功させるためにはお金の流れを知ることも重要なので、まずは自分で管理してみましょう。
常に情報収集する
物販で成功するためには最新のトレンドを追ったり、市場の動きを把握したりすることが重要です。
物販業界は競争が激しく、ライバルも多いので、情報収集を怠るとすぐに置いて行かれてしまいます。
とくにトレンド商品を扱いたい場合はあっという間に時代遅れになってしまうので、スピーディに対応しなければなりません。
また、物販に関する法律や規則も日々変化しています。
SNSなどを使って市場の動きや同業者の動向をチェックして、最新の情報を入手しましょう。
行き詰まったらプロに相談する
行き詰まった時にはプロのアドバイスやサポートを受けることも重要です。
相談先として有効なのは、コンサルや起業家のコミュニティなどです。
法務や会計の専門家に相談すれば、法的な問題や税務上の問題も解決できます。
プロに相談することで自分の中になかった知識や視点が得られ、問題の解決に繋がります。
困ったときは積極的にアドバイスを受けてみましょう。
物販に必要なものをしっかり準備して起業を成功させよう!
物販は他の事業に比べると専門知識などが不要なため、必要なものや始め方さえ理解していれば、すぐにでも取り組めます。
物販の起業で失敗しないためには、入念な準備が必須です。まずは副業から始めて準備を進め、シミュレーションができたら起業してみましょう。
どうしても行き詰まった際は市場や競合を調査してみたり、時にはプロに相談してみたりすることで、ピンチを切り抜けられます。
物販に限らず、起業は簡単に成功するものではないので、日々試行錯誤しながら取り組むことが大切です。
自分が叶えたいことを実現するための手段として、ぜひ物販の起業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。