「物販ビジネスは怪しい」という評判を聞いたことがある人は、多いのではないでしょうか。
物販ビジネスは決して怪しいものではなく、スーパーやコンビニと同じように商品を仕入れて販売する合法なビジネスです。
しかし、一部の悪質な人のせいで怪しいイメージを持たれているのが現状です。
また、物販をきっかけにした詐欺も横行しているので、取り組む際は注意しなければなりません。
詐欺の手口や見分け方を知っておけば、安全に物販ビジネスを始められます。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、怪しいビジネスの見分け方や巻き込まれたときの対処法について、詳しく解説します。
この記事を読むメリットは、以下の3つです。
メリット一覧
- 怪しいビジネスを見分けられる
- 詐欺にあった時のスムーズに対処できる
- 安全に物販ビジネスをするポイントが把握できる
物販ビジネスは安全に行えば、大きな利益が期待できます。
余計なトラブルに巻き込まれることなく利益を出すために、ぜひ最後までご覧ください。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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物販ビジネスが怪しいと言われる4つの理由
物販ビジネスが怪しいと言われる理由は、以下の4つです。
- 物販に関連する詐欺が存在するから
- イメージが悪い
- やり方を間違えると利益が出ないから
- 販売サイトの規約を破る人がいるから
ひとつずつ解説していきます。
1.物販に関連する詐欺が存在するから
物販ビジネス自体は安全である一方で、詐欺が存在するのも事実です。
代表的なものとして「絶対に儲かる」などの誇大広告を掲げるコンサルティング詐欺が挙げられます。
物販ビジネスにおけるコンサルティング詐欺には高額な初期費用が必要なのに反し、大したサポートをしてくれないという特徴があります。
しかし、コンサルティングの中には正しい知識を教えてくれる人も多くいるので、見分けることが重要です。
むしろ、適切なコンサルティングを受けられれば、今以上に利益を伸ばせる可能性があります。
2. イメージが悪い
利益目的で商品を買い占めるセラーが後を絶たないために、イメージが悪くなっている現状もあります。
物販ビジネスは商品を安く仕入れて高く売ることで利益を出すという仕組み上、人気商品などの買い占めが起きてしまいます。
例えばコロナ禍では、マスクやアルコールが買い占められ、高額で転売されたことが社会問題になりました。
上記以外にも、世間がせどりに対してネガティブな印象を持つことが度々あるために「怪しいビジネス」と思われてしまうのです。
3.やり方を間違えると利益が出ないから
物販ビジネスはやり方を間違えると利益が出にくいために「儲からないビジネスだ」と認識され、怪しいイメージを持たれることもあります。
物販は他のビジネスよりも初期費用が少額で済み、リスクも小さいので副業からスタートして大きな利益を上げた例は少なくありません。
しかし、誰でも始められるがゆえにリサーチや仕入れ先・販売先の選択を自己流でやってしまい、失敗する人も多くいます。
うまくいかなかった人が多いために、物販ビジネスは儲からない・怪しいという印象につながっているのです。
4.販売サイトの規約を破る人がいるから
物販ビジネスでは、Amazonやメルカリといったプラットフォームで商品を販売し、それぞれ規約が定められています。
しかし、マナーの悪いバイヤーの中には規約を破って違法に利益を上げようとする人もいるために、怪しいと思われてしまいます。
規約違反をしてしまうとアカウント停止などの処置が取られるものの、利用停止になるまでルール違反を繰り返す人も少数ながらいるくらいです。
規約やモラルを破る人がいるために、物販ビジネスは悪いイメージを持たれてしまい、怪しいと言わているのです。
物販ビジネスにおける詐欺の手口
物販ビジネスが怪しいと言われる理由の一つに、関連する詐欺が横行していることが挙げられます。
物販ビジネスにおける一般的な詐欺の手口は、以下の2つです。
- 金額に見合わない情報商材を売る
- 高額のツールを買わされる
具体的にどのような手口か、それぞれ解説します。しっかり理解して、自分が巻き込まれないようにしましょう。
金額に見合わない情報商材を売る
物販ビジネスを始めたばかりの初心者は、商品リサーチの方法や仕入れ先の選び方など、いろいろな情報を必要としています。
そんな初心者に、金額に見合わない情報商材を売りつけるという手口があります。
情報商材はSNSやWeb広告、ブログなどさまざまなところで掲載されており、閲覧者の目を引くために魅力的な宣伝がされています。
しかし、情報商材の大半は残念ながら、金額に見合った有益な内容ではありません。
また、はじめのうちは安価でも、次第に高額な支払いを要求してくるケースもあります。
手っ取り早くノウハウを知りたい気持ちもわかりますが、初心者のうちは焦らず無料のものを活用していきましょう。
高額のツールを買わされる
物販についての知識が乏しい初心者は、高額のツールを買わされることもあります。
初心者のうちは何をしたら儲かるのかわからず、中には「高額ツールがないと儲からない」と思っている人もいるのではないでしょうか。
実際に物販初心者に大量の融資を組ませるなどして、高額のツールを売る詐欺も多くあります。
何もわからないからと言って焦って買うのではなく、入念にリサーチや下調べをしたうえで、本当に必要だと思った物にお金を使うようにしましょう。
高額ツールによる詐欺は、物販ビジネス詐欺のなかでもとくに被害額が大きくなりやすいので、気を付けましょう。
怪しい物販ビジネスの見分け方
物販ビジネスを始めるにあたって、怪しいことに気づけないと巻き込まれてしまいます…。
しかし、いくつかのポイントに気をつければ見分けられるので、安心してください!
押さえるべきポイントは、以下の3つです。
- 口コミや評判をチェックする
- 情報の詳細を確認する
- 返金保証やお試し期間を確認する
ひとつずつ丁寧に解説します。
1.口コミや評判をチェックする
SNSやサイトで検索すれば、口コミや評判を容易にチェックできます。
一つひとつ確認して、詐欺被害に遭っている人はいないか、信頼できる商品かを見極めましょう。
極端に評価が低かったり、レビューが少なかったりする商品は詐欺の可能性が高いので、購入しないようにしてください。
とはいえ、すべての口コミの信憑性が高いわけではありません。
評価者によっては販売者への妬みなど商品以外の理由で低評価にしたり、逆に企業に頼まれて高評価を付けたりする場合もあります。
複数のサイトを見て、自己判断できるようにしましょう。
2.情報の詳細を確認する
サイトなどに販売元の情報が明記されているか確認することも、忘れないようにしてください。
最低でも、以下の3つの情報は必ず押さえておきましょう。
- 法人番号(法人の場合)
- 所在地
- 電話番号
法人番号とは、国税庁から各法人に割り振られる13桁の番号のことで、販売元の信頼性を確かめる指標になります。
つまり、法人番号が明記されていない場合は、かなり怪しい販売元だと言えます。
所在地や電話番号はトラブルになった際に必要な情報なので、メモやスクリーンショットで控えておきましょう。
3.返金保証やお試し期間を確認する
返金保証やお試し期間がある商品は、安全なことが多いです。
返品されてしまうと販売元は利益を得られないことから、返金保証などがある商品が詐欺である心配はしなくてもいいと言えます。
仮に詐欺であってしまっても、返金保証やお試し期間を活用すれば被害を最小限に抑えられます。
商品が高額な場合ほど損をしないために、必ず確認しておきましょう。
物販ビジネスで詐欺被害にあったときの対処法
物販ビジネスで詐欺被害にあったときの対処法は、以下の3つです。
- クーリングオフを活用する
- カードの利用を停止する
- 専門家に相談する
いざというときに対処できるようになるために、ひとつずつ押さえておきましょう!
1.クーリングオフを活用する
クーリングオフとは、契約を締結した後でも一定期間なら無条件で解約ができる制度のことです。
訪問販売やネットワークビジネスなど、冷静に判断できないまま契約してしまった消費者のために作られた制度です。
とはいえ、すべての取引でクーリングオフができるわけではないので、まずは自分が契約した商品がクーリングオフできるかどうか調べてみてください。
契約から8日以内なら、無条件で解約できます。詐欺だと気づいたら、できるだけ早く行動しましょう!
2.カードの利用を停止する
クレジットカードの情報を教えてしまった場合は、カード利用停止の手続きをしてください。
商品が詐欺だと判明した場合、抗弁書を提出することで支払いを停止できます。
カードの利用を停止すれば詐欺商品の代金に加えて、不正利用による二次被害も防げます。
銀行口座の番号などを教えてしまった場合も同様です。
早めに行動しないとお金を取り戻せない可能性もあるので、詐欺だと判明したらすぐにカードの利用を停止しましょう。
3.専門家に相談する
詐欺被害に遭ったときは、専門家に相談することも重要です。
消費者ホットラインの「188」は消費者トラブルの相談を受けられ、最寄りの消費生活センターにつないでもらえる窓口です。
詐欺だとわかったときはもちろん、怪しいと感じたら、まず消費者ホットラインに相談しましょう。
消費者センターだけでは解決しなかった場合、弁護士に相談することもできます。
また、大きな被害がある場合は、警察へ被害届を提出することになります。
詐欺被害の相談窓口は「♯9110」にかければつながるので「これってもしかしたら詐欺かも」と感じた場合でも、気軽に電話してみてください!
物販ビジネスを安全に行うポイント
物販ビジネスを安全に行うポイントは、以下の3点です。
- 販売サイトの規約を守る
- ビジネスの基礎を理解する
- 小規模から始める
わかりやすく解説するので、しっかり把握しておきましょう!
1.販売サイトの規約を守る
物販ビジネスで利用する販売サイトでは、ユーザーが安心してプラットフォームを利用するために利用規約が定められています。
規約を破ってしまうとアカウント停止などの処分を受けてしまうので、しっかり押さえておきましょう。
規約の例としては、それぞれ出品してはいけない商品があったり、無在庫販売を禁止していたりなどがあります。
法律に関わる事柄に限らず、そのプラットフォーム独自の規約も存在します。
安全にビジネスを続けられるように、物販ビジネスを始める際には必ず目を通すようにしましょう。
2.ビジネスの基礎を理解する
物販は手軽に始められることに反して、実際は本格的なビジネスです。
とくに物販では、販売者・購入者・世間が喜ぶような三方良しの関係を理解することで、継続性のある健全なビジネスを展開できます。
また、利益を得る仕組みを正確に把握しておくことも重要です。
実際に自分の手を動かしながら理解していきましょう。
3.小規模から始める
物販を始める際は小規模から取り組み、徐々に大きくしていくイメージを持ちましょう。
何もわからないまま高額のツールや商材を購入しようとすると、先ほど紹介したような詐欺に引っかかってします。
初心者のうちは無料で入手できる情報やツールを使いながら、取り組みましょう。
また、仕入れをする際も借金するのではなく、自分の貯金で購入できる範囲で留めることも大切です。
有料のツールを使うのは、利益が出始めた段階からで問題ありません。
なお、初心者が物販で起業するための準備物や手順については「物販で起業したい!初心者が起業するための手順と準備物・メリットを解説!」の記事で解説しています。ぜひご覧ください。
怪しいビジネスを見極めて、安全に物販ビジネスをしよう!
物販ビジネスが怪しいと言われるのは、関連する詐欺が存在したり、一部セラーのマナーが悪かったりすることなどが挙げられます。
詐欺については見分け方が明確にあるので、安全に取り組むことは十分に可能です。
万が一詐欺に巻き込まれたときは、クーリングオフなどの制度や、専門家の力を借りて解決しましょう。
また、物販ビジネスに取り組んでいるあなた自身が「怪しい」と言われないためには、プラットフォームの利用規約を守りながら取り組むことです。
物販ビジネスはスーパーやコンビニなどの卸売店がやっていることを、個人事業に落とし込んだ合法のビジネスです。
怪しいどころか初心者にとっても取り組みやすいビジネスなので、ぜひ挑戦してみてください!