
ブランド品は日本国内はもちろん、海外でも安定した需要があるため、せどりにおいても注目されています。
しかし、偽物が多いなどブランド品ならではの難しさもあるため、特に初心者は避けた方がよい場合もあります。
そこで今回は、現役輸出プレイヤーであるゆうきが、ブランドせどりを始めるときに知っておきたいことを詳しく解説します。
この記事を読むメリットは、以下の3つです。
メリット一覧
- ブランドせどりのメリットがわかる
- 売れない原因や対策がわかる
- 仕入れ先や販売先がわかる
ブランドせどりで稼ぐコツについても詳しく解説するので、これからブランド品を扱ってみたいと考えている人はぜひ最後までお読みください。
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ブランドせどりとは
ブランドせどりとは、人気のハイブランド品などを仕入れて転売するビジネスのことです。
ストリートブランドやハイブランドに人気があり、安定して売れやすく利益を確保しやすいのが特徴です。
ブランド品は種類が多く、中古品にも人気があるため、さまざまなカテゴリの商品が扱えます。
また、自分の好きなブランドの商品を販売したり、ブランドについての知識を活かせたりするのも魅力の1つです。
ただし、偽物を仕入れる可能性などリスクも高いため、ブランドせどりをおこなうときはメリットやデメリットをよく検討した上で取り組むとよいでしょう。



ブランドせどりの3つのメリット
ブランドせどりのメリットを、もう少し詳しくみていきましょう。ブランド品を扱うメリットは大きく以下の3つです。
- 安定した需要がある
- 利益率が高い
- 幅広い商品を扱える
詳しく解説していきます。
1. 安定した需要がある
ブランド品を扱う大きなメリットは、新品・中古を問わず高いニーズが常にあるため売れやすいことです。
例えば、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の定番柄やエルメス(HERMÈS)のバッグなどは、長年のブランド力から根強い人気があります。
また中古品も変わらない需要があり、トレンドに左右されにくい点やブランドの価値が大きく変わらない点も魅力のひとつです。
日本だけでなく海外にも安定した需要があるため、販路の選択肢が増えるのもメリットと言えるでしょう。
2. 利益率が高い
ブランド品はそもそも商品の価格帯が高いため、高い利益率を保ちやすいという特徴があります。
コラボ商品や限定品はプレミア価格になることも少なくないため、取引数が少なくても十分な利益を確保できます。
また、ブランド品の特徴として中古品の方が価値が上がるケースもあるため、ほかのせどりと違って「安く仕入れる」にこだわらなくても稼げるのがポイントです。
3. 幅広い商品を扱える
ブランド品は種類が多く、幅広い商品を扱えます。また、人気商品が多いので、資金の状況に合わせて仕入れる商品を選べるのも大きなメリットです。
バッグやスニーカーだけでなく古着や小物・時計など海外からの需要が高いものや、小さくて送料を安く抑えられるものもたくさんあります。
トレンドや季節などに合わせて扱う商品を変えられるので、売れやすい商品に絞ったり人気商品のみを扱ったりすることで、リスクを抑えながらブランド品販売に取り組めるでしょう。



ブランドせどりが売れないと思われる5つの理由と対策
ブランドせどりは初心者にはハードルが高く、なかなか売れないこともあります。理由は大きく以下の5つです。
- まとまった資金が必要
- 目利きやブランドの知識が必要
- 中古品は資格がないと販売できない
- プラットフォームごとのルール把握が欠かせない
- 売れる商品を常にリサーチし続けなければいけない
詳しい理由と、どうすれば売れるようになるのか、その対策も見ていきましょう。
1. まとまった資金が必要
ブランド品は中古品であってもある程度の価格帯となるため、仕入れ費用が高額になりがちです。
資金が少ない初心者にはチャレンジするのが難しく、資金の確保がポイントになるでしょう。
仕入れができても売れない商品が1つあるだけで資金繰りが悪化してしまうケースも少なくないため、資金が少ないときは特に慎重になるべきです。
資金不足が心配なときは、以下の3つの対策がおすすめです。
- 1万円以下で仕入れられるアイテム(小物・型落ち・状態Bなど)から始める
- 売れ筋・高回転商品を扱う
- 低単価で高回転の商品を扱い経験と実績を積む
資金が限られているときは無理な仕入れをせず、在庫を抱えすぎないようするなど工夫してチャレンジしてみてください。
2. 目利きやブランドの知識が必要
ブランド品は偽物も多く出回っているため、正しい知識や目利きの技術が欠かせません。
信頼できる仕入れ先を複数開拓する必要がありますが、最初は「真贋保証のある店舗」や「実績のある中古市場」などを利用するのがおすすめです。
知識がない場合は、ブランドごとの定番商品や定価、相場を日常的にリサーチし、基礎知識を身につけることから始めましょう。
ネットオークションやフリマの取引履歴などをリサーチすれば、現在売れている商品の傾向を把握できます。
偽物が多いブランド(CHANEL、GUCCIなど)には特に注意し、初心者のうちはあえて避けるという選択も検討してみるとよいでしょう。
3. 中古品は資格がないと販売できない
中古のブランド品を仕入れて販売する場合は、古物商許可が必要です。
古物商許可がないと仕入れできない仕入れ先(古物市場など)もあるため、事前に取得しておきましょう。
古物商許可の取得には2万円ほどの費用がかかりますが、取得しておくことで仕入れ先を拡大できるだけでなく、出品者としての信頼度も上がります。
古物商許可は、都道府県の公安委員会(警察署)で取得できますが、日数がかかるためあらかじめ手続きしておくことが大切です。
申請から1ヶ月ほどかかることも少なくないため、中古品を仕入れる場合は準備を怠らないように注意しましょう。
4. プラットフォームごとのルール把握が欠かせない
ブランド品の取り扱いに関してはプラットフォームごとにルールや審査基準があるため、事前に確認してから販売することが大切です。
- Amazon
⇨真贋調査が厳格。納品書や仕入れ先の明示が求められることがある - eBay
⇨初心者の無許可出品が規約違反とみなされ、アカウント停止になるケースがある - メルカリやラクマ
⇨出品のハードルは低いが、偽物への通報やトラブルが起きやすい
販売予定のプラットフォームは、事前に「ブランド品に関する出品ルール」や「真贋に関するガイドライン」を必ず確認しておきましょう。
AmazonやeBayなど真贋チェックがある媒体では、正規販売店や古物市場など、仕入れ証明が取れるルートを選んで仕入れることも大切です。
初心者のうちは、規制の少ないメルカリ・ヤフオク、低単価のブランドからスタートして実績や経験を積むのもおすすめです。
5. 売れる商品を常にリサーチし続けなければいけない
ブランド品はモデルチェンジやトレンドで価値が変動することもあるため、昨日まで売れていた商品でも数週間後には売れなくなることもあります。
そのため、利益の出る商品を見極める力が継続的に求められ、常に最新情報をリサーチし続けなければならないのがデメリットです。
売れ筋やトレンド商品は、メディアやSNS、BUYMAなどから日常的にチェックし、仕入れ前に市場のチェックをおこなうことをルーティン化しましょう。
オークファンやフリマアプリの「いいね数」や「売り切れ件数」などをリサーチし、人気商品を可視化することでリサーチしやすくなるはずです。
ブランドせどりの仕入れ先
ブランドせどりの主な仕入れ先は、以下の通りです。
- 国内正規代理店
- ECモール
- 国内外のファッションサイト
- リサイクルショップ
- ブランド買取店
- 海外での買い付け
- 古物市場
- 業者向けオークション など
ブランド品を仕入れられる場所は複数ありますが、販売先や自分のレベルに応じた仕入れ先を選ぶことが重要です。
例えば初心者なら、真贋チェック済みのブランド買取店や正規代理店を利用したり、保証のあるルートを利用するのがおすすめ。
中にはHERMÈSやCHANEL、LOUIS VUITTONのように、転売目的の購入を禁止しているブランドもあります。
転売が発覚すると購入を制限されたり、ブラックリストに入れられたりする可能性もあるため、注意して仕入れましょう。
ブランドせどりの販売先
ブランドせどりの主な販売先は、以下の通りです。
- ヤフオク
- メルカリ
- Amazon
- eBay など
ブランド品を販売するときは、ユーザー層と取り扱うブランドのターゲット層を合わせるのがポイントです。
初心者なら利用者が多く売れやすい、ヤフオクやメルカリなどからのスタートがおすすめ。
慣れてきたらヤフオクなどで高単価商品を扱ったり、eBayなどで海外に向けて販売してみましょう。
仕入れ先と同様に、販売先も複数持っておくことでリスクヘッジができ、安定した収益を目指せます。
特に、日本のブランド品が高値で売れやすいeBayはおすすめの販売先のひとつです。
海外輸出が初めての人向けに、eBay輸出を基礎から学べるメルマガも発信していますので、ぜひ登録してみてください。
ブランドせどりで稼ぐ5つのコツ
ブランドせどりで効率よく稼ぎたいなら、次の5つに注目してみてください。
- 売れ筋商品を扱う
- 中古品はリペアする
- 付属品を揃えて販売する
- 商品状態を詳しく記載する
- 最新情報をチェックする
ブランドせどりで失敗しないためにも、意識したい点を詳しく解説していきます。
1. 売れ筋商品を扱う
ブランド品せどりで効率よく稼ぐなら、人気ブランドの中でも特に売れ筋商品に注目しましょう。
回転率が低い商品を扱うと資金繰りが悪化しやすくなるため、利益率だけでなく売れやすさを重視することが大切です。
ブランドのトレンド商品は変わりやすく、季節やSNS、インフルエンサーなどの影響を受けやすいという特徴もあります。
数か月単位で人気が入れ替わることもあり、スピード勝負になることも多いのでリサーチを怠らないようにしましょう。
2. 中古品はリペアする
ブランドの中古品を扱うときは、リペア技術を身につけるのもおすすめです。
使用感があるものや傷がついているものもリペアしてから売れば高値で売れるため、高い利益率を維持しやすくなるからです。
クリーニングなどの簡単なリペア作業なら5〜10分程度でおこなえますし、必要な道具を揃えてもそれほど大きな負担にはなりません。
ただし、最初は角が擦れた商品や軽い傷がついたものなど、修理しやすい商品を選んで仕入れることが大切です。
自分では修理できない商品を仕入れてしまうとリペアを外注しなければならず、余計なコストが発生してしまいます。
また、そもそも補修できないものもあるので、リペアできるかの見極めは慎重におこなってください。



3. 付属品を揃えて販売する
ブランド品は専用の箱やショッパーなどの有無で価値が変わるため、付属品を揃えて販売することで売れやすくなり利益率も高くなります。
特にギャランティーカード(保証書)は、購入した商品が正規品であるという証明になります。
粗品など、購入時にもらえるものなども揃えて販売するのがおすすめです。
付属品が揃っていない商品は安く仕入れられますが、その分販売価格も下がってしまうので注意して取り扱いましょう。
4. 商品状態を詳しく記載する
ブランド品は、通常商品よりも商品状態を詳しく記載し、写真などを多く掲載することでより売れやすくなります。
特に中古品の場合は少しの傷でもトラブルになりやすいため、写真や動画などを活用し、傷などが確認しやすいように工夫しておくことが大切です。
付属品の有無だけでなく、においやべたつき、シミ・傷などの有無をしっかり記載しておきましょう。
出品時の手間はかかりますが、丁寧に記載しておくことで購入者からの問い合わせが少なくなります。
トラブルになるリスクも抑えられ、販売者としての信頼度もアップするので、一手間かけることを惜しまないようにしましょう。
5. 最新情報をチェックする
ブランド品は情報収集が肝となるため、人気商品の発売日や販売情報などの最新情報のチェックが欠かせません。
SNSなどから早めに入荷情報をチェックするなど、情報収集を欠かさないようにしましょう。
公式サイトや公式SNSなど、信頼できる情報源を使うのがポイントです。
また、インフルエンサーの発信や情報サイトからも簡単に最新情報をチェックできます。
特に、扱うブランドのメールマガジンや会員登録は必須です。先行販売やセール、再販情報が配信されることも多いので、気になるブランドは先に登録を済ませておきましょう。
ブランドせどりは稼げる!人気商品や売れ筋を扱ってみよう
ブランド品は通常の商品に比べると価格帯や利益率の高さ、国内外から安定した需要があることが魅力のひとつです。
また中古品にも需要があり価値が下がりにくく、商品カテゴリやアイテム数も多いため利益商品を見つけやすいです。
しかし、偽物が多いため知識や目利きの技術が求めらることやまとまった資金が必要など、ブランド品ならではの扱いにくさもあるため、初心者にはややハードルの高い分野ともいえます。
売れ筋商品のリサーチをしっかりおこない信頼できる仕入れ先を利用すれば、初心者でも利益を出せるビジネスです。
情報収集を怠らないようにし、最初は小さく始めるなどリスクをできるだけ抑えながらチャレンジしてみてください。