数字が苦手だったり利益の計算が面倒だったりと、売上管理に苦手意識を持つ方は少なくないでしょう。
しかし、適切な売上管理を行えば、せどりビジネスで安定した収益を上げやすくなります。
売上管理を適切に行うことは、ビジネスの効率化や利益率の向上につながります。
本記事では、現役輸出プレイヤーであるゆうきが、せどりで売上管理を行う具体的な方法やテンプレートの作成方法を解説します。
メリット一覧
- せどりの売上管理の具体的な方法がわかる
- 売上管理を成功させるコツがわかる
- 売上管理をはじめられる
売上管理に苦手意識がある人は、ぜひ参考にしてみてください!
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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せどりで売上管理する方法3選
せどりで売上管理する方法は、以下の3つが代表的です。
- エクセルやスプレッドシートでテンプレートを作成する
- 売上管理アプリを活用する
- 手書きで紙に管理する
ひとつずつ特徴を説明していくので、取り組みやすい方法を見つけてみてください。
1. エクセルやスプレッドシートでテンプレートを作成する
売上管理を行ううえで、エクセルやGoogleスプレッドシートは強力なツールとなります。の項目を設定し、テンプレートを作成しましょう。
この方法は、カスタマイズ性が高く、自分のビジネスに合わせた管理が可能です!
テンプレートを作成する際は、以下の項目を用意する必要があります。
売上管理に必要な項目
- 商品名
- 仕入れ値
- 販売価格
- 手数料
- 利益 など
また、エクセルやスプレッドシートの利点は、自動計算機能や関数を活用できる点です。
たとえば、販売価格と仕入れ値、手数料などを入力すると、自動的に利益や利益率が計算されるように設定できます。
またデータの並べ替えや抽出、グラフ化なども簡単に行えるため、売上データの分析にも役立つでしょう。
レイアウトの変更も簡単かつ自分好みに設定できるのも、人によっては大きな利点に感じられるはずです。
2. 売上管理アプリを活用する
売上管理に特化したアプリやツールを活用するのも効果的です。
「プライスター」や「セラースケット」などが代表的です。
せどりに特化したツールもあり、在庫管理や利益計算などの機能が充実しています。
アプリによって売上データの分析や可視化、レポート作成などの機能を備えているサービスもあります。
事前にどんな機能があるか、幅広くリサーチしておくことをおすすめします。
ただし、有料のサービスが多いので費用対効果を考慮し、自分のビジネスの規模やニーズに合ったものを選ぶことが大切です。
3. 手書きで紙に管理する
アナログな方法ですが、手書きで紙に売上を管理するのもひとつの方法です。
帳簿に必要な項目を記入し、計算はそろばんや電卓を使って行います。
デジタルツールが苦手な人や、小規模なせどりを行っている人に適しています。
手書きで売上管理を行う利点は、シンプルで電子機器に頼らずに管理できる点です。
また、手書きで記録することで、売上の流れを体感的に理解しやすくなるかもしれません。
ただし、手書きで管理する際は以下の点に注意してください。
- 計算ミスが起こりやすく、誤りを発見しにくい
- データの集計や分析には手間がかかる
- 紙の帳簿は紛失や破損のリスクがある
紛失や破損については対策として、定期的にコピーを取ることが挙げられます。
とはいえ、紙での管理となると大量の売上データを扱う場合は非効率的である点は否めません。
今後ビジネスの規模が大きくなることを見据えて、早い段階からエクセルやアプリによる管理へと移行していくことをおすすめします。
せどりの売上管理テンプレートの作成方法4ステップ
売上管理テンプレートの作成方法を4ステップで解説します。
- 必要な項目の洗い出し
- 入力ルールの設定
- テンプレートのレイアウト設計
- テンプレートの運用とメンテナンス
テンプレートを作成するための、エクセルシートや紙を用意して実践してみてください。
1. 必要な項目の洗い出し
売上管理テンプレートを作成する際は、まず必要な項目を洗い出しましょう。
必要な項目は、以下のとおりです。
売上管理テンプレートに必要な項目
- 商品名
- 仕入れ日
- 仕入れ値
- 販売価格
- 手数料
- 送料
- 利益
- 利益率
- 重量
- 総重量
- 個数
自分のビジネスに合わせて、その他の項目を追加しましょう。
2. テンプレートのレイアウト設計
項目が決まったら、テンプレートのレイアウトを設計します。
テンプレートのレイアウト例
NO |
商品名 |
仕入れ日 |
仕入れ値 |
販売価格 |
手数料 |
送料 |
利益 |
利益率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
||||||||
2 |
||||||||
3 |
見やすく、入力しやすいレイアウトを心がけましょう。
表計算ソフトの機能を活用し、自動計算やデータの可視化などを設定するのも効果的です。
3. 入力ルールの設定
テンプレートができたら、入力ルールを設定しましょう。
日付の書式や金額の単位など、統一したルールを決めておくことで、データの整合性が保たれます。
複数人で入力する場合はルールを共有し、徹底することが大切です。
4. テンプレートの運用とメンテナンス
テンプレートを作成したら、実際に運用してみましょう。
使いながら、不具合や改善点があれば修正します。
また、定期的にデータのバックアップを取るなど、メンテナンスも忘れずに行いましょう。
せどりで売上管理するメリット5つ
売上の管理には手間がかかり、なかなか手を付けられない人も多いでしょう。
それでも、せどりで利益を上げるためには売上管理は欠かせないタスクです。
手間をかけてでも売上管理を行うべき理由は、以下の5つです。
- 正確に利益を把握できる
- 無駄な経費を削減できる
- 在庫の管理を最適化する
- データに基づく意思決定が可能になる
- 確定申告の準備にも役立つ
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1. 正確に利益を把握できる
売上管理を行うことで、商品ごとの利益を正確に把握できます。
仕入れ値や販売価格、手数料などを記録し、計算することでどの商品が利益を生み出しているのかが明確になります。
この情報を元に利益率の高い商品に注力することで、収益アップにつなげられます。
2. 無駄な経費を削減できる
せどりで売上管理を行うことで経費を正確に記録し、利益計算に反映させられます。
経費管理を徹底することで無駄な支出を削減し、利益率を高められます。
梱包資材や発送料、交通費などの経費を記録し、分析してみるとどの部分にコストがかかっているのか見えてくるはずです。
分析結果に基づいて梱包資材の購入先を見直したり、発送方法を変更したりすることで、コスト削減が可能となるでしょう。
3. 在庫の管理を最適化する
売上管理と在庫管理は密接に関係しており、売上データを分析することで、よく売れている商品や在庫状況を適切に把握できます。
適切な在庫管理は機会損失を防ぎ、キャッシュフローの改善にもつながります。
売れ筋商品の在庫を適正に保ち、滞留在庫を減らすことも重要です。
売上データをもとに需要予測を行い、仕入れ計画を立てましょう。
また、在庫の保管場所や管理方法を工夫することで、在庫の把握がしやすくなります。
在庫管理を適切に行うことで、売上機会を逃さず、資金を効率的に運用できます。
4. データに基づく意思決定が可能になる
売上管理から得られるデータは、ビジネスの意思決定に役立ちます。
売れ筋商品の傾向や利益率の推移などを分析することで、仕入れ戦略や価格設定の最適化につなげられます。
たとえば、売上データを元に販売価格と売上数量の関係を分析してみることで、最適な価格設定が可能です。
また、仕入れ先ごとの利益率を比較し、より条件のよい仕入れ先の選定ができます。
感覚的な意思決定から、データに基づいた意思決定に変換することで、成果に結びつきやすくなるでしょう。
せどりビジネスだけでなく、今後ビジネスの成長にデータに基づく意思決定は欠かせません。
5. 確定申告の準備にも役立つ
売上管理を適切に行っておくことで、確定申告の準備がスムーズになります。
当然ながら、せどりで得た利益は確定申告を行わなければなりません。
売上や経費のデータを月次や年次で集計しておき、決算書の作成にも役立てられます。
取引データや経費の記録が整理されていれば、税理士とのやり取りもスムーズになり、余計な手間を省けるでしょう。
せどりで売上管理するコツ3つ
せどりで売上管理をしようと思っても、どのように進めればいいのかわからない人もいるでしょう。
売上管理を行う際は、以下の3点を押さえてることが重要です。
- 仕入時に即座に記録する
- 定期的に集計・分析する
- 売上管理を習慣化する
ひとつずつ解説していくので、ぜひ実践してみてください。
1. 仕入れ時に即座に記録する
売上管理を正確に行うためには、仕入れた商品の情報を即座に記録することが大切です。
即座に記録することで、情報の誤りや漏れを防げます。
仕入先で商品を購入したら、その場で専用のノートやスマートフォンのメモアプリに情報を記録するとよいでしょう。
あるいは、レシートをスキャンしてクラウド上に保存し、後で売上管理表に転記する方法もあります。
また、記録をデジタル化することで、情報の検索や集計が容易になります。
2. 定期的に集計・分析する
売上データがある程度集まって来たら、定期的に集計・分析しましょう。
日次、週次、月次など、自分のビジネスに合ったスパンで行います。
データを可視化し、傾向や問題点を把握することで、次の行動につなげられます。
データの可視化には、グラフや表を活用するとよいでしょう。エクセルやGoogleスプレッドシートには、データを元にグラフを作成する機能があります。
売上の推移や商品ごとの利益率などを可視化することで、傾向や問題点が明確になります。
定期的な集計・分析を行うことでビジネスの現状を把握し、いち早く課題に対処できます。
また、売上の伸びを実感できる機会でもあるので、モチベーションの維持にもつながるでしょう。
3. 売上管理を習慣化する
現時点で売上管理に嫌悪感や手間を感じている人は、まだ着手した経験がなかったり習慣化できていなかったりするのが原因かもしれません。
毎日少しずつ取り組み、習慣にしていきましょう。
売上管理を習慣化するには、毎日決まった時間に取り組むのも一つの方法です。
たとえば、朝一番に前日の売上を記録する、就寝前に当日の売上を集計するなど、自分のスケジュールに合わせてルーティンを設定しましょう。
はじめのうちは、短時間でも構いません。5分程度の短時間でも、毎日続けることが習慣化のコツです。
徐々に作業時間を増やしていき、売上管理の精度を高めていきましょう。
せどりで利益を最大化するためには売上管理が重要!
せどりビジネスにおいて、売上管理は利益を最大化するための重要な取り組みです。
正確なデータに基づいて、仕入れ戦略や価格設定の最適化を行うことで、ビジネスの成長につなげられます。
エクセルやスプレッドシート、アプリやツールなど、自分に合った方法で売上管理を行い、習慣化することが重要です。
売上管理を徹底することで、せどりで安定した収益を目指しましょう。