「Shopifyでネットショップを開設してみたけど商品が全然売れない…」と悩む人は少なくありません。
ネットショップ運営は集客やサイト作りが売上に影響を与えやすいため、どれか1つでも芳しくないと利益が上がらなくなってしまいます。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、Shopifyで商品が売れない原因について解説します。
この記事を読むメリットは、以下の3つです。
メリット一覧
- Shopifyで商品が売れない原因がわかる
- 売り上げをアップさせるための改善策がわかる
- 儲かるサイト運営のポイントがわかる
商品が売れない原因を探し、ひとつずつ改善を重ねていくことで、少しずつ売上につなげられます。
具体的な対策についても詳しく解説しているので、販売数や利益額が少ないと感じているならぜひ参考にして改善に取り組んでみてください。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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Shopifyで売れない原因5選
Shopifyで商品が売れないのには、必ず原因があります。よくある原因は、以下の5つです。
- 需要のない商品を扱っている
- 集客数が少ない
- サイトが使いにくい
- リピーターが獲得できていない
- ショップ運営を他人任せにしている
ひとつずつ見ていきましょう。
1. 需要のない商品を扱っている
Shopifyに限ったことではありませんが、需要のない商品をいくらたくさん並べても、売上にはつながりません。
顧客に合わせて商品のラインナップを考えるのはもちろんのこと、需要を丁寧に掘り起こして購入されやすい商品を扱いましょう。
自分が売りたい物ではなく、バイヤーが必要としている物を扱うのがポイントです。
自分の好みの物がラインナップに優先的に反映されていないか、定期的に見直しましょう。
2. 集客数が少ない
需要のある商品を扱っていても、実際にサイト訪問者が少なすぎると売上額も小さくなり、利益を確保できません。
そのため、集客動線をしっかり考え、見込み客をサイトに呼び込む必要があります。
とくに開設したばかりのサイトには知名度も集客力もないことが多いため、何もしなければ見込み客を呼び込むのも難しいです。
サイトがある程度育ち、売上がついてくるようになるまでは、集客方法を考えながら運営するようにしましょう。
3. サイトが使いにくい
顧客にとってサイトが使いにくいと商品を購入してもらうまでに訪問者がやることが増えてしまい、離脱しやすくなります。
サイトから離脱されてしまっては、どれだけ魅力的な商品であっても買ってもらえることはありません。
ユーザーから見た使いにくいサイトの特徴を、以下にピックアップしてみました。
使いにくいサイトの特徴
- 商品が探しにくい
- 必要な商品情報や価格などが記載されていない
- 商品ページが重すぎて表示されない
- 入力項目が多い
- スムーズに決済できない
ユーザーにとって不親切な設計になっていないか、今一度サイト全体を見直してみましょう。
4. リピーターが獲得できていない
リピーターが獲得できていない場合も、うまく売上につながらない可能性が高いです。
サイトに訪れる人が一度しか商品を買ってくれなければ、常に新しい顧客を探し続けなければなりません。
バイヤーにとって、初めての購入が一番ハードルが高いので、継続的に獲得するのは難しいことです。
新規顧客の獲得に労力を割いていては、やがて集客が頓挫してしまうでしょう。
反対に、何度も商品を購入してくれる優良顧客がいれば継続的な売上をもたらしてくれるため、利益を確保しやすくなります。
新規顧客の獲得にばかり力を入れるのもいいですが、時にはリピーターとなってくれる優良顧客の掘り起こしにも取り組みましょう。
5. ショップ運営を他人任せにしている
ショップ運営を他人任せにしている人も、商品が売れない特徴として挙げられます。
運営方針などを自分で考え、改善できる力がなければ売上まで他人任せになってしまい、成果を得る力が身に付かなくなります。
業者などにサイト構築や改善を依頼する場合も積極的に運営に加わり、結果に責任を持つようにしましょう。
成果を出さなければならないという危機感を持てるので、改善や対策に自然と身が入るはずです。
Shopifyの売上をアップさせるための改善策7選
Shopifyで商品が売れないときは、以下の改善策を試してみてください。
- 扱う商品を厳選する
- 魅力的な商品ページを作る
- 使いやすいサイトに改善する
- 集客動線を確保する
- リピート対策に取り組む
- ポイントやクーポンなどを充実させる
- 口コミやレビューを掲載する
順番に説明します。
1. 扱う商品を厳選する
取り扱っている商品が一向に売れない場合は思い切ってラインナップから下げ、顧客が本当に必要としている商品だけを並べてみてください。
ポイントは自分が売りたい物ではなく、売れる物や顧客が必要としている物を扱うことです。
自分よがりの商品ばかりが並んでいないかや、利用シーンやニーズに沿ったアイテムが揃っているかをチェックしてみましょう。
商品を見直すヒント
- 商品数が少なすぎる場合
⇨商品を追加して購入機会を増やす
- 商品数が多すぎる場合
⇨目的の商品が見つけにくくなってないかチェック - 関連商品が少ない場合
⇨合わせ買いができるような商品を増やして客単価を上げる
定期的に商品の見直しも行えば、回転率がよくなって売上を上げられるようになるでしょう。
2. 魅力的な商品ページを作る
顧客が商品を購入しやすいように、商品ページを充実させることも大切です。
以下の観点で見直しをしてみてください。
魅力的な商品ページのポイント
- わかりやすい商品画像が複数掲載されているか
- 商品説明は丁寧でわかりやすいか
- 価格や型番など必要な情報が漏れなく記載されているか
- 使用シーンや使い方などは紹介されているか
画像だけでなく、動画を活用するのもおすすめです。
情報が古かったり不足していたりすると、購入にはつながりません。情報を充実させて、思わず購入したくなるページを作りましょう。
3. 使いやすいサイトに改善する
商品ページだけでなく、サイト全体のわかりやすさや使いやすさも適宜見直しが必要です。
具体的なチェックポイントは、次の5つです。
サイトの使いやすさをチェックするポイント
- 欲しい商品ページにすぐにたどり着けるか
- 購入までのクリック数が多すぎないか
- 買い物かごや決済などがスムーズに進められるか
- 入力項目などが煩わしい・面倒な作りになっていないか
- 問い合わせやQ&Aなどがわかりやすくなっているか
問い合わせやQ&A、送料や決済の案内はすぐに確認できるように、わかりやすいところに配置しておきましょう。
4. 集客動線を確保する
集客力を強化するためにも、集客動線の見直しも行いましょう。
まずは、サイトへの入り口となる動線を確保してください。
自社サイトへの入口となる動線が多いほど、集客数は安定します。
また、購入につながる出口への動線をしっかり描かなければ、見込み客を購入へとつなげられません。
動線を意識したサイトを構築できれば離脱率を下げ、購入率の上昇につながります。
どこから集客し、顧客にサイト内で具体的にどういう行動を取って欲しいのかをしっかり考え、必要な出口を漏れなく用意しておくようにしましょう。
5. リピート対策に取り組む
新規顧客の獲得も大切ですが、継続的に成果を上げるためにはリピート対策も同じくらい重要です。
一度購入してくれた人は新規顧客よりも再購入してもらえる見込みが高く、アプローチもしやすいからです。
リピーターになってもらうための施策は、以下のとおりです。
おすすめのリピート対策
- チラシやSNSなどを活用して商品案内をおこなう
- メルマガやLINEなどを活用しサイトへの再訪問を促す
- 顧客とのコミュニケーションを密にし興味を持続してもらう
- キャンペーンやセールを定期的に開催し再購入につなげる
Shopifyはアプリなど連動機能が充実しており、リピーター獲得を効率よく進められるのが特徴です。
詳しい方法は後述するので、ぜひ積極的に取り組んでみてください。
6. ポイントやクーポンなどを充実させる
ポイントやクーポンなどを配布するのも、購買意欲を刺激するきっかけになります。
具体的な施策は、以下のとおりです。
魅力的な顧客サービスの例
- 新商品や愛用商品に使えるクーポンを発行する
- ポイント○倍デーなどのイベントを開催する
- 新規会員登録でポイントをプレゼントする など
また、上手にクーポンを発行することで以下の効果も期待できます。
クーポンの活用例
- 新規顧客の獲得(新商品やご新規様限定クーポン)
- リピート購入の促進(リピーター限定クーポン)
- 客単価の向上(○円以上で使えるクーポン)
目的に応じてサービスを充実させ、顧客との距離感を縮めたり信頼を得るきっかけにしたりしてみてください。
7. 口コミやレビューを掲載する
口コミやレビューを積極的に集め、商品ページに掲載するようにしましょう。
第三者の口コミやレビューは、商品購入のきっかけにつながりやすいです。また、ショップ側から出す情報よりも信頼されやすい傾向があります。
口コミやレビューをうまく活用すれば、低コストで顧客を獲得できることも期待できます。
とくに、サイトを開設したばかりの時期や新商品の販売を開始した直後などは、実際に購入した人の声を活用したい場面のひとつです。
商品やサイトの改善につながる意見や商品開発のヒントが隠れていることも多いので、ただ掲載するのではなく、内容の分析も同時に行うとよいでしょう。
Shopifyでサイトを運用するときのポイント3つ
Shopifyを運用するときには、以下3つのポイントをしっかり理解したうえで進めていきましょう。
- Shopifyで売れない物を把握しておく
- アプリを活用する
- 失敗を恐れず粘り強く取り組む
詳しく説明します。
1. Shopifyで売れない物を把握しておく
Shopifyで商品を売るためには、ガイドラインや国の法律をしっかり遵守することが大切です。
法律は国によって異なるので、販売元である日本と販売先の国の両方を把握しておきましょう。
Shopifyで取扱いを禁止されている商品は、以下のとおりです。
Shopifyで売れない物
- お酒、タバコ、ギャンブルなどの年齢制限のある商品
- 動物や家畜、ペット用処方薬や特定の動物関連の商品など
- 自動車、自動車部品、その他の原動機付自転車 (キャンピングカー (RV)、全地形対応車 (ATV)、バイクを含むがこれらに限定されない)
- 大麻商品
- 薬物および薬物関連商品
- 金融サービスまたはプロフェッショナルサービス
- 危険物
- 人体の一部
- ヌード要素がある成人向けコンテンツ、サービスまたは商品
- 切手、キャッシュ、トークン、その他の物理的通貨またはデジタル通貨などの決済の手段
- 医療機器および医療用付属品
- 監視装置
- チケット
- 武器、弾薬、爆発物、または銃ケースのような、あらゆる銃や弾丸の収納用品などの関連アクセサリー
ガイドラインや使用上守らなければならないことは販売前にきちんと確認し、遵守してください。
2. アプリを活用する
Shopifyはアプリを活用することで、ECサイトの機能拡張が手軽に行えるのが特徴です。
アプリは無料のものから有料のものまで多数あり、サイトや運営方針に合ったものを活用できます。
積極的に導入し、運営しやすいショップにしていきましょう。
とくに、売上に直結する以下3つの機能を中心に導入するのがおすすめです。
積極的に使いたいアプリ
- 販売促進
- 集客
- リピーター確保
また、ショップ運営を楽にしてくれる「注文・配送管理」「売上管理」などのアプリを使うと、日々の作業効率がグンとアップします。
ぜひ導入を検討してみてください。
3. 失敗を恐れず粘り強く取り組む
Shopifyで売れるためには、ある程度の時間や手間が必ずかかります。
失敗を恐れて何も手を打たないのでは、売上が上がることはありません。よくて現状維持、悪ければどんどん下落していきます。
日々改善に取り組み、いいと思ったものは積極的に取り入れて工夫や改善を重ねていきましょう。
粘り強く取り組むことで、少しずつ結果につながっていくはずです。
短期での成果を求めるのではなく、長期的な目線を持って取り組むことが大切です。
Shopifyで売れないのには原因がある!ひとつずつ改善に取り組んでみよう
Shopifyで商品が思うように売れないときは、必ず原因が隠れています。
まずは原因や現状の把握に取り組み、改善点を探したうえでひとつずつ落ち着いて対策を打つようにしましょう。
放置したりやみくもに改善したりしても、結果につながる可能性はかなり低いです。
また、効果の測定が難しくなるため、順番に試してみることが大切です。
原因が見つかればあとは正しく対策するだけで好転します。焦らず粘り強く取り組み、売上につながるのを待ちましょう。