ZipXって何？登録からラベル作成方法・配送料金まで解説

せどりビジネスのセラーの中には「返送作業のやり方がわからない」「海外とのやりとりを効率化したい」など、返送作業に課題を感じている人もいるでしょう。

転送作業におすすめのプラットフォームがZipXです。海外向けの転送作業を代行してくれるサービスで、操作性にも優れているので初心者でも安心して利用できます。

ただし、返送作業で注意すべきポイントや利用時のデメリットもあるので、利用開始前に把握しておくことが重要です。

今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、ZipXの概要やメリット、登録方法について徹底的に解説します。

この記事を読むことで得られるメリットは、以下の3つです。

メリット一覧

返送作業が初めての人や、転送プラットフォームを使ったことがないという人にもわかりやすく解説しています。

返品トラブルを難なく済ませたい人はぜひ知っておくべきプラットフォームなので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。

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ZipXってなに？

ZipXとは、海外向けの荷物転送をスムーズに行うためのオンラインプラットフォームです。

eBayをはじめとした転売ビジネスでは、海外向けに販売した商品の返品を行う際に、日本へ送られる前に一度経由されます。

バイヤーに返品商品をZipXが保有する倉庫に送ってもらうと、自動的に日本のセラーに転送されるというのが、一連の流れです。

直接やりとりを行わないため、返品プロセスをスムーズに進行でき、顧客満足度の向上にも効果的な重要なツールとなっています。

日本郵便もパートナーとして連携しているため、信頼性の面でも安心できるでしょう。

せどりでZipXを利用するメリット・デメリット

せどりでZipXを利用するメリットとデメリットについて解説します。

両側面から見て、自分のビジネスに使えそうかどうか判断してみてください。

メリット

ZipXを利用する最大のメリットは、返品プロセスを効率化できることです。

ZipXを利用せずにリターンリクエストに応える場合は、以下のように複数の手順を踏む必要があります。

ZipXを利用すればレシートの確認やバイヤーとの直接のやりとりを削減できるため、大幅に業務を効率化できます。

また、水増し請求によるトラブルを回避できるのも大きなメリットです。

デメリット

ZipXを利用するデメリットとしては、返品された商品が手元に到着するまでに、返金作業を行う必要があることです。

「返品された商品は本物か」「そもそもきちんと返品してくれるのか」など、不安があるまま返金作業を行うことに抵抗がある人もいるでしょう。

また、返送のタイミングはZipXに委ねられるため、急ぎで返送してほしい人や、発送が遅れると困る人にも適していない可能性があります。

そのため、返送が発生した際は余裕を持ってスケジュールを組むことが重要です。

そして、初期設定の手間はどうしても発生してしまいます。

すぐにサービスの利用を開始できるわけではなく、個人情報の登録が必要です。また、ZipXとせどりビジネスのプラットフォームを連携する作業が必要になるケースもあります。

会員登録は無料なうえに手続きは非常に簡単なので、ぜひこれを機に登録してみてください。

ZipXの登録方法

ZipXに登録する手順は、次のとおりです。

一つずつ進めていきましょう。

1.公式サイトから「新規登録」

まずは、ZipXの公式サイトから「新規登録」をクリックします。

登録すると自分のアカウントが発行され、ログインすればいつでもサービスを利用できます。

公式サイトへは、こちらからアクセスが可能です。

2.必要情報を入力

 

新規登録画面では、必要情報の入力を進めます。

「メールアドレス」「パスワード」「住所」を登録してください。

すべて入力が終わったら「Register」を押して登録を完了させます。

3.商品の配送住所を登録

登録が完了したら、管理画面から登録を進めます。

まずは、左メニューバーから「お届け先の住所」を選択します。

「＋」ロゴをクリックして、返品先住所を登録してください。

登録時の注意点としては、必ず英語で入力することと、1つ以上は入力しないと利用できない点です。

登録時には情報のミスがないように、慎重に進めましょう。

ZipXでeBayのリターンラベルを作成する方法

ZipXを利用する際は、プラットフォームとの連携が必要な場合があります。

ここでは、eBay（イーベイ）というプラットフォームでアメリカのラベルを作成する方法を例として紹介します。

1.「米国国内のラベル印刷」を選択

まずは、ZipXでリターンラベルを発行する必要があります。

ZipXの左メニューから「米国国内のラベル印刷」をクリックしてください。

クリックすると個人情報の入力を求められるため、購入者の情報を入力します。

入力項目の中で「会社名」の記入欄がありますが、わからない場合は個人名を入力しておきましょう。

それ以外の氏名や電話番号、住所は正確に入力するようにしてください。

2.アイテムを追加

必要情報の入力が完了したら、画面をスクロールして「アイテム」の項目まで進んでください。

ここでは、返品商品（アイテム）の情報を入力します。

下記の項目を登録してください。

すべて入力ができるとラベルの作成が完了し、発行できる状態になっています。

3.ラベルを保存

作成したラベル情報の下部に表示される「ラベルを印刷」をクリックしましょう。

eBayとの連携にはラベルの実物は不要で、スクリーンショットがあれば問題ありません。

そのため、印刷画面をスクリーンショットして、ラベルを保存してください。

4.保存したラベル画像をeBayで共有

最後に、保存したラベルの画像をeBay内に共有します。

バイヤーからのリターンリクエストを承認すると、画面上に「Return Started」と表示されます。

「Return Started」をクリックすると「Upload your own label」という画面で画像アップロードできる項目があるので、先ほど保存したラベルを登録してください。

バイヤーの返品方法の希望に沿って、残りの項目も埋めれば返品作業は完了です。

ZipXの返品作業で注意するポイント

ZipXの返品作業では、注意すべきポイントが4つあります。

とくに「Return Shipment」という記載がないままで発送手続きを進めてしまうと、関税の支払いが発生する可能性があるので、注意してください。

ZipXの利用料金

ZipXの利用料金は「基本料金」と「オプション料金」の2つがあります。

オプションを組み合わせればより便利に利用できるので、必要に応じて使ってみてください。

配送の基本料金

ZipXの配送料金は、国別に異なります。

たとえば、1kgの商品の場合は以下のような金額になります。

国名	日本宛の国際配送運賃
アメリカ	4,120円
イギリス	4,450円
中国	2,940円
香港	2,940円
インドネシア	5,530円

出典：ZipX 配送運賃表

重量は「実重量」もしくは「容積重量」のうち大きいほうの値が適用されます。

公式サイトでは、実重量と容積重量の違いを以下のように明記しています。

実重量は、重量計に基づく荷物の重量です。

容積重量は、荷物の容積を重量換算した場合の重量です。重量の端数はキログラム単位で切り上げます。計算式は次のとおりです。（長さ×幅×高さ）/5000(cm)＝容積重量（キログラム）

引用：ZipX 配送運賃表

つまり、長さ50cm、幅40cm、高さ30cmの荷物であれば「(50x40x30 (cm)) ÷ 5000」で容積重量は12kg。実重量が12kgを下回る場合は、容積重量が適用されることになります。

取引する国の金額については、こちらのページより確認してみてください。

オプション料金

基本料金に加えて、4つのオプション作業プランが用意されています。

オプション	料金	概要
1.複数荷物の同袍	1個あたり550円 （3個同袍する場合は1,650円）	複数の荷物を同じ梱包材にまとめてもらえるサービス
2.荷物の追加写真撮影手数料	1枚100円	通常、写真は1枚のみ。追加の写真を依頼できるサービス
3.保管料	1日あたり100円	ZipX海外倉庫に荷物が到着してから30日過ぎても荷物を保管してもらえるサービス。ただし60日経過後は廃棄されるため注意。
4.保険料	損害要償額が1万円までは無料。1万円を超える場合、1万円ごとに120円を加算した額	荷物の紛失や損傷の費用を賠償してもらえる保険サービス。最高200万円まで付保してもらえる。

（出典：顧客情報｜ZipX）

必要に応じて効果的にオプションも活用してみましょう。

ZipXでeBayの返品作業を効率化しよう！

ZipXは、海外向けの荷物転送をスムーズに行うためのオンラインプラットフォームです。

せどりビジネスで返送作業を効率化したい人には、非常におすすめしたいサービスと言えます。

ただし、ラベルの貼付位置や支払期日の厳守など、ルールが明確に決められている点には注意が必要です。

登録は無料で簡単に行えるので、ぜひ返品および転送作業がある人は利用を検討してみてはいかがでしょうか？