せどりを本業にして稼ぎ続けるためには、独立前の準備が重要です。
準備をせずに勢いで独立してしまうと、稼げることなく数ヶ月程度で撤退を余儀なくます。
失敗という経験だけが残り、今後も変わらない人生を歩むことになるでしょう。
本記事では現役輸出プレイヤーのゆうきが、せどりで独立することについて解説します。
この記事を読むメリットは以下のとおりです。
メリット一覧
- 独立して本業にする際の判断基準を理解できる
- 本業にするメリットやデメリットを理解できる
- 稼ぐためのコツや成功事例を理解できる
一度でもせどりで独立を考えたことがある人におすすめの内容です。
実際にせどりで独立を果たした人の事例も掲載していますので、本業でせどりに挑戦するかどうかの参考にしてみてください。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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せどりで独立して本業にする際の判断基準3つ
せどりで独立して本業になるタイミングを間違えると、稼げずに撤退してしまうリスクが高まります。
ここでは、本業にする際の判断基準を3つ紹介します。
- 20万円以上の利益が3ヶ月以上続いている
- 一定の貯金がある
- 適正なリスクを把握している
すべての条件を満たしていれば、独立しても成功する可能性を高められるので、ひとつずつ押さえておきましょう。
1. 20万円以上の利益が3ヶ月以上続いている
副業せどりで月に20万円以上の利益を3ヶ月継続できていれば、独立しても稼ぎ続けられる可能性が高いです。
作業時間を確保しにくい副業で継続して利益を出せる人は、効率化やモチベーション管理ができている証拠です。
会社を辞めて得られる時間でさらにせどりの時間を確保できるので、収入を増やせるでしょう。
また、20万円の利益があれば、家賃や食費などの最低限の生活を送れます。生活費を副業で稼げるようになれば、独立を考えてもよいでしょう。
2. 一定の貯金がある
目安として生活費の半年分以上の貯金があれば、独立後も安定して生活を送れます。
独立後は収入が不安定になり、売上が急に下がることはもちろん、時にはゼロになることもあります。
半年分の生活費があれば、トラブルが起きた場合でも冷静に対処できます。独立して稼げなくなった場合でも、稼ぐ方法を変える準備期間を作れるでしょう。
独立前には一定額の貯金をしておき、トラブルが起きても立て直せるようにしてみてください。
3. 適正なリスクを把握している
せどりで独立を果たすと、これまでには起こらなかった事態に直面することもあります。
実際に起こるリスクを予想して、事前に対策を決めておくことが大切です。
失敗したときの対処法を決めておくことで、恐れることなく行動できるようになります。
例えば、せどりで稼げなくなった場合、生活費を得るための方法として以下のようなことを事前に決められます。
- せどり手法を変える
- アルバイトをする
- 資格や経験を活かして再就職をする
- 貯金を多めにしておき、貯金を崩しながら挑戦を続ける
- 他の収入源(Webライターや動画編集など)を伸ばす など
上記のように、失敗したときの対策を2〜3つほど決めてみてください。
対策を決めている人ほど、せどりを本業にしても失敗せずに稼ぎ続けられることが多いです。
どのようなリスクがあるのかを明確にしておき、適切な対処方法を事前に決めておきましょう。
せどりを本業にするメリット3つ
せどりを本業にするといっても、実際にどのような利点があるのかイメージできていない人もいるでしょう。
ここでは、せどりを本業にするメリットを3つ紹介します。
- 好きな人とだけ仕事ができる
- 作業の環境や時間をコントロールできる
- 努力次第で高収入を目指せる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 好きな人とだけ仕事ができる
本業せどりでは一緒に働く人を選べるので、人間関係のストレスが減ります。
例えば、作業の外注先や税理士など、せどりをしていくうえで関わる人を好きに選べます。
仮に苦手な人がいた場合は、仕事を今後発注しなければよいだけです。誰とも関わりたくなければ、すべての作業を一人で行ってもよいでしょう。
会社員として働いていると、人間関係の面でストレスを感じる人が多いです。
好きな人とだけ関わりながら働けることは、大きなメリットと言えるでしょう。
2. 作業の環境や時間をコントロールできる
せどりを本業にすると決まった時間に出社する必要がないため、勤務時間や場所を自由に選べます。
平日の空いている時間に遊び、深夜や土日に仕事をしてもOKです。
パソコンを使う出品やリサーチは、カフェや旅先でも作業できます。
外注化を取り入れれば自分の時間が増え、自由度がさらに上がるでしょう。
3. 努力次第で高収入を目指せる
せどりを本業にすると、努力をした分だけ収入を増やせます。
会社員でも成果に応じて収入を増やせることはあるものの、せどりを本業にした場合のほうが圧倒的に増加幅が大きいです!
せどりなら利益を500万円増やせば、すべて自分で受け取れます。
せどりを本業にして、月に50万円や100万円の利益を得ている人は多いです。
詳しくは記事の後半「せどりを本業にして成功している人の事例3選」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
その反面、努力を怠ると収入は下がっていき、時にはゼロに近い水準になることもあります。
いいことも悪いこともすべて自分次第なので、受け入れたうえで独立することが大切です。
せどりを本業にするデメリット3つ
せどりを本業にする場合、いいことばかりではありません。
ここでは、せどりを本業にするデメリットを3つ紹介します。
- 収入が不安定になる
- 社会的信用が下がる
- 将来もらえる年金が減る
デメリットを理解しておかないと後悔することになるので、ひとつずつ見ていきましょう。
1. 収入が不安定になる
せどりで独立すると、会社員のように毎月一定のお金を得られるわけではないので、収入が不安定になります。
仕入れ販売した商品の需要や社会情勢によって、売上は大きく変動します。同じ商品を仕入れ販売しても、継続して利益を得ることは難しいものです。
また、販売するプラットフォームによっても売上は左右されます。
急に支払う手数料が増えたり、出品禁止商品が追加されたりすることは日常茶飯事です。
何も悪いことをしていないのに運営から警告を受け、売上没収やアカウント停止のリスクもあるでしょう。
スキルを高めて稼げる金額を増やしたり、自己資金に余裕を持たせたりすることがリスクヘッジになります。
一時的に収入が減っても生活できるように、独立前から準備をしておきましょう。
2. 社会的信用が下がる
本業せどりのような自営業者は収入が不安定なため、社会的信用が会社員に比べて低いことも理解すべきです。
まず、ローンやクレジットカードの審査は通過しにくくなります。
可能であれば、独立前にローンやクレジットカードの審査は通しておきましょう。
とはいえ、年数を積み重ねていけば会社員ほどではなくとも徐々に信用が高まるの、で審査に通過できるようになります。
そのため、そこまで心配する必要はない部分と言えます。
せどり用のクレジットカードを発行したい人は「【プロが厳選】eBayの仕入れで使えるおすすめクレジットカード8選!選ぶ際の注意点も解説」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
3. 将来もらえる年金が減る
せどりを本業にする場合、将来もらえる年金が減る点にも注意が必要です。
会社員や公務員は「厚生年金」と「国民年金」の2つに加入しています。
本業せどりのような自営業者は「国民年金」のみの加入になるので、支払額が減り将来受け取れる年金も減少してしまいます。
とはいえ、自営業者は定年退職がないので、いつまでも働き続けられます。
また、自営業者であれば個人型確定拠出型年金(iDeCo)の掛金上限額が68,000円と、会社員の23,000円よりも多いことも見逃してはいけません。
このように、自営業になったとしても老後の生活についてはあらゆる対策を取れるので、悲観する必要はないと言えます。
せどりを本業にして成功し続けるためのコツ3つ
せどりを本業にして稼ぎ続けるためには何が重要なのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
本業せどりで成功し続けるためのコツは、以下の3つです。
- お金の管理を徹底する
- 自己投資を続ける
- 健康を維持する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. お金の管理を徹底する
お金の管理ができなければ、商品が売れていても赤字になることがあります。
利益計算ができなければ、どのくらい稼いでいるのか適切に把握するのが難しくなります。商品が売れていても、赤字になった経験をしている人は少なくありません。
正しく利益額を計算して、せどりの資金を正確に把握しましょう。
また、せどりとプライベートの資金を分けておくことも重要です。
大きく利益が出たからと浪費を繰り返すと、仕入れ資金がなくなります。せどりで得た利益のうち、プライベートで利用するお金を事前に決めておくことが大切です。
適切に資金を管理したうえでせどりで利用できる資金を増やし、利益額を徐々に上げていきましょう。
利益計算の方法については「せどりの理想の利益率は?計算方法や目安・高める方法まで徹底解説」の記事にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
2. 自己投資を続ける
本業でせどりを行う場合、学び続ける姿勢が大切です。
スキルや知識を伸ばし続けなければ、同じ手法でも稼げなくなることが考えられます。
例えば、CDやDVDを販売していた人はサブスクサービスの台頭により、売上が減少します。
稼げるスキルを身につけたからと安心せず、新たな挑戦をしていきましょう。
3. 健康を維持する
本業せどりのような自営業は、健康管理が非常に重要です。
病気や怪我で働けなくなった場合、せどりができず稼げなくなります。
会社員の場合は、有給休暇を利用したり傷病手当金を受け取ったりして収入を得られるでしょう。
自営業の場合、働けなくなれば収入がゼロになります。せどりで独立して自由な生活をするどころか、お金を稼げなくなり苦労するリスクもあります。
しっかりとした睡眠を取ったり適度に運動したりして、健康を維持しましょう。
せどりを本業にして成功している人の事例3選
せどりを本業にして稼ぎ続けている人は決して珍しくないので、これから始める人でも決して不可能ではありません。
ここでは、実際に成功している人の事例を3つ紹介します。
- 開始1年で130万円を達成した村木さん
- 未経験から始めて1年2ヶ月で利益200万円突破もやまとさん
- 50代で独立に成功したのりさん
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 開始1年で130万円を達成した村木さん
村木さんは私が運営するコミュニティ入会後1年で、月100万円の利益を達成しました。
現在は独立しており、副業時代でも1日5〜7時間はせどりの作業をしていたようです。圧倒的に作業量が多いため、結果が出るまでのスピードが非常に早かった印象があります。
今後は外注化を取り入れていき、eBay輸出の規模を拡大したり別事業へ挑戦したりするようです。
詳しくは「【eBay輸出】村木さんが開始1年足らずで月130万円を達成しました!」にて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
2. 未経験から始めて1年2ヶ月で利益200万円突破もやまとさん
やまとさんは副業でAmazonの中古せどりに挑戦し、最高月収70万円を達成。独立後はeBay輸出にも挑戦し、1年2ヶ月で月200万円の利益を突破しました。
成功の理由としては、出品ペースが1日10〜20品と非常に早いことです。本人も「リサーチの時間を増やすことに注力した」と言っています。
せどりで稼ぐにはリサーチをして、需要のある商品をたくさん見つけることが重要です。独立をしてもリサーチを怠ることなく、売れる商品を探し続けましょう。
詳しくは「【eBay輸出】やまとさんが未経験から始めた1年2ヶ月で月200万円を突破しました!」にて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
3. 50代で独立に成功したのりさん
のりさんはAmazonせどりで脱サラし独立しますが、真贋ペナルティに引っかかり販売中止や資金留保の罰を受けました。
輸入せどりに挑戦するもうまくいかず、私の運営するコミュニティに入りeBay輸出に挑戦しました。
コミュニティ入会後は7ヶ月目で月100万円の利益を達成。50代からeBay輸出に挑戦し、苦手なリサーチ作業も苦労しながら継続した印象を持っています。
定年まで残りわずかの50代で、せどりで独立し努力を続けたのりさんは本当にかっこいいと思います!
詳しくは「【eBay輸出】50代でeBay輸出に挑戦したのりさんが月利100万円突破!」にて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
せどりを本業にする際は適正なリスクの中で挑戦しよう!
せどりを本業にする際は、事前準備が大切です。
失敗したときの対策を用意しておけば、生活ができなくなるような事態を避けられます。リスクを理解しているので目に見えない不安が減り、せどりの作業に集中できるでしょう。
独立前にはせどりで継続して利益を出したり、一定額の貯金をしたりしてキャッシュフロー悪化の対策を取ることが大切です。
また、独立後の失敗例を知っておくことで、自分で体験しなくても避けられるようになります。
独立後のよくある失敗例については「せどりの独立で失敗した事例3選!原因と対策も解説」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
ぜひこの記事を参考に、本業でせどりに挑戦するか判断してみてください。