アリババはアリババグループが運営している中国最大級のECサイトです。
企業間取引のBtoBが想定されており、低価格で商品が販売されています。低価格で仕入れられるので、高利益での販売を目指せるでしょう。
とはいえ、仕入れ方法について理解しておかなければ、仕入れでトラブルが発生するリスクがあります。
本記事では現役輸出プレイヤーのゆうきが、アリババ仕入れについて解説します。
メリット一覧
- アリババ仕入れの前提知識やメリットデメリットを理解できる
- おすすめの輸入代行業者や利用するべき理由を理解できる
- アリババ仕入れの手順を理解できる
中国輸入ビジネスに挑戦したい人におすすめの内容です。
ぜひこの記事を参考に、アリババ仕入れの中国輸入ビジネスで稼いでいきましょう。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
クーリエ契約の方法をはじめ、記事動画100本以上の攻略ノウハウ、さらには売上管理&利益計算シートまで提供していますので、ぜひご登録ください。
【前提】アリババを仕入れに使う際は中国版サイトを利用する
アリババは日本語サイトも展開していますが、転売で使用するなら中国国内売買向けのアリババ(1688.com)を利用しましょう。
日本語サイトは商品が割高で出品されていることが多いため、アリババ仕入れのメリットを活かせない場合があります。
中国国内向けのサイトであれば安く仕入れができるので、転売で利益を出しやすいでしょう。
とはいえ、中国向けのサイトは中国語表示のみのため、商品検索や情報の精査が大変です。
慣れるまでは日本語翻訳アプリなどを利用して、サイトを閲覧していきましょう。
アリババを仕入先に利用するメリット3選
仕入れ先は日本国内にも数多くの店舗やサービスがあるので、アリババをわざわざ利用する理由がわからない人もいるでしょう。
ここでは、アリババのおすすめポイントを3つ紹介します。
- 工場から直接仕入れができる
- 商品の種類が豊富にある
- OEMを依頼できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 工場から直接仕入れができる
アリババは商品を製造している工場と直接取引ができます。
日本ではメーカーと直接取引できることが少ないことから、アリババ仕入れならではのメリットと言えます。
商社や卸問屋などが仲介しないため、商品を安く購入可能です。大量ロットにも対応していることが多いため、安定して仕入れられます。
工場と直接やり取りが可能なので、交渉次第では納期を短くしたり価格を安くしたりできるでしょう。
2. 商品の種類が豊富にある
アリババに出品している店舗や工場の数は多く、さまざまな商品が販売されています。
以下のように、一般消費者向けの商品ジャンルが多いです。
- アパレル
- キッチン用品
- アクセサリー
- 家具
- 家電
- 食器
- 子供用品
- 美容用品 など
取扱いジャンルが広いので、自分に合った商品を仕入れられます。
3. OEMを依頼できる
アリババは工場と直接取引ができるので、OEM(オリジナル商品の作成)の依頼も可能です。
既存品にオリジナルのロゴを入れたり、新機能を付けたりして商品の付加価値を高められます。
オリジナル商品を作る場合の注意点として、発注ロットが高くなりがちなことが挙げられます。
需要のないものを作ってしまうと、大量の在庫を抱え、赤字となりかねません。
とはいえ、需要のある商品を作れればライバルがいないので、安定して稼げるでしょう。
中国輸入OEMについては「【稼げない?】中国輸入OEMがオワコンと言われる5つの理由!稼ぐためのコツやオワコンではない理由も解説」の記事にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
アリババを仕入先に利用するデメリット3選
アリババで仕入れる際は上述したメリットだけでなく、以下3つのデメリットも押さえておきましょう。
- 品質が低いことがある
- 日本語が通じない
- 最低ロットが決まっている
把握しておかないとスムーズに仕入れられず、トラブルに発展する恐れがあります。ひとつずつ見ていきましょう。
1. 品質が低いことがある
アリババから仕入れる商品は、低品質なことがあります。
価格を極端に安くしているため、多少の傷や汚れは容認してほしいと考えている出品者も多いです。
また、店舗によっては出品画像と色味や形状が違うものが送られてくることもあります。
大量仕入れをする際には、一度テスト的に小ロットで仕入れてから利用するか判断しましょう!
2. 日本語が通じない
アリババは中国国内の売買が想定されているため、日本語がほとんど通じません。
OEMでオリジナル商品を作る場合、言語の違いから細かい指示を出せないことがあり、思っていたものと違った出来上がりになることもあるくらいです…。
また、間違った中国語で連絡をしてしまうと発注する個数やサイズなどが変わり、誤発注が発生してしまいます。
想定とは違うものを仕入れてしまい、大量に在庫を抱えることもあるでしょう。
翻訳ツールを使えばある程度は解消できるものの、国内仕入れよりはコミュニケーションコストがかかることを理解しておくことが重要です。
3. 最低ロットが決まっている
アリババは業者同士の取引が想定されており、多くの場合、発注する際の最低ロットが決まっています。
1個のみ発注できることは少なく、一度に100個以上の発注が必要な商品も少なくありません。
大量仕入れをする前に出品者に交渉すれば、小ロットのテスト購入に対応してくれることもあります。
テスト購入では、2個以上の買い付けや通常より高単価での販売になることも多いです。
しかし、初回で大量に発注した結果、低品質な物ばかり送られては損失となるだけです。
将来的な大きな損失を防ぐために、最初のうちは多少割高でも小ロットで依頼することをおすすめします。
アリババ仕入れをするなら輸入代行業者の利用がおすすめな理由3選
アリババで仕入れをするなら、手間のかかる作業や交渉を代わりに対応してくれる輸入代行業者の利用がおすすめです。
利用するメリットは、以下の3つです。
- 支払いを代行してくれる
- 国際発送を代行してくれる
- 商品の返品や交渉をしてくれる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 支払いを代行してくれる
アリババで購入をする場合、中国国内の銀行口座を利用して支払いをすることが多いです。
輸入代行業者を利用すれば、アリババでの支払いを代行してくれます。
代行業者への支払いは日本円に対応しており、トラブルが発生するリスクも低いです。
手数料は発生するものの、輸入に関するサービスもあるので、総合的に考えると割安に感じるでしょう。
2. 国際発送を代行してくれる
アリババは中国国内の売買が想定されているため、日本への国際発送に対応していない出品者が多いです。
輸入代行業者を利用しなければ、ほとんどの商品を仕入れられないでしょう。
輸入代行業者を利用することでアリババで仕入れられるようになり、中国から日本への国際発送の手続きも代行してくれるため、スムーズに商品を輸入できます。
また、業者によっては大口での国際発送に対して割引してくれることもあります。
法人として大量に中国から日本へ発送をしているため、個人発送に比べて送料を安く抑えられるでしょう。
3. 商品の返品や交渉をしてくれる
輸入代行業者の中には、商品を検品し、不良品を返品してくれるサービスも提供しています。
日本に届いてから不良品に気付いても、返品や返金に対応してくれない出品者がほとんどです。
輸入代行業者が商品の検品に対応していれば、返品や返金の交渉をしてくれます。
また、輸入代行業者が出品者に商品の詳細情報を確認したり、値下げ交渉をしたりできます。OEMでオリジナル商品を作る場合でも、仲介役として交渉してくれるでしょう。
アリババ仕入れにおすすめの輸入代行業者
アリババ仕入れにおすすめの輸入代行業者を一部、ピックアップしてみました。
- ラクマート
- 誠
- 淘太郎
「ラクマート」は有料会員登録をしなくても利用できるため、単発で利用したい人や送料を抑えたい人におすすめです。
「誠」は女性向けアパレルやアクセサリーのOEMやODMに強みがあります。小ロットにも対応しており、初心者でも利用しやすいでしょう。
「淘太郎」の特徴は船便コンテナ発送に対応しており、大ロットで発注しやすいことです。大ロットの場合でも検品精度を厳しく行うため、大規模に物販をする人におすすめです。
アリババで商品を仕入れる流れ5ステップ【代行業者を利用した方法を解説】
実際にアリババからどのように仕入れをすればよいのかわからない人に向けて、代行業者を利用した仕入れ方法を5ステップで解説します。
- アリババにログインし仕入れる商品を決める
- 商品価格と最低ロットを確認する
- 代行業者に見積もりを取る
- 代行業者に注文を依頼しる
- 商品到着後に検品をする
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1. アリババにログインし仕入れる商品を決める
まずはアリババにログインし、仕入れる商品を決めます。
アリババで商品を探す方法は、以下のとおりです。
検索方法 | 検索の手順 |
---|---|
カテゴリー検索 | 「全部类目」にカーソルを合わせ、調べるカテゴリーをクリックする |
文字検索 | 検索窓に文字を入力し「搜索」をクリックする |
画像検索 | 「以图搜索(カメラマーク)」をクリックし、調べたい画像を選ぶ |
購入を検討する商品があれば、クリックして詳細情報を確認しましょう。
2. 商品価格と最低ロットを確認する
商品の価格と最低発注ロット数を確認します。
表示価格は「元」なので、日本円に計算して判断します。
画像の商品の場合、8元で最低発注個数が2個です。2024年7月現在は約22円/元なので、約176円で販売されていることが分かります。
価格が極端に安い場合、最低ロット数が高い傾向にあるので必ず確認しましょう。
3. 代行業者に見積もりを取る
輸入代行業者にアリババの商品ページの情報を伝え、見積もりを取得します。
見積もりを取得する際は、複数商品をまとめて依頼しましょう。まとめて依頼することで、送料や手数料が安くなることが多いです。
梱包や検品などのオプションをつける際には、見積もり取得時に依頼しましょう。
4. 代行業者に注文を依頼する
見積書が届き価格に納得できたら、輸入代行業者へ注文しましょう。
見積書には有効期限があるため、期限内に素早く依頼します。発注後、指定の方法に従って支払いをしましょう。
5. 商品到着後に検品をする
商品が到着したら、検品をして状態を確認しましょう。
もし不良品が届いたら、代行業者へ連絡。返品や返金に対応してくれる場合もあります。
商品に問題がなければ、出品して販売していきましょう。
アリババ仕入れを活用して中国輸入せどりで稼ごう
中国国内用のアリババは工場と直接取引ができるので、格安で商品を仕入れられます。
商品の種類が豊富にあることに加えOEMも依頼できるので、物販ビジネスの幅を広げられるでしょう。
輸入代行業者を利用すれば、面倒な国際発送や工場との取引を代行できます。アリババ仕入れをするなら必ず利用しましょう。
アリババを利用した中国輸入ビジネスは今後も稼げる可能性があります。中国輸入ビジネスについては「【もう悩まない】中国輸入ビジネスが儲からないは嘘!原因と稼ぐためのコツを解説」の記事にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
ぜひこの記事を参考に、アリババ仕入れの中国輸入ビジネスで稼いでいきましょう。