自分の住所を他人に知られないために、匿名配送したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
匿名配送なら氏名や住所が相手に知られないので、安心して商品を発送できますよね。
しかし、eBayのような海外輸出では、そもそも匿名配送に対応していないことが難点です。
今回は、毎月1,000品以上の商品を発送する現役輸出プレイヤーであるゆうきが、eBayにおける匿名配送について解説します。
この記事を読むことで得られるメリットは、下記の通りです。
メリット一覧
- 匿名配送できるフリマサイトがわかる
- 匿名配送のデメリット・メリットがわかる
- 海外配送にeBayがおすすめな理由がわかる
メリット・デメリットについても解説しているので、そもそもせどりにおいて匿名配送が必要なのかどうかがわかる内容となっています。
ぜひ最後までお読みください。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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eBayは匿名配送できない
2022年12月現在、eBayでは匿名配送に対応していません…。
例えば、eBayで商品を発送する際は以下の配送サービスを利用します。
- 日本郵便
- FedEx
- DHL
- ヤマト運輸
- 代行業者
いずれの配送業者でも、伝票には送り主の情報が明記されてしまいます。
名前以外にも住所や電話番号を記載する必要があるので、配送先に自身の情報が知られてしまうのが現状です。
【参考】匿名配送できるフリマサイト
eBayでは匿名配送ができませんが、以下のフリマサイトを利用すれば個人情報を守りながら配送できます。
- メルカリ
- ラクマ
- ヤフオク!
- PayPayフリマ
- BOOTH
ちなみに、ヤマト運輸「宅急便をスマホで送る」を利用すれば、LINEでつながっている人に対して匿名配送が可能です。
しかし、国内配送にしか対応していないケースが多いので、海外に向けて商品を販売している人には向いていません。
BOOTHだけは海外匿名配送に対応していますが、クリエイター向けサービスなのでせどりでの利用には不向きです…。
そのため、匿名配送で海外へ送れる、せどりで利用できるサービスは実質ゼロと言えます。
匿名配送のデメリット6選
匿名配送は個人情報が守られる一方で、デメリットが多いです。
- 海外配送できないケースが多い
- 配送方法・サイズが限定される
- 窓口での手続きが必要
- 複数配送するときに伝票を間違えやすい
- 返品・再発送では利用できない
- トラブル時の対応が面倒
それぞれ解説するので、匿名配送を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
1. 海外配送できないケースが多い
海外のバイヤーに商品を購入された場合は、匿名配送ができないケースが多いです。
そのため、どうしても匿名配送したいなら日本のバイヤーをターゲットにするしかありません。
「メルカリ」や「ラクマ」などで、自宅にある不用品を販売する程度なら問題ないでしょう。
しかし、匿名配送できないからといって海外に向けて販売しないのは、非常にもったいないことです!
日本だけに絞ると利益拡大のチャンスを逃すことになるので、売上を伸ばしたいなら匿名配送にこだわらないようにしましょう。
2. 配送方法・サイズが限定される
匿名配送では、配送方法や商品サイズの上限が設けられています。
そのため、匿名配送に対応しているサービスであっても、商品によってはそもそも利用できない場合があることを留意しておきましょう。
匿名配送を希望するなら、商品を出品する前に利用できる条件を満たしていることを確認してみてください。
ただし、匿名配送できる商品のみを取り扱うとなると、高利益が見込める物品を出品できなくなってしまうことも…。
非常にもったいないので、売上を伸ばしたいなら匿名配送できない商品も取り扱うのがおすすめです。
3. 窓口での手続きが必要
匿名配送を利用するには、コンビニや郵便局などで発送手続きを行う必要があります。
発送する荷物が多かったり重かったりすると、窓口まで運ぶ手間がかかってしまいます。
反対に、通常の発送方法なら集荷を依頼することが可能です。
そのため、匿名配送を利用しないほうが手軽に商品を発送できるでしょう。
特に窓口が家から遠い場合は、匿名配送ではなく通常の配送方法で集荷を依頼するのがおすすめです。
4. 複数配送するときに伝票を間違えやすい
匿名配送の伝票には購入者の情報が明記されないので、複数の商品を同時に発送する際に区別がつきにくく、間違えやすいです。
そのため、複数の商品を発送するなら、伝票を区別できるように工夫しましょう。
例えば、発行した伝票をマスキングテープで段ボールに貼り付けるなどの方法が挙げられます。
一手間で誤配送のトラブルを未然に防げるので、匿名配送する場合は伝票を扱うルールを決めておきましょう。
5. 返品・再発送では利用できない
返品や再発送する場合は、匿名配送が利用できません。
「商品に不備があった」などのトラブルが発生した場合は、お互いの氏名や住所を教え合い、各自で対応する必要があります。
個人情報を伝えることになるので、返品あるいは再発送が必要になると、匿名配送のメリットがなくなってしまいます…。
また、個人情報を確認するコミュニケーションコストもかかるので、匿名ではない発送方法よりも手間が生じることも難点です。
トラブルは完全にはなくせませんが、返品あるいは再発送とならないように、細心の注意を払って商品を梱包して発送しましょう。
6. トラブル時の対応が面倒
匿名配送で未着などのトラブルが発生すると、対応が難しくなってしまいます。
匿名配送では購入者の住所がわからないので、配送業者の営業所に問い合わせられません。
通常は商品が届いていない場合、バイヤーが配送業者へ問い合わせをする必要があります。
セラーがバイヤーの情報を調べる手段はあるものの、手間と時間がかかってしまいます。
そのため、万が一のことを考えるなら、匿名配送を利用しないのがおすすめです。
匿名配送のメリット4選
ここでは、匿名配送を利用するメリットを紹介します。
- 個人情報を保護できる
- 商品が売れやすくなる
- 伝票を書く手間が省ける
- 送料が全国一律でわかりやすい
eBayでは利用できませんが、匿名配送によって防げるトラブルもあるので、配送方法を検討する際の参考にしてみてください。
1. 個人情報を保護できる
ネット上では不特定多数の人と取引をするので、個人情報を保護できるメリットは大きいです。
匿名配送なら、氏名だけでなく住所や電話番号も知られる心配がありません。
そのため、個人情報を気にすることなく物販に取り組めるでしょう。
特に、日本国内のユーザーと取引するなら、匿名配送を利用しやすいです。
「メルカリ」や「ラクマ」など、匿名配送に対応しているサービスがあるので、国内ユーザーをターゲットにしている人は利用してみてはいかがでしょうか。
2. 商品が売れやすくなる
匿名配送では購入者の個人情報も知られないので、商品が売れやすくなることもメリットと言えます。
セラーが個人情報を守りたいと考えているように、バイヤーも同じことを考えているケースは多いです。
匿名配送に対応している商品は、プライバシーを守りたいバイヤーにとって魅力的に感じられるでしょう。
バイヤーの購買意欲を高めたいなら、商品の説明欄などに匿名配送ができる旨を記載しておくのがおすすめです。
3. 伝票を書く手間が省ける
匿名配送では窓口で発行された伝票をそのまま利用するので、自分で用意する手間が省けます。
自分で伝票を書くとなると氏名や住所だけでなく、購入者の情報も調べて記入しなければなりません。
多くの商品が売れるようになると伝票を書く手間が増え、発送作業に時間を取られることに…。
そのため、売上を上げているセラーほど伝票が自動で発行されるメリットが大きくなるでしょう。
また、宛名を書き間違えるミスもなくせるので、トラブルの防止にも役立ちます。
4. 送料が全国一律でわかりやすい
匿名配送を利用すると送料が全国一律になることが多いので、利益を計算しやすいです。
遠方に配送する場合は送料の節約になることも。
特に送料をセラーが負担する場合は、結果として利益が増えることに繋がります。
ただし、匿名配送は日本国内でしか対応していないので、海外配送する際はメリットが得られません。
海外に発送する商品数が多いなら、割引制度を活用したり代行業者に依頼したりして、送料を節約しましょう。
海外発送代行業者については「【メリット多数】海外発送代行のおすすめ会社10選!自分にあった業者の選び方についても解説」の記事で詳しく解説しています。
選び方だけでなく、おすすめの業者を厳選して紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
海外配送でトラブルを避けたいならeBayがおすすめ
海外に商品を発送する場合は、基本的に匿名配送が利用できないので、伝票に氏名や住所などを明記する必要があります。
個人情報は守れませんが、複数配送するときに伝票を間違えるなどのトラブルを防ぎやすいのがメリットです。
海外に向けて商品を販売できるプラットフォームはたくさんありますが、中でもeBayは自動で同梱処理ができるなどの機能が備わっています。
同梱処理がされると同一のバイヤーが購入した商品を1箱にまとめられるので、伝票を間違えるリスクを低減できるでしょう。
eBayで売れた商品を海外配送する際は、以下のサービスを利用することになります。
- 日本郵便
- FedEx
- DHL
- ヤマト運輸
- 代行業者
匿名配送とは異なり、追跡番号がわかるので「商品が届いていない」と購入者から言われた際に、自分で状況を確認できます。
また、未着のトラブルが発生したときには購入者の住所がわかるため、深刻な状況になる前に対処しやすいです。
eBayを利用してトラブルを未然に防ぐだけでなく、万が一に備えられるようにしましょう。
海外転売で匿名配送は困難!トラブルを最小限にできるeBayを利用しよう
匿名配送は個人情報を伏せて発送できる一方で、基本的に海外配送では利用できません。
配送方法やサイズが限定されたり、窓口での手続きが必要になったりといったデメリットもあります。
また、トラブルが発生したら個人情報がわからないことにより、対処する手間がかかってしまうことも難点です。
そのため海外配送するなら、トラブルを最小限に抑えられる機能が備わったプラットフォームを利用しましょう。
匿名配送ができるか否かは、二の次で問題ありません。
eBayなら匿名配送には対応していないものの、自動で同梱処理ができるので、伝票を誤って誤配送するリスクを低減できます。
万が一、未着のトラブルが発生した場合でも発送した商品を追跡できるので、自分で状況確認できることもメリットです。
トラブルはゼロにできませんが、リスクを下げたいならeBayを利用して海外のバイヤーとやり取りしましょう。