eBayで収益を上げるためには、多数の商品を出品する必要があります。
通常通りの手順で1品ずつ出品する方法もありますが、時間がかかってしまうので、リサーチや在庫整理などができなくなってしまうことも…。
そのため、自分のストアの商品数を効率的に増やしたいなら、出品ツールを使うのがおすすめです。
今回は、現役輸出プレイヤーであるゆうきが、eBay輸出でおすすめの出品ツールを厳選して紹介します。
この記事からわかることは以下の3つです。
メリット一覧
- eBayで出品ツールを導入するメリット・デメリット
- おすすめの出品ツール
- 出品ツールの選び方や導入するタイミング
出品ツールを利用するメリットやデメリットもわかるようになっているので、導入を検討してみてください。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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eBayで使えるおすすめの出品ツール4選
ここでは、eBayで使えるおすすめの出品ツールを4つ紹介します。
- Seller Hub Reports(旧FileExchange)
- オークタウン
- SAATS COMMERCE 2.0
- inkFrog
それぞれの特徴を解説していくので、出品ツール選びの参考にしてみてください。
1. Seller Hub Reports(旧FileExchange)
Seller Hub Reports(旧FileExchange)は、eBayでの出品に関わるさまざまな機能を備えています。
- 新規出品
- 出品済み商品の修正
- 商品の再出品
- 出品終了
出品に必要なデータをExcelあるいはGoogleスプレッドシートに入力し、Seller Hub Reportsと連携させれば、出品にかかる時間の短縮が可能です。
そのため、商品出品にかかる作業を一括で進められます。
Seller Hub Reportsの注意点は、マニュアルが英語で記載されているため、翻訳しながら使い方を覚えないといけないことです。
とはいえ、Seller Hub ReportsはExcelやGoogleスプレッドシートに入力するだけで使えるので、出品作業の工数を減らしたい人におすすめのツールです。
Seller Hub Reportsについては、以下の記事で詳しく解説しています。基本の使い方だけなく、商品情報を一括編集する方法も説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2. オークタウン
オークタウンは、ヤフオクの出品ツールを開発したオークタウン株式会社が提供している、eBay向けの無料ツールです。
出品情報をCSVファイル上で一括編集できる機能と個別出品の機能があるので、個人のスタイルにあった出品が簡単にできます。
また、オークタウンは日本語に対応しているので、誰でも使いやすい出品ツールと言えます。
Seller Hub Reportsよりも機能がシンプルなため、すぐに使いこなせるようになるでしょう。
なお、eBayにてCSVで出品する際は、カテゴリーナンバーが必須です。カテゴリーナンバーの調べ方については「eBayでカテゴリーナンバーを調べる方法4選!ストアカテゴリーについても詳しく解説」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3. SAATS COMMERCE 2.0
SAATS COMMERCE 2.0は、商品の出品だけでなくリサーチや在庫管理もできるため、ツールを使い分ける必要がありません。
eBayツールの多くは1つの用途に特化していることから、基本的に複数のツールを使い分けながら作業を進めていきます。
しかしSAATS COMMERCE 2.0さえ導入していれば、商品の出品・リサーチ・在庫管理と幅広く対応できるため、迷うことなく作業を進められるでしょう。
ただし、SAATS COMMERCE 2.0は月額11,500円かかる有料ツールのため、導入は少なくとも5万円以上の利益が出てから検討してみてください。
4. inkFrog
inkFrogは、海外の出品ツールです。
商品情報のテンプレートを使い回せるので、出品作業の効率を高められます。
比較的お手頃な料金に設定されているので、導入しやすいはずです。
inkFrogのプランは以下のとおりです。5種類あるので、ご自身にとって最適なプランを選びましょう。
プラン | 月額 | 出品上限 | アカウント数上限 |
---|---|---|---|
Small | 11ドル | 300点 | 1 |
Basic | 19ドル | 1,500点 | 1 |
Professional | 29ドル | 無制限 | 3 |
Entrepreneur | 49ドル | 無制限 | 7 |
Premium | 79ドル | 無制限 | 10 |
※2023年11月現在
プランによって料金だけでなく、出品数の上限も異なります。
eBay輸出でしっかり稼いでいきたいなら出品数を上げなければならないので、Professional以上のランクを検討するといいでしょう。
eBayのアカウントを複数持っていない場合はとくに、上限に達しやすいので、Professionalは必須と言えます。
eBayで出品ツールを導入する3つのメリット
eBayで出品ツールを導入するメリットは、以下の3つです。
- 作業を効率化できる
- 収益アップが目指せる
- 外注しやすい
順番に解説していきます。
1. 作業を効率化できる
ツールを導入すると出品作業の効率化を図れるので、短時間で出品できます。
最初はeBayアカウントの上限により出品数が限られてしまうので、ツールを活用しなくても問題ありません。
しかし、実績を積み重ねていくと出品数が自然と増えるため、手作業だけでは限界を迎える時期が来るはずです。
また、出品作業に追われてリサーチに手が回らなくなってしまうと、トレンド商品を見逃してしまうこともあります。
そのため、出品ツールは早めに導入することをおすすめします。
出品ツールによっては無料で利用できるので、費用面で心配する必要はありません。
手作業で出品している方は、出品ツールの導入を検討しましょう。
2. 収益アップが目指せる
収益アップが目指せるのも、出品ツールを導入するメリットの1つです。
ツールを利用すると出品時間を短縮できるので、手軽に出品ができます。
売れる商品を選定できていることが前提ですが、eBayでは出品数を増やすほど収益が上がりやすいです。
また、短時間で出品作業が完了することで、リサーチの時間が確保しやすくなります。
リサーチに多くの時間を費やすことで、より利益率の高い商品を見つけられるようになり、さらなる収益アップも期待できるでしょう。
3. 外注しやすい
eBayで使える出品ツールは簡単に操作できるものが多いので、外注スタッフにも共有しやすく、作業負担の軽減につながります。
外注すると出品作業そのものを行う必要がなくなるので、自由な時間を増やせます。
浮いた時間を利用してリサーチを行い、売れる商品を1品でも多く選定できれば、収益アップの可能性を高められるでしょう。
ただし、出品作業をお願いする場合は、外注に支払う報酬を考慮する必要があります。
外注費という形で経費がかさんでしまうため、自力で安定して売上を立てられるようになった段階で、外注することを検討してみてください。
eBayで出品ツールを導入する2つのデメリット
eBay出品ツールを活用することで大量出品が可能になる一方で、以下のようなデメリットがあります。
- 費用がかかる場合がある
- 導入時期を誤ると損をする
ツールを導入してから後悔しないように、ここでしっかり確認しておきましょう。
1. 費用がかかる場合がある
eBayで使える出品ツールには有料のものもあり、中には月額で利用料が発生してしまいます。
有料の出品ツールは利用料が負担になってしまうため、eBay輸出を始めたばかりの人にはおすすめできません。
ただし、有料ツールは無料のものよりも機能が充実しています。
そのため、eBayでの収益が安定してきたら、有料の出品ツールへの乗り換えを検討してみてください。
2. 導入時期を誤ると損をする
出品ツールの導入時期を誤ると、損をしてしまう恐れがあるので注意しましょう。
例えば、収益が少ないのに有料ツールを利用すると、赤字になりやすいです。
eBay輸出を始めたばかりの方で出品ツールを導入したいなら、無料のものから利用してもいいです。
eBay輸出で使う出品ツールの選び方5つ
数多くある出品ツールの中から自分に合ったものを選ぶためには、次の5つを確認しましょう。
- 操作性がいい
- 効果が期待できる
- 費用が機能性と見合っている
- 一括出品機能がある
- 作業を外注できる
それぞれチェックすべきポイントについて詳しく解説します。
1. 操作性がいい
出品ツールを選ぶときは、使い方がわかりやすいものや操作しやすいものを選びましょう。
使用感は実際に使ってみないとわからない部分も多いため、無料期間があるツールから使ってみるのがおすすめです。
出品ツールにもいろいろあり、中には高額で機能が豊富なツールもあります。
しかし、機能が豊富だから使いやすいとはかぎらず、自分が使いこなせなければ意味がありません。
「実際に導入してみたら今の自分には不要な機能ばかりだった」「想像していたツールと違っていた」ということにならないためにも、試しに使ってみましょう。
そのうえで便利だと感じたものや、作業時間の短縮になりそうなものを導入すると、失敗することは少ないはずです。
2. 効果が期待できる
ツールを導入するときは「利用することで得られる効果」の部分にもこだわりましょう。
ツールを導入する目的は、時間短縮や作業の効率化のはずです。
導入するツールを適当に選んでしまうと「思ったほど時短にはならなかった」「予想していたほどの効果は実感できなかった」という結果になりかねません。
導入前にツールを利用する目的を決めておき、最も効果が得られそうなものから試してみましょう。
また、試用や導入した後はツールの使い勝手や効果を冷静に評価し、継続利用するか否かを判断してみてください。
3. 費用が機能性と見合っている
ツールを選ぶときにはコスト面もよく考えて導入しましょう。無料ツールにも有料ツールにも、それぞれメリット・デメリットがあります。
自分のレベルに合った価格帯のツールを選ばないと、いくら高機能を搭載していたとしても宝の持ち腐れになりかねません。
コストと効果のバランスをよく考え、出品数や導入の目的などに照らし合わせて今の自分に必要なものを選ぶといいでしょう。
無料ツールの中にも使いやすくて生産性が上がるツールはたくさんあります。
必ずしも「有料ツール=優良ツール」ではないので、自分に合ったものをどんどん試してみてください。
4. 一括出品機能がある
出品ツールを選ぶなら、一括出品機能があるかどうかをチェックしておきましょう。
一括出品機能とは、ファイルなどを操作することで一度に大量出品が可能になる機能のことです。
eBayでは出品数を増やしていく必要があり、タスクをこなすうえで作業スピードは非常に重要です。
一括出品機能があれば一括編集や入力、価格変更や出品停止なども可能なので、作業時間を大幅に短縮できます。
出品作業を効率化すればリサーチに時間を費やせるようになるので、より利益アップにつなげられます。
操作性と合わせて吟味する必要はありますが、いずれ必要になる機能なのでチェックしておくとよいでしょう。
5. 作業を外注できる
出品ツールを選ぶときは、ツール利用を前提に作業を外注化できるかどうかもチェックしておきましょう。
出品作業は外注化しやすく、どんなツールを選ぶかによって任せられる作業範囲が変わるからです。
例えば複数人でログインでき、操作権限を変更できるツールなら外注しやすくなります。
また、ファイル操作が可能な機能が搭載されていれば、ツールを使わなくてもファイルのやりとりだけで作業を外注化できます。
外注化するためにツールを変えなければならなくなると、また時間と手間がかかるため、外注化を見越してツールを選ぶとよいでしょう。
eBayで出品ツールを導入するタイミング2つ
eBayで出品ツールを導入するタイミングは次の2つです。
- 無料ツールは初心者でもOK
- 有料ツールは出品数が増えてきてからがおすすめ
詳しく説明していきます。
1. 無料ツールは初心者でもOK
出品ツールは初心者のうちから導入しても問題ありません。
むしろ、無料ツールであれば赤字にならずに済むので、試しに導入してみてもいいでしょう。
初心者からツールに慣れておけば、出品数が増えてきたときもスムーズに有料ツールや高機能ツールへ移行できます。
とくに、これまでツールを使ったことがない人やPCの操作が得意でない人は、積極的に導入しておくと出品数が増えたときにグンと楽になるでしょう。
2. 有料ツールは出品数が増えてきてからがおすすめ
有料ツールの導入がおすすめなタイミングは、ある程度稼げるようになってからです。
有料ツールを導入すると、元を取るためのハードルが高くなってしまいます。
また、月額制の有料ツールだと利用期間によっては買い切りのものよりも費用がかさみ、固定支出も上がります。
ランニングコストがかかる分、赤字になるリスクが高まるので注意しましょう。
月額1万円弱かかるような有料ツールは、5万円程度は安定的に稼げるようになってから導入を検討すると安心です。
eBayで出品ツールを使うときの注意点4つ
eBayの出品ツールは非常に便利なものですが、使い方に気を付けないと成果が出るどころか、却って手間取ってしまう恐れがあります。
出品ツールを使うにあたって、以下4つのポイントに注意しましょう。
- ツールを使う作業を厳選する
- 海外ツールも視野に入れる
- 導入する目的を明確にする
- 在庫管理も合わせて行う
順番に解説していきます。
1. ツールを使う作業を厳選する
多機能ツールは、eBayでできることもツール内で行えることがあります。
しかし、単純な作業ならeBayで行ったほうが早い場合も多いため、ツールを使う部分と明確に決めておくと効率よく進められます。
例えば、メッセージや簡単な出品ならeBay内で操作するほうが早いため、ツールを使わなくても短時間で作業できます。
ツールをどのタイミングで使えば効率的なのかを、しっかり考えて利用しましょう。
2. 海外ツールも視野に入れる
使い勝手を考えるとつい日本語対応しているツールやから検討したくなりますが、国内産に限定すると機会を損失している場合もあります。
簡単な英語で操作できる、海外の優秀なツールがたくさんあるからです。
無料で使えるツールもあるため、英語だからといって最初から検討しないのは非常にもったいないことです。
とくに簡単な英語がわかる人はぜひ、海外ツールも検討してみてください。
3. 導入する目的を明確にする
ツール導入にかぎった話ではありませんが、目的を明確にすることが大切です。
どんな悩みを解決したいのかや、ツール導入で作業のどの部分を効率化したいのかがきちんと明確でなければ、自分に合ったツールを選ぶのが難しくなります。
やりたいこととツールでできることが必ずしも一致しているとは限らないため、お試しプランなどから始めるのがおすすめです。
導入する目的に合っているかどうかを確認したうえで本格的に利用すると、ツール導入で失敗する可能性を下げられるでしょう。
4. 在庫管理も合わせて行う
出品数が増えてくると、必ず行わなければならない作業が在庫管理です。在庫管理ツールも合わせて検討しましょう。
eBayは在庫切れに厳しく対応しています。そのため、出品数が増えたことによって在庫切れが多発すると、アカウントに悪影響を及ぼします。
在庫管理ですでにツールを利用しているなら問題ありませんが、初めてのツール利用なら合わせて導入するのがおすすめです。
在庫管理をしっかり行わなければ、仕入れ値の高騰や在庫切れに気づかず、そもそも販売できなくなる恐れがあります。
ツールを導入してしっかり在庫を管理していきましょう。
在庫管理でおすすめのツールは「eBay無在庫輸出に役立つツール9選!在庫管理から出品まで使うときの注意点も解説」で詳しく説明しています。まだツールを導入していない人はぜひ参考にしてください。
eBayツールは出品だけでなくリサーチや在庫管理でも使える
eBayのツールは出品だけでなく、リサーチや在庫管理などにも活用できます。
今回紹介した「inkFrog」や「オークタウン」は、出品を効率化できるツールです。
出品ツールに加えてリサーチや在庫管理ができるツールも導入すれば、さらに効果的に収益アップを目指せます。
リサーチであれば、以下のようなツールがおすすめです。
- Terapeak
- WUANTO
リサーチツールを導入すると需要の高い商品を見つけやすくなったり、過去の商品データを分析できたりするため、売上アップが狙えます。
リサーチが苦手な人やなかなか売れる商品が見つからない人、高利益商品を見つけたい人はぜひリサーチツールを導入してみてください。
リサーチツールの重要性やおすすめツールについては「【2023年版】eBayリサーチツールのおすすめ5選!リサーチがうまくなるコツも解説」の記事で詳しく紹介しています。
また、商品の出品数が増えてきたときに便利なのが在庫管理ツールです。
とくに無在庫販売の形式で出品する際は、導入は必須と言えます。
おすすめツールは以下の3つです。
- HARU
- MEGAMI
- SAATS COMMERCE2.0
どれも有料ツールでコストがかかりますが、無在庫販売をするなら1つは導入しておきたいツールです。
無料期間もあるので、ぜひ一度試してみてください。
無在庫販売についての詳しい解説や在庫管理ツールについては「eBay無在庫販売は稼げる!メリットやおすすめの在庫管理ツール・トラブル対策まで解説」の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
eBayで出品ツールを活用して収益アップを目指そう
eBayで出品ツールを導入すると、作業の効率化が図れるため、より多くの商品を出品できるようになります。
eBayせどりで質の良い商品を多く出品すれば、収益をアップさせやすくなるはずです。
無料で利用できるツールもあれば有料のものもあるので、どれが自分に合っているかしっかり考えてから導入しましょう。
とくに、inkFrogのような海外の有料ツールなら、低コストでも出品の効率化ができます。
日本のツールだけに捉われずに、色々なツールを探してみるのが良いでしょう!
初心者はeBayサイトからの直接出品でも良いですが、効率化を図る際にはツールも検討してみてください。
効率化できるツールは早めに導入して効率よく稼げるようになりましょう!