
eBay無在庫輸出で、在庫管理が負担となっている方も多いのではないでしょうか。
さまざまな在庫管理方法があるので、何が最適なのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、中古品を1万品以上出品をする現役輸出プレイヤーであるゆうきが、誰でも手軽にできる在庫管理方法を解説していきます。
この記事を読むことで、下記のメリットを得られます。
メリット一覧
- 在庫管理の必要性がわかる
- eBay無在庫輸出で役立つ在庫管理ツールがわかる
- Pastyを使用したeBay輸出の在庫管理方法がわかる
多くのセラーが出品数の増加に比例して、在庫切れの不安を抱くのではないでしょうか。



特に中古品に関してはAPI管理しにくい一点物商品が多く、新品よりも在庫管理が難しいのが現状です。
しかし、今回紹介する在庫管理方法を活用すれば、どんな商品だろうとしっかり管理できるようになるので、ぜひ最後までご一読ください!
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
クーリエ契約の方法をはじめ、記事動画50本以上の攻略ノウハウ、さらには有料級リサーチツールまで提供していますので、ぜひご登録ください。
在庫管理を徹底的にやるべき理由
在庫管理については、徹底的にやっておいたほうがいいです。
2022年現在、eBayでは無在庫のキャンセルによる処分は厳しくなってきており、実際にポリシー違反になる事例も出てきているのが現状です。
また在庫管理を怠ってしまうと、キャンセルによってネガティブフィードバックをもらうこともあります。
ただし悪い評価がついてしまっただけで売上が落ちることはほとんどありませんし、場合によっては評価の変更を依頼できます。
在庫切れになったときやネガティブ評価を受けたときの対処法については、以下の記事をご覧ください。
eBay無在庫輸出で役立つ在庫管理ツール4選
eBay無在庫輸出で在庫管理をする際に、ツールを使う方法があります。
ここでは、在庫管理に役立つツールを4つ紹介します。
- HARU(春)
- MEGAMI(メガミ)
- saatscommerce(サッツコマース)
- BoostListing(ブーストリスティング)
それでは、順番に見ていきましょう。
1. HARU(春)
HARUは通販サイト内を自動で検索し、eBayに出品している商品の価格変化や在庫状態をチェックできるツールです。
HARUによる自動チェックは6時間おきに行われるので、1日に4回の在庫確認ができることになります。
eBayを連携させると、商品の出品停止や再出品も行える便利なツールです。
一例として、以下にHARUでチェック可能な通販サイトを記載していますので、利用しているサービスがあるかご確認ください。
- ラクマ
- キタムラ
- ハードオフNetmall
- 駿河屋
- PayPayモール
- 楽天市場
- ヤフオク
- Yahoo!ショッピング
- Netsea スーパーデリバリー
- Amazon
HARUを利用すれば自動で在庫チェックを行ってくれるため、手間を省くために活用してみましょう。
2. MEGAMI(メガミ)
MEGAMIは、商品1つあたり複数の通販サイトで在庫状況や価格の変動を確認できます。
最大3種類の通販サイトで在庫状況をチェックできるので、在庫切れの防止に役立つのが嬉しいポイントです。
またMEGAMIを利用すれば仕入れ価格を確認できるため、売れたのに利益がマイナスになってしまうような事態を防ぎやすくなるはずです。
- 日本Amazon
- マ-ケットプレイス
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- ヤフオク
- メルカリ
MEGAMIであれば複数サイトで価格の比較ができるため、活用すれば利益を確保しやすくなるでしょう。
3. saatscommerce(サッツコマース)
saatscommerceは出品から在庫管理までを一括で対応してくれるツールです。
月額8,900円の有料ツールとなっていますが、以下のようにさまざまな機能が搭載されているため、あらゆる面での効率化が実現できます。
- 21のeBayマーケットプレイスに出品可能
- テンプレートの保存
- 日本郵便国際送料計算機の搭載
- 予約出品機能
- 落札管理機能
- 日本郵便発送ラベルや税関告知書の入力・印刷機能
- バイヤーへの自動通知メール機能
- 再出品機能
- 過去90日間の合計落札額および合計落札出品数の詳細な売り上げ分析
在庫管理だけでなく出品やラベル作成の手間を減らしたい方に、おすすめのツールです。
4. BoostListing(ブーストリスティング)
BoostListingも在庫管理ができるツールです。
在庫切れになっていることがわかった場合、出品停止を簡単にできるのが特徴です。
時間を指定すれば、お好みのタイミングで自動在庫チェックができます。
ただし、WindowsのOS向けに開発されたツールなので、Macで使えないのが難点です。
Windowsのパソコンをお持ちの方は、ぜひBoostListingをチェックしてみてください。
eBayの在庫を手動で管理するならPastyがおすすめ
eBayに出品した商品の在庫を管理するなら、PastyというChromeの拡張機能がおすすめです。
手動で在庫管理する際は、エクセルやスプレッドシートに入力した商品の仕入れ元URLを一つずつ開いて確認する必要があります。
在庫切れだった商品に関してはeBayのListing画面から出品停止するのですが、出品数が多いとこのやり方では時間が足りません。
Pastyを使えばエクセル上のURLを一気に開けるので、効率よく在庫管理ができます。
実際に1万品以上ある場合でも、3日もあれば十分に終わらせられます。
Pastyで管理するメリットは、下記のようなあらゆるサイトから仕入れる場合でも在庫確認ができることです。
出品数が増えてきて在庫管理が大変に感じた時は、Pastyの導入を検討してみましょう。
eBayの在庫管理を効率化できるPastyの導入方法
eBayの在庫管理の効率アップを図れる、Pastyの導入方法を紹介します。
Pastyは、以下のサイトから取得できます。
先ほどのリンクからサイトに飛ぶと、下記のような画面となります。
画面の右上の「Chromeに追加」をクリックします。
以下のような表示がされるので「拡張機能を追加」を選択しましょう。
「拡張機能を追加」をクリックしたら、以下のように表示されます。
Chromeに追加されたら、Pastyを使えるようになります。
Pastyを使用したeBay輸出の在庫管理方法【1万品以上の無在庫販売も可能】
Pastyを使用したeBay輸出の在庫管理方法を紹介します。在庫管理は以下の順番で行っていきます。
- 商品を出品する
- 商品データをダウンロードする
- Pastyを使用して在庫を管理する
- 在庫切れ商品を削除する
1万品以上の無在庫販売でも問題なく在庫管理できる方法なので、ぜひ参考にして見てください。
1. 商品を出品する
まずは商品を出品していきましょう。
商品を出品する際、Custom labelの欄に仕入れ先の短縮化したURLを入力します。 短縮するには、Biltyというサイトを活用するのがおすすめです。
これによって商品が売れた際や出品取り下げの際の作業が、グーンと楽になるでしょう。
準備はたったこれだけなので、あとは通常通り出品をしてください。
最近はCustom Labelに仕入れ元URLを入力することで、無在庫の規制を受ける可能性も出ていきます。
従って、Custom Labelには管理番号などを入れておき、仕入れ元は別シートでURLを管理した方が良いと思います。
自分なりに工夫をするように管理してください。


2. 商品データをダウンロードする
次に、eBayのSeller Hub画面を開いてください。
Seller Hub画面を開きましたら「Report」→「Downloads」→「Downloads report」と進みます。
ここまでできましたら、現在出品中の商品情報をCSVデータで取得できます。
3. Pastyを使用して在庫を管理する
取得したCSVデータを開くと以下のような画面になるので、Custom LabelのURLを開きたい分だけまとめて選択します。
選択をした状態で右クリックか、ショートカットでセルのコピーをしてください。
コピーされた状態のままPastyのアイコンをクリックすると、商品ページがまとめて開きます。
あとは開いた仕入れ先ページを一つずつ確認して在庫管理をしてください。
確認作業を自分で行うのは大変なので、全て外注にお願いして在庫切れだけ抽出して貰いましょう。
4. 在庫切れ商品を削除する
在庫切れ商品を削除する方法をチェックしましょう。
まずエクセルかスプレッドシートで「Action」「Item number」「EndCode」の3列を作成します。
それぞれの項目に該当する内容を入力してください。
- Action = End
- Item number = 削除したいアイテムID
- EndCode = NotAvailable
まとめたファイルをCSV形式で保存したら、データ整理は完了です。
※スプレッドシートの場合
次に、File Exchangeで商品の削除します。
File Exchangeから「Upload template」を選択しましょう。
「Choose file」に進みます。
「ファイルを選択」から保存したCSVファイルを選択し「Upload」をすれば商品の削除が完了します。
以上が在庫管理方法となります。
在庫管理の作業にかかる手間をできるだけ省きたい方は、外注すれば自分は何もしなくても良いということですね!
ファイルエクスチェンジの使い方についてはこちらの記事で詳細に解説しているので、合わせてご覧いただければと思います。


eBayで無在庫輸出するならChromeの拡張機能やツールを活用するのがおすすめ
eBay輸出ではポリシー違反による処分を避けるために、在庫管理はできるだけ徹底的に取り組んだほうがいいです。
今回紹介したPastyとFile Exchangeの方法を掛け合わせれば、月1回の在庫管理をするだけでも、在庫切れリスクは概ね回避できます。
ツールを使う場合、中古品はAPI管理をしにくい一点物商品が多く、新品よりも在庫管理が難しいのが現状です。
そのため、中古品をたくさん販売したい場合は、手動で在庫管理しても良いでしょう。
なお中古品の出品については以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひご参考ください。
ちなみに本記事では専用ツールとGoogle Chromeによる拡張機能を活用した在庫管理の方法を紹介させていただきましたが、自作でツールを作ってしまうことも、一つの手段です。
実際に僕やコミュニティの皆さんは、HOW TO GOで独自開発した在庫管理ツールを使っており、全て在庫は自動管理しています。
開発は依頼することもできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね!


