スマホで簡単に商品の売買が行えるフリマアプリ「メルカリ」を使ったことがある人は多いでしょう。
メルカリは月間2,300万人が利用している日本最大のフリマサービスで、累計出品数は30億点以上と、豊富な商品が出品されていることが特徴です。
しかし、メルカリで購入してもサイズ違いなどの理由で、すぐに手放したいためにメルカリにまた出品しようか迷うこともあるでしょう。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、メルカリで買ったものをメルカリで売るのは違法かどうかを解説していきます。
この記事を読むメリットは、以下のとおりです。
メリット一覧
- メルカリで買ったものをメルカリで買うのは違法か
- メルカリで買ったものをメルカリで売るメリット・デメリット
- トラブルを避けるポイント
よくある疑問についてもまとめましたので、トラブルを恐れて再出品しようか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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【結論】メルカリで買ったものをメルカリで売るのは問題ない
結論からお伝えすると、メルカリで買ったものをメルカリで売るのはまったく問題ありません。
以前は営利目的や高額での転売が禁止されており、出品価格についても代金や手数料などを加えた良識的な値段で販売するように求められていました。
しかし、2024年2月現在はメルカリで購入したものをさらに高く出品したとしても、規約違反には当たらないので安心してください。
ただし、メルカリの規約は頻繁に変更されるため、出品するたびに確認が必要と言えるでしょう。
メルカリで買ったものをメルカリで売るメリット
メルカリで買ったものをメルカリで売ると、以下3つのメリットがあります。
- 利益が出る可能性がある
- 簡単に出品できる
- 費用を抑えて使用できる
詳しく見ていきましょう。
1. 利益が出る可能性がある
メルカリで買った商品の値付けが甘かった場合、適正価格で販売すれば利益が出る可能性があります。
メルカリで売るためには販売手数料や送料がかかるものの、それ以上に安く仕入れられれば、メルカリで売るだけで利益が確保できます。
メルカリの特徴は販売手数料が一律10%と、利益を計算しやすいことです。また、らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便を使うことで送料も全国一律になるため、利益計算も楽になります。
メルカリにはさまざまな商品が出品されているため、利益が出る商品を見つけるのにもそれほど手間はかからないでしょう。
2. 簡単に出品できる
メルカリアプリなら、メルカリで買ったものを簡単に出品できるのも大きなメリットです。
マイページの商品管理から「持ち物一覧」をクリックすれば、自分が購入した商品の一覧を閲覧できます。
商品名やカテゴリー、ブランド名などが入力された状態で表示されるので、商品の状態や説明文などを追加するだけで出品できます。
価格も購入時の価格が反映されているので、購入履歴を遡る必要がありません。
3. 費用を抑えて使用できる
メルカリで購入し、使用後に再度売ることで、利益が出なかったとしても費用を抑えて使えます。
短期間だけ使いたいものや一度だけ使いたいものなどにおすすめの方法です。
例えば、1ヶ月だけ使いたいベビーバスを5,000円で購入したとします。
1ヶ月使用したあとメルカリで4,500円で出品し、売れた場合の費用は以下のとおりです。(※出品手数料10%、送料600円で計算)
内訳 | 金額 |
---|---|
購入価格 | 5,000円 |
販売価格 | 4,500円 |
手数料 | 1,050円 (=販売手数料450円+送料600円) |
実質利用額 | 1,550円 (=5,000-4,500+1,050円) |
上記より、メルカリで再出品することで、ベビーバスを1ヶ月間で1,550円で使えたことになります。
メルカリで買ったものをメルカリで売るデメリット
メルカリで買ったものをメルカリで売るとメリットしかないように思えますが、実はデメリットもあります。
- 元の出品者から通報やコメントが来る
- 損失が出ることもある
順番に見ていきましょう。
1. 元の出品者から通報やコメントが来る
メルカリで買ったものをメルカリで売るのは規約違反ではないものの、元の出品者からすると気分がいいものではありません。
そのため、迷惑行為として通報されたり、コメントが来たりすることがあります。
再出品を禁止する規約はないため、通報やコメントされたからといって、ペナルティを受けることの心配はいりません。
ただし、出品時に画像や文章などを流用してしまうと迷惑行為と判断され、ペナルティが科せられる恐れがあるため注意が必要です。
2. 損失が出ることもある
メルカリで利益が出るように出品したとしても、必ず売れるとは限らないため、損失が出ることも考えられます。
メルカリは利用者が多い分、値動きも激しいです。あっという間に値崩れしてしまうこともあるので、損失が予想よりも大きくなってしまうは十分にありえます。
実際にメルカリで販売した後に手元に残るお金は手数料や送料が差し引かれているので、同じ商品を出品する場合は損失が出る場合がほとんどと考えたほうが建設的です。
再出品を前提に購入する場合は、売れなかったときのことも考慮して検討するとよいでしょう。
メルカリで買ったものをメルカリで売るときにトラブルを避けるポイント7つ
メルカリで買ったものをメルカリで売ったとしても、トラブルに見舞われる可能性は決して高くありません。
それでもトラブルが心配な人は、以下7つのポイントに注意してください。
- 手放す理由を説明文に書く
- 期間を空けて出品する
- 写真や文章は自分で作り上げる
- 適正な価格で出品する
- 元の出品者の意向を確認しておく
- 販売終了後は履歴を削除する
- 規約の確認を怠らない
詳しく説明します。
1. 手放す理由を説明文に書く
メルカリで買ったものをメルカリで売るときは、説明文に手放す理由を簡単にでも書いておきましょう。
再出品した理由がきちんと書かれていれば、仮に元の出品者に見られたとしても、通報やコメントされる心配をせずに済みます。
手放す理由の記入例を、以下に記載してみました。
- サイズが合わなかったので出品します
- メルカリで購入し使用しましたが、不要になったので出品します
一手間かけるだけで元出品者とのトラブルを避けられるので、納得のできる理由を添えて再出品しましょう。
2. 期間を空けて出品する
メルカリで再出品する場合は、購入した直後はできるだけ避け、ある程度期間を空けてからにするのがおすすめです。
すぐに出品してしまうと元出品者に見つかりやすく、トラブルに発展してしまう可能性があるからです。
2〜3週間空けて出品するだけで、元出品者に見つかりにくくなりコメントや通報される可能性が少なくなります。
ただし、期間を空けることで相場が下がってしまうリスクがある点には注意が必要です。
3. 写真や文章は自分で作り上げる
メルカリで購入したものをメルカリで売る場合は、必ず自分で写真を撮り直し、文章もイチから自分で書き直しましょう。
元の出品者の画像や文章を無断で使用することは、違反行為に当たり、発覚すると利用制限などのペナルティを科せられる恐れがあります。
商品名やスペックくらいであれば、コピペで済ませても問題ありません。ただし、元の出品者が間違っている可能性も考えられるので、ファクトチェックはしておいたほうが安全です。
手間に感じるでしょうが、写真や文章は自分で作り上げましょう。
4. 適正な価格で出品する
メルカリ再出品でトラブルを避けたければ、適正な価格で出品することも大切です。
再出品された商品が元の価格よりもはるかに高額で売られていれば、通報やコメントされる可能性が高くなるからです。
高額販売は禁止されていないものの、相場から大きく離れていると無用なトラブルを付けられることがあります。
元の商品よりも高く売る場合は、手数料や送料などを考慮しつつ、相場相応の価格で販売するようにしましょう。
5. 元の出品者の意向を確認しておく
メルカリで買ったものを再出品する前に、元の出品者の意向を確認しておきましょう。
プロフィールや出品説明文に「転売お断り」などと書かれている場合は、トラブルを避けるためにもメルカリでは再出品しないようにします。
転売を嫌っている出品者からの購入品を再出品するとかなりの確率で通報やコメントされてしまい、対応に時間を取られてしまうからです。
「転売お断り」の出品者から購入した場合はメルカリ以外のプラットフォーム、例えばラクマやeBayなどで出品するのがおすすめです。
プラットフォームを変えるだけでも、元出品者に見つかる可能性を減らせるでしょう。
6. 販売終了後は履歴を削除する
メルカリでは取引完了後、最後の取引メッセージから2週間が経過していれば、出品した商品を削除できるようになっています。
出品した商品がいつまでも残っていると元出品者に見つかる可能性があるため、販売終了後は履歴を削除するようにしましょう。
出品した商品を削除する手順は、以下のとおりです。
- マイページから「出品した商品」をクリック
- 「売却済み」をクリック
- 削除したい商品をクリック
- 「この商品を削除する」をクリックして削除する
一度削除した商品は元に戻せないので、注意してください。また、削除できるのは出品ページの商品のみで、取引履歴からは削除できません。
7. 規約の確認を怠らない
メルカリで買ったものを出品する前に、必ず規約を確認しておきましょう。
規約は改訂されることが多いため、ルール変更を知らずに出品してしまうとペナルティを受ける可能性があるからです。
規約違反を繰り返すと使用制限がかかることもあるため、規約の確認は絶対に欠かせません。
トラブルを避けて安全に取引していくためにも、規約は必ず確認しておき、ルールを守って出品していきましょう。
メルカリで買ったものをメルカリで売るときに気になる疑問
メルカリで買ったものをメルカリで売るときに、気になる人が多そうなことについて回答します。
Q1. 再出品する場合は、古物商の許可が必要ですか?
個人使用の範囲内で再出品する場合は、古物商の許可は必要ありません。
ただし、営利目的で転売ビジネスをする場合は、必ず取得しておきましょう。
無許可で営業を続けてしまうと、罰則を受ける恐れがあります。
古物商許可について詳しくは「【罰則あり】eBayで中古品を販売するなら古物商許可が必須!取得する方法や稼ぐコツも解説」の記事で説明しています。eBayせどりに関する記事ですが、メルカリ転売でも役立つ内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
Q2. 通報やコメントが来たときはどうすればいいですか?
通報された場合は、メルカリ事務局に再出品の事情を丁寧に説明しましょう。規約違反ではないので、きちんと説明すれば問題になることはありません。
コメントが来た場合は、まずは再出品の理由を説明してください。サイズ違いなど明確な理由があれば、丁寧に返信すれば通報にまで発展せずに済むはずです。
トラブルになりそうな場合は「もらったものなのでわからない」などと答えて、再出品ではないことをほのめかすのも、ひとつの方法です。
メルカリで買ったものをメルカリで売るのは違法ではない!トラブルを避けつつ再出品しよう
メルカリで買ったものをメルカリで売るのは違法ではなく、メルカリのルールを守って出品すれば何の問題もありません。
ただし、メルカリで再出品するのはメリットもある反面デメリットも存在します。
写真や文章などは自分で準備し、手放す理由も添えるなど、トラブルを避ける工夫をしながら出品するのがおすすめです。
2024年2月現在の規約では問題ないので、トラブルを恐れる必要はありません。
ただし、メルカリの規約は変わりやすいので、出品する前にルールの再確認も忘れないようにしてくださいね!