
物販ビジネスは誰でもはじめやすく、大きな利益を期待できるビジネスです。
とはいえ、誰でも簡単に儲けられるわけではなく、失敗してしまう人も多くいます。
そのため「物販は失敗しやすい・怪しいビジネスだ」という印象を抱いている人も、少なくありません。
しかし、物販ビジネスで失敗してしまう人には原因が必ずあります。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、物販ビジネスで失敗する原因について解説します。
この記事を読むメリットは、以下のとおりです。
メリット一覧
- 物販ビジネスで失敗する原因がわかる
- 物販ビジネスの失敗事例がわかる
- 物販ビジネスで失敗しないためのポイントを理解できる
物販ビジネスがうまくいっていない人や、もっと多くの利益を目指したい人におすすめの内容です。
物販ビジネスで失敗する原因を理解すれば、成功するためのポイントも見えてくるので、ぜひご一読ください!
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
クーリエ契約の方法をはじめ、記事動画100本以上の攻略ノウハウ、さらには売上管理&利益計算シートまで提供していますので、ぜひご登録ください。
物販ビジネスで失敗する原因9選
物販ビジネスで失敗する原因は、以下の9つです。
- リサーチが不十分
- 商品ジャンルが自分に合っていない
- 利益計算ができていない
- ノウハウを知らない
- 一気に稼ごうとしている
- 継続性がない
- 目標を設定しない
- 分析・改善を行わない
- 十分な資金がない
ひとつずつ解説していくので、自分が当てはまっていないか確認してください。
1. リサーチが不十分
商品リサーチは物販ビジネスにおいて重要な工程のひとつであるため、不十分だと物販ビジネスはうまくいきません。
自分が扱いたい商品の売れ行きや価格帯、競合の多さなど、リサーチすべき情報はたくさんあります。
リサーチをせずに闇雲に選んだ商品が売れたとしても、継続的な利益にはつながりません。
利益を上げたいのであれば、リサーチは徹底しましょう。
2. 商品ジャンルが自分に合っていない
物販ビジネスでは、取り扱う商品ジャンルが自分に合っていないと失敗してしまいます。
「自分に合った商品ジャンル」とは、自分が持っている専門知識や趣味、経験を生かせるようなジャンルのことです。
専門知識や経験を生かすことで、他セラーとの差別化につなげられます。



ただし、物販ビジネスは取扱う商品ジャンル次第で売上が大きく変わります。
そのため、取り扱う商品は自分の得意分野だけでなく、商品ジャンルが利益を見込めそうかどうかも含めて総合的に判断しましょう。
3. 利益計算ができていない
利益計算が正確にできていないと、商品が売れたとしてもどれくらい利益が出ているのかがわからず、次につなげられません。
正確に利益計算ができるようになると、仕入れ先を変えるべきか、価格設定や発送方法は適切だったかなどの問題点が見えてきます。



物販ビジネスでは仕入れ値や売値だけでなく、手数料や送料など計算する要素が多いので、より正確な計算が求められます。
大雑把な計算をすると赤字になってしまうこともあります…。初心者にとっては難しく感じることもありますが、慣れていけばできることなので安心してください。
4. ノウハウを知らない
物販ビジネスは簡単に始められますが、初心者の多くは、最初から利益を出すのは難しいと考えましょう。
物販ビジネスで成功するためには、商品を売るための相応の技術やノウハウが必要です。



継続的に利益をあげるために、ノウハウやスキルを習得していきましょう。
5. 一気に稼ごうとしている
物販ビジネスは、初心者がいきなり一攫千金を狙えるビジネスではありません。
中には「初心者が月収〇万円!」といった広告などを、見たことがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、物販に限らず大半のビジネスはいきなり稼げるものではないと考えてください。
物販ビジネスで大きな利益を得るには、地道に努力してノウハウを学んだり技術を習得したりする必要があります。



着実に稼げるようになるためには、地道に積み上げていかなければなりません。
6. 継続性がない
物販ビジネスはだれでも始めやすいビジネスですが、継続しないと稼げるようになりません。
実際に失敗している人のほとんどは、1年以内に辞めているくらいです。
とくに初心者のうちは信頼性がなく、商品が売れにくいのが現実です。
利益が上がらなくても継続して取り組み、実績を積み重ねることで、着実に収益化につながります。
7. 目標を設定しない
物販ビジネスでは、明確な目標を設定しないと成功しません。
目標を立てずになんとなく自己流で行動していても、モチベーションが上がらないものです。
商品が売れなくても焦りや緊張感が生まれず、課題があっても改善されないので、稼げずにズルズルと過ごしてしまいます。
逆に、明確な目標を設定できる人は自分で立てた目標を達成する方法を常に考え、行動に移せるようになります。
どんな目標を立てればいいかわからない人は、月間の売上や貯金額など、わかりやすい数値目標を立てるのがおすすめです。
8. 分析・改善を行わない
一つひとつのプロセスに対し分析・改善を行わない人も、物販ビジネスで失敗する傾向が見られます。
商品が売れなかったり利益を出せなかったりするのには、必ず理由があるものです。
そのため、うまくいかないときに問題点を見つけて改善できないと、同じ失敗を繰り返してしまいます。
物販ビジネスではどんなに小さな失敗からも学びを得て、次に生かせる人が成功します。
逆に、失敗に落ち込むばかりで改善できない人には向いていないでしょう。
9. 十分な資金がない
物販ビジネスを成功させるなら、十分な資金を確保しておくことも重要です。
資金が少ないと仕入れがスムーズにできないだけでなく、資金繰りが悪化しやすくなってしまうからです。
また、作業の効率化やスキルアップのために資金を投入できず、事業を大きくしたり成功までの時間が長引いたりする原因になってしまいます。
物販は少ない資金でも始められるのがメリットではありますが、成功したいなら余裕を持って準備しておくのがおすすめ。
資金繰りでストレスが増えると物販ビジネスが嫌になってしまう可能性もあるので、まずは手持ちの資金を増やすことを最優先にして取引を進めていきましょう。



物販ビジネスの主な失敗事例7つ
物販ビジネスでよくある失敗事例は、以下の7つです。
- 資金不足で仕入れできない
- 出品できない商品を仕入れてしまう
- 利益計算にミスがある
- 不良品を仕入れてしまう
- 大量の不良在庫を抱えてしまう
- 偽物と知らずに仕入れてしまった
- 配送トラブルが多発しアカウントが凍結されてしまった
ひとつずつ丁寧に解説していきます。
1. 資金不足で仕入れできない
当然ながら、物販ビジネスでは仕入れ資金が用意できなければビジネスとして成り立たず、成功させるのも難しくなります。
物販ビジネスを運営していると商品が思うように売れず、在庫が残ることはよくある話です。
資金がうまく回らず、新たな仕入れができなくなるという悪循環に陥ってしまうことも・・・。
資金は多めに用意しておき、売上管理を徹底して資金不足にならないようにしましょう。
資金調達についてもっと詳しく知りたい方は「【理解必須】せどりを始めるために必要な資金とは?8つの使い道と注意点も解説」の記事をご覧ください。必要な金額や調達方法、資金繰りの注意点について詳しく解説しています。


2. 出品できない商品を仕入れてしまう
物販ビジネスは、すべての商品を出品できるわけではありません。
法律やプラットフォームの規約などにより、販売できない商品がいくつか存在します。
法律や規約に抵触する商品を出品してしまうと、該当商品の出品停止や、最悪の場合アカウント停止になりかねません。
出品制限がある商品すべてを把握するのは非常に時間がかかりますが、最低でも自分が扱うジャンルに関するルール・法律は確認するようにしましょう。
3. 利益計算にミスがある
利益計算のミスも、よくある失敗事例として挙げられます。
利益計算にミスがあると、知らない間に商品を薄利もしくは赤字で売ってしまうことがあります。
物販ビジネスにおける利益計算は、単に売上額から仕入れ値を引くだけでは終わりません。
プラットフォームごとに異なる販売手数料や送料、その他梱包材などにかかった費用などの経費をすべて考慮し、正確に計算する必要があります。
計算自体は難しくないので、繰り返し確認すれば、次第に計算に慣れていきます。
計算が苦手な人や何度やってもミスが出てしまう人は、外部委託も視野に入れるようにしましょう。
4. 不良品を仕入れてしまう
リサーチが不十分で、不良品を仕入れてしまったというのもよくある失敗です。
不良品のまま販売してしまうとクレームが多発し顧客対応に追われるだけでなく、セラーの信頼度も下がるため、出品前の検品を怠らないようにしましょう。
信頼できる仕入れ先から仕入れることはもちろん、仕入れ前に情報を入念に確認することも大切です。
また、仕入れ後は丁寧に検品し、輸送中の破損対策を十分におこなった上で発送しましょう。
万が一不良品を販売してしまったときは、顧客の立場に立って迅速かつ丁寧に対応してください。
5. 大量の不良在庫を抱えてしまう
売れると信じて大量に仕入れたものの、まったく売れずにすべて不良在庫になってしまった、というケースもよくある失敗です。
特に資金が少ない場合は、大量仕入れをしてしまうと資金繰りが悪化する原因になります。
利益率だけでなく回転率もチェックした上で、資金額に応じた適切な仕入れ量を見極めることが大切です。
また在庫管理を徹底し、リスクに備えた対策も講じたうえで販売しましょう。



6. 偽物と知らずに仕入れてしまった
商品を検品した際に偽物と判明するケースも、物販でよくある失敗のひとつです。
相場よりもかなり安価で販売している場合や、非対面での取引は注意しなければなりません。
知らずに販売してしまった場合でも罪に問われる可能性があるだけでなく、セラーとしての信頼も大きく損なわれてしまいます。
ブランド品を扱う場合は、正規代理店や信頼できる仕入れ先からのみ仕入れ、検品を徹底することが重要です。
偽ブランド品は想像以上に市場に出回っているため、特にCHANELやGUCCIなど偽物が多いことで知られるブランドには気をつけましょう。
7. 配送トラブルが多発しアカウントが凍結されてしまった
物販ビジネスでは配送トラブルもつきものですが、多発すると対応に追われるだけでなく、最悪アカウントが凍結されビジネスが頓挫してしまいます。
配送トラブルは、事前の対策が重要です。遅延や発送ミスが発生したときのために信頼できる輸送業者を使い、追跡ができる方法で発送しましょう。
また、トラブルが発生したときの対応方法も、事前に用意しておくとスムーズに対処できます。
破損を防ぐために、適切な梱包方法で発送することも重要です。特に海外に発送する場合は、国内での発送事情と大きく異なる点に留意しましょう。
アカウントを健全に保つことは物販ビジネスにおいて重要ポイントなので、トラブルが多発する場合は代行業者を使うなど、根本的なミスを防ぐ対策も検討してみてください。
物販ビジネスで失敗しないためのポイント5つ
物販ビジネスで失敗しないためのポイントは、以下の5点です。
- リサーチを徹底する
- 適切なプラットフォームを選ぶ
- 無駄な費用を削減する
- 在庫を持ちすぎない
- 仕組み化を進める
ひとつずつ解説していくので、しっかり理解して行動に移しましょう!
1. リサーチを徹底する
繰り返しになりますが、商品リサーチは物販ビジネスにおいて非常に重要な行程です。
実際にリサーチにかける時間と物販の成功率には相関性があります。
リサーチによってさまざまな情報を集めて分析すれば、商品が売れる確率を少しずつ上げられます。
リサーチを積み上げていけば、商品の売れ行きをより正確に予測できるようになります。
リサーチで調べるべき要素はいくつかありますが、一部を以下にピックアップしてみました。
調べるべき要素
- 価格帯
- 競合の数
- 仕入れ先 など
とはいえ、リサーチはいくら時間をかけすぎないよう、まずは扱う商品ジャンルの情報収集から始めましょう。
2. 適切なプラットフォームを選ぶ
物販ビジネスでは販売する商品に応じて、適切なプラットフォームを選ぶことも重要です。
プラットフォームごとに特徴があるので、出品する商品によって売れ行きはかなり変わってきます。
以下に、物販でよく利用されるプラットフォームごとにおすすめしたい人の特徴を挙げます。
- eBay
⇒海外向けに販売したい人 - Amazon
⇒大規模なプラットフォームで販売したい人 - ヤフオク!
⇒オークション形式で販売したい人
自分に合ったプラットフォームを見つけて、売上を伸ばしていきましょう!
eBayについては当メディアの関連記事でも詳しく解説しています。「【初心者必見】eBayで稼ぐ手順4ステップ!稼げるコツや商品も紹介」の記事では、eBayで稼ぐまでの手順を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。


3. 無駄な費用を削減する
無駄な費用を削減すると利益率を高められ、成功率を上げられます。
利益を高める方法のひとつに価格を上げることが挙げられますが、必ずしも効果的な方法とは言えません。



しかし、コストカットをすれば価格はそのままに、利益を拡大できます。つまり、無駄な経費の削減は、利益のアップに直結します。
安く仕入れられる店舗を探したり、発送費や梱包費を見直したりすると、経費の削減につなげられます。
また、取引で貯まったポイントを仕入れ費用に充てるなどの工夫も効果的なので、ぜひ試してみてください!
4. 在庫を持ちすぎない
在庫を持ちすぎると保管コストが発生するほか、在庫管理が煩雑になったり資金繰りが悪化しやすくなったりするため、適切な仕入れ量を守ることも大切です。
最初は少量からテスト販売し、売れ行きを試した上で本格的に仕入れると失敗しにくいです。
特に資金が少ないときは回転率を重視し、仕入れる商品を厳選することで在庫を少なくできます。
売れ行きが悪くなったときは早めに損切りし、在庫数を適正にするよう心がけましょう。
5. 仕組み化を進める
物販ビジネスで成功するためには早めに仕組み化することを考え、外注できる作業は手放していくことが大切です。
小規模のうちは自分1人ですべての作業を行えますが、出品数が増えると手が回らなくなり、トラブルが発生する可能性が高くなるからです。
梱包や顧客対応などの単純作業から順に外注し、リサーチや仕入れなど利益に直接関わる重要な作業のみに注力するのが理想。
特に苦手な作業やミスが起きやすい工程は早めに対策を考え、仕組み化してスムーズに事業が進む仕組みを整えましょう。
物販ビジネスで失敗する理由を把握して、現状を脱却しよう!
物販ビジネスは初心者がいきなり稼げるようになるビジネスではないため、地道な努力が必要です。
稼ぐためには徹底したリサーチや継続した努力が欠かせません。
物販ビジネスで失敗する事例はさまざまな人に当てはまるので、心当たりがないか改めて振り返ってみてください。
物販ビジネスで成功するためには、利益率を高める必要があります。
徹底したリサーチを行って売れやすい商品を選び、無駄なコストを削減することで、利益アップが期待できます。
物販ビジネスで売れない原因を把握して現状を脱却し、より多くの商品を販売していきましょう!