
せどりを始めたいけれど資金がない、十分なお金を用意できない、という人は少なくありません。
資金として必要な金額や調達方法が気になる人は、多いのではないでしょうか。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、必要な金額の目安やせどり資金の調達方法について詳しく解説します。
この記事を読むメリットは以下の3つです
メリット一覧
- せどり資金の目安や考え方がわかる
- 資金の調達方法がわかる
- 資金繰りに失敗しないための注意点がわかる
せどり資金について悩みを抱えている人は、ぜひご一読ください!
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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せどりを始めるために必要な資金の目安
せどりは資金が0円だとしても、工夫次第で今すぐ始められるのが特徴です。
0円仕入れや無在庫販売など、資金がなくてもせどりをする方法が複数あるからです。
しかし、資金が少ないと仕入れられる商品に限りがあるため、多いほうが有利であることは否定できません。
資金が潤沢にあるほど仕入れられる商品の選択肢が広がり、効率よく稼げるようになるからです。



資金が多い・少ないことによる影響を、以下にまとめてみました。
資金が多い | 資金が少ない |
---|---|
・高額商品が仕入れられる ・大量仕入れが可能 ・資金繰りが安定しやすい | ・仕入れられる商品に限りがある ・大量仕入れができない ・資金繰りが難しい |
無理のない範囲で、資金を多めに工面できるように努めてみてください。
せどりに必要な資金の考え方
せどりに必要な資金の額は、1ヶ月にいくら稼ぎたいかで変わります。
例として2つの計算方法を見てみましょう。
資金額の計算例①
1ヶ月に30万の利益を上げるには、1日あたり1万円の利益が必要。
利益率が20%の場合、1万円の利益を上げるために必要な売上額を計算すると
10,000 ÷ 0.2 = 50,000円
1日1万円の利益を得るために必要な売上額は5万円
資金の計算例②
1商品で500円の利益が出る商品を扱っている場合、月10万円の利益を出すために必要な販売数は
100,000 ÷ 500 = 200個
1商品の仕入れ額が2,000円とすると、必要な仕入れ額は
2,000 × 200 = 400,000円
扱う商品や販売先、売れたときの利益率によっても、必要な資金額が変わることがわかります。
また、販売する商品はそれぞれ回転率や各種手数料、売上の回収サイクルなども考慮する必要があります
仕入れ以外にも手数料など資金を必要とする場面は多いため、余裕を持って準備しておくといいでしょう。
せどり資金がないときの調達方法5選
せどり資金がないときの調達方法は、5つあります。
- 不用品販売
- 0円仕入れ
- クレジットカード
- セルフバック
- 融資や補助金
明日から取り組めることもあるので、できることから始めてみてください。
1. 不用品販売
手っ取り早くせどり資金を調達したいなら、自宅にある不用品を販売してみましょう。
メルカリなどのフリマアプリを使えば簡単に販売でき、せどりを本格的に始める前の練習にもなります。
使わなくなった衣服やスマホなどの端末、家電や本など、自宅に眠っているものを販売するだけなので今すぐ取り組めます。



まずは身の回りに売れるものがないか、お部屋の中から探してみてください。
2. 0円仕入れ
無料で手に入る物を転売することで、資金を作る方法もあります。
0円で仕入れられるものの例
- 無料でもらえるクーポンや割引券
- サンプルや試供品
- 海や川、山で採れるもの(貝殻、松ぼっくりなど) など
0円で仕入れられるものは意外と多く、せどり資金を手っ取り早く調達できます。
アイデア次第でまとまった資金を確保することも十分に可能です!
0円仕入れの詳しいやり方は「【初心者必見】0円仕入れは誰でも利益化できる!メリットデメリットやおすすめ商品7選」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。


3. クレジットカード
クレジットカードを使って購入すると、代金の支払いが翌月末~翌々月初になるため、支払い日まで猶予期間を作れます。
ただし、支払い日までに商品を売って資金を作らないと引き落としができなくなるため、回転率や需要が高いものを仕入れる必要があります。
資金管理を綿密に行うことが条件ですが、手持ち資金がなくても稼げる方法です。
ただし、一度に限度額いっぱいまで使ってしまうのはリスクが高いので、まずは少額から始めるようにしてください。
万が一、仕入れたものが売れなかったとしても問題なく返済できるくらいの金額にしておきましょう。



4. セルフバック
資金を手にするまでに時間がかかりますが、セルフバックを利用して調達する方法もあります。
セルフバックとは自分でサービスの申込みや利用を行い、アフィリエイトの成功報酬を得る方法です。
セルフバック案件はさまざまなジャンルで多数の商品が公開されており、条件に合致すれば誰でも利用できます。
ただし、サービスを利用してから成功報酬が支払われるまでのタイムラグが長いため、今すぐ資金が必要な場合には不向きな方法です。



5. 融資や助成金・補助金
国や銀行などの融資や各種補助金を使うと、多額の資金を一度に調達できます。
創業時は日本政策金融公庫の「創業融資」の利用が可能です。
すでに実績があるせどらーであれば、銀行などで融資を受けることも選択肢のひとつとなります。
ただし、申請に時間が必要な点や条件が細かく決められていることに加え、必ずしも資金調達できるとは限らないことは理解すべきです。
補助金や助成金の例
- 創業助成金や起業支援金
- 小規模事業者持続化補助金 など
また、お住まいの自治体独自で実施している補助金・助成金制度の中にも、せどりで利用できるものがあります。ぜひ探してみてください!



せどり資金の使い道8つを解説!仕入れ以外にもお金が必要
せどりでは、仕入れ以外にも資金が必要になります。主な使い道は以下の8つです。
- 商品購入代金(仕入れ費用)
- 交通費
- 各種手数料
- ツール費用
- パソコン・スマホ購入費
- 通信費
- 教材費
- 古物商許可証の取得費用
ひとつずつ詳しく確認していきましょう。
1. 商品購入代金(仕入れ費用)
資金の使い道として大きく占めるのが、商品購入代金(仕入れ費用)です。
せどりの仕入れでは、基本的に資金額に応じた商品を選ぶことになります。
資金が潤沢にあれば高額商品の仕入れも可能で、売るタイミングも自由に選べるため、安定して稼ぎやすくなるでしょう。
逆に資金が少ない場合は低利益商品しか仕入れられず、大きく稼ぐことは難しくなります。
資金が少ないうちは、資金繰りが悪化しないように気を付けながら取り組み、少しずつ利益を積み重ねることが大切です。
2. 交通費
店舗仕入れの場合は、電車代やガソリン代などの交通費も含まれます。
とくに地方での仕入れは車移動が多くなるので、ガソリン代だけで月1万円を超えることもあります。
交通費は一度の出費が少額なので発生していることに無頓着になりやすいです。知らないうちにまとまった費用がかかっているので、あらかじめ勘定に入れておきましょう。
3. 各種手数料
せどりでは販売時にかかる手数料なども、費用の一部として発生します。
手数料の例
- 販売手数料
- 配送代行手数料
- 在庫保管手数料
- 振込手数料 など
販売方法によっては、プラットフォームの利用料や送料なども必要です。
少額であるほど見落としやすくなり、回数がかさむと費用がかさむため、正確に把握しなければ思わぬ損失となります。



とくに仕入れや売上に直接かかわらない手数料は、知らないうちに利益を圧迫するため、細かくチェックして正確な支出額を把握しておきましょう。
4. ツール代
作業を効率化して少ない時間で利益を上げるためには、ツールの導入が欠かせません。
使い勝手や効率化を考えると、機能に限りがある無料ツールよりも有料ツールがおすすめです。
しかし、資金に余裕がないときは無理して有料ツールを導入する必要はありません。



商品数が増える、高額商品を取り扱うようになるなど、せどりの規模や資金額に合わせて導入していくといいでしょう。
5. パソコン・スマホ購入費
作業の効率化を進め、せどりの規模や売上を大きくしていくためには、パソコンやスマホなどの端末も欠かせません。
スマホでできる作業には限界があるため、効率よく稼ぎたいならパソコンは必須と言えます。



パソコンがあることで確定申告などの際にも役に立つので、持っていて損をすることはないでしょう。
スマホについてはすでに持っている方でも、せどり専用の端末を持っておくと使い分けができて便利です。
資金が少なく購入費を賄えない場合は、中古端末などを活用しましょう。
6. 通信費
せどりにはインターネットが欠かせないため、通信費(インターネット回線料)も必要です。
リサーチや出品をするだけでも通信容量を大量に消費するため、利用料の上限があるプランを適用するのがおすすめです。
逆に従量課金制だと、多額の利用料を請求される恐れがあります。



近年では光回線に限らず、モバイルWi-Fiでも月額制で利用できるサービスが数多く出てきています。
自身のライフスタイルに応じて、ネット回線を見直してみてください。
7. 教材費
せどりの知識を身につけたり、アドバイスを受けたりするためのコンサル費用などの教材費も、資金の使い道の1つです。
教材費の一例
- 情報商材を買う
- 有料コミュニティに参加する
- コンサルを受ける
効率よく稼ぐために最新情報や知識を得るために、コミュニティに参加したりコンサルを受けたりすることは重要です。
スキルアップにかかる時間を短縮するためにも、有効な手段だと言えるでしょう。
8. 古物商許可証の取得費用
中古品を扱うときには「古物商許可証」の取得費用が発生します。
許可証の申請には複数の書類を揃えなければならず、申請を行政書士に依頼する人が多いです。
古物許可証の取得費用は19,000円ですが、必要な書類の発行手数料や行政書士への代行手数料を合わせると、7万円程度は必要になります。
古物商許可証については、「eBayで中古品を販売するなら古物商許可が必須!取得するメリット・稼ぐコツを解説」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。


古物商許可の申請については警視庁のHPもあわせてご参考ください。
せどりで資金繰りに失敗しないための3つの注意点
せどりでは資金力が稼ぎに大きく影響するため、資金繰りも重要です。失敗しないための注意点は以下の3つです。
- 高額仕入れは資金に余裕ができてからにする
- クレカ仕入れは支払い日と回転率に注意する
- 資金管理は徹底して行う
詳しく見ていきましょう。
1. 高額仕入れは資金に余裕ができてからにする
資金に余裕がない段階での高額仕入れは、キャッシュフローを圧迫し、資金繰りが難しくなる原因になります。
資金に見合った金額の仕入れを行い、余裕がないうちは高額商品の仕入れをできるだけ控えましょう。
売れるまでに日数がかかったり、万が一不良在庫になったりしてしまうと、たちまち資金繰りが悪化してしまいます。
仕入れた高額商品が万が一売れなくても、以後の仕入れや支払いに支障が出ないくらいになれば、高額商品も扱えるようになるでしょう。
2. クレカ仕入れは支払い日と回転率に注意する
クレジットカードを使って仕入れを行う場合は、回転率のいいものを扱い、支払い日をしっかり把握しておきましょう。
回転率が悪い商品ばかり仕入れてしまうと売上を確保できず、支払い日までに売れない恐れがあります。
締め日や支払い日はカード会社によって異なるため、複数使用した場合は特に綿密な管理が必要です。
支払いができなかったり遅れたりしないように、クレカで仕入れる場合は特に丁寧にお金を管理するようにしましょう。
3. 資金管理は徹底して行う
資金の額に関わらず、資金管理は徹底して行いましょう。
粗利益だけを確認したり手数料などの経費を大雑把に計算したりしていると、正しい利益の把握ができず、資金繰り悪化の原因になってしまいます。



仕入れと売上だけを見ていても、正確なお金の流れは掴めません。
資金の流れをきちんと把握できるように、ツール利用料やプラットフォームの手数料などの経費も正確に計算しておきましょう。
せどりは資金が少額でも始められる!管理を徹底して少しずつ規模を拡大しよう
せどりは資金0円でも始められるビジネスです。しかし、資金が多いほうが有利に進められます。
せどり資金を調達する方法は複数あるため、自分に合った方法で取り組みながら、少しずつ規模を大きくしていきましょう。
ただし、資金管理を適当にしてしまうと余計な支出に気づけず、資金繰りが悪化する恐れがあります。



資金が少額でも丁寧に資金管理を行い、お金の流れを正しく把握できるようにしておきましょう。