仕入れ原価が非常に安い中国から輸入をする中国輸入ビジネスは、比較的始めやすいと言われているせどりのひとつです。
しかし、取り組み方を間違えると出品しても商品が売れず、稼ぐのは難しくなります。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、中国輸入ビジネスが儲からない原因について解説します。
この記事を読むことで、以下のようなメリットがあります。
メリット一覧
- 中国輸入ビジネスが儲からない原因を理解できる
- 正しい始め方を理解できる
- 稼ぐためのコツを理解できる
中国輸入ビジネスでなかなか結果が出ずに悩んでいる人におすすめの内容となっています。
ぜひこの記事を参考に、儲からない原因を理解して正しく取り組み、稼げるようになりましょう。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
クーリエ契約の方法をはじめ、記事動画100本以上の攻略ノウハウ、さらには売上管理&利益計算シートまで提供していますので、ぜひご登録ください。
中国輸入ビジネスが儲からないと言われている理由
中国輸入ビジネスが儲からないと言われる理由として、ライバルが多かったり不良品を掴まされたりすることが挙げられます。
「儲からない」と発信している人の多くは、出品した商品が全然売れなかったり、不良品を仕入れて赤字になったりした人などです。
しかし、中国輸入ビジネスにはさまざまなメリットがあり、実際に稼いでいる人も多い手法です。
中国輸入ビジネスの特徴を、以下にピックアップしてみました。
- 仕入れ値が安いため利益を出しやすい
- 中国語が話せなくても仕入れができる
- 国内転売に比べてライバルが少ない
正しく取り組めば誰でも利益を目指せる手法なので、継続的に取り組んでいきましょう。
中国輸入ビジネスが儲からない7つの原因
実際に中国輸入ビジネスを始めてみたものの、思うように稼げずに悩んでいる人も多いでしょう。
ここでは儲からない原因を7つ紹介します。
- リサーチが足りない
- 利益計算をしていない
- 中国文化への理解が足りない
- 自分のことばかり考えている
- 継続できていない
- 販売先を間違っている
- 仕入れに使えるお金が少ない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. リサーチが足りない
中国輸入ビジネスで稼ぐためには、正しくリサーチができている必要があります。
リサーチで需要のある商品を見つけられなければ、どんなに出品方法を工夫しても売れることはありません。
一方で「どんなにリサーチをしても売れる商品が見つからない」と言いたくなる人もいるでしょう。
しかし、そういう人の多くは作業時間が不足していることが多いです。1日数分程度のリサーチで売れる商品は見つかることはほぼありません。
売れる商品を見つけられていない人は、今まで以上にリサーチには時間をかけることを意識してみましょう!
2. 利益計算をしていない
仕入れをする前に利益計算をしていない人は、稼ぐ難易度が上がると考えてください。
中国輸入ビジネスでは関税がかかったり仕入れ時の送料が高かったりと、多く費用が発生します。
原価と販売価格だけを参考に仕入れをすると、利益率が下がったり赤字になったりするリスクがあります。
正しい利益率を把握するために、リサーチから梱包発送までにかかるすべての費用を理解したうえで計算を行ってみてください。
3. 中国文化への理解が足りない
商品の仕入れ先である中国の文化を理解していなければ、予想外のトラブルに巻き込まれて稼ぎにくくなります。
例えば、中国商品の品質は日本製に比べると低い傾向にあります。実際に、不良品や注文したものと異なるモデルが送られることがあるくらいです。
他にも、中国には独自の大型連休があり、大半の店舗が休業しているために仕入れを行えないタイミングがあります。
2月頃の春節や10月頃にある国慶節での仕入れは、商品が発送されるまでに時間がかかってしまいます。
大型連休周辺で仕入れる際は、普段よりも多く発注するなどの対応を考えておきましょう。
4. 自分のことばかり考えている
商品の販売先である購入者のことを考えずに、自分が稼ぐことばかり考えている人も利益を出すのは難しいです。
利益率の高い商品ばかりを追い求めてしまい、購入者が欲しい商品を販売しなくなります。
購入者は販売者を儲けされるために商品を購入する訳ではありません。
自分の利益ばかりではなく、購入者が商品を買うことで得られるメリットを考えて、中国輸入ビジネスをしましょう。
5. 継続できていない
中国輸入ビジネスは継続して取り組まなければ、稼げるようになりません。
数ヶ月間もしくは1年以上に渡って試行錯誤を繰り返すことで、少しずつ稼げるようになります。
中国輸入ビジネスに限らず、せどりはどの手法でも最初の段階から稼ぐのは非常に難しいです。
失敗と改善を繰り返していき、徐々に輸入ビジネスを成長させていく必要があります。
SNSなどで見かける「初月から数万円の利益獲得」などの発信は、ごく一部の特殊な人です。
ほとんどの人は最初から大きく利益を得られていないので、焦らずに継続していきましょう。
6. 販売先を間違っている
中国からいい商品を輸入したとしても、販売先を間違えると売れる確率は下がってしまいます。
販売するプラットフォームごとに利用している性別や世代が異なるので、商品を販売するターゲットを基に販売先を決めなければなりません。
例えば、中年男性はヤフオク!、若い女性はメルカリの利用が多い傾向にあります。
取り扱う商品の主なターゲット層をイメージしたうえで、販売先を選んでみてください。
7. 仕入れに使えるお金が少ない
中国輸入ビジネスでは仕入れに使える金額が少ないと稼ぎにくいです。
例えば、同じ利益率でも仕入れ額によって、得られる利益額は大きく異なります。
利益率が10%の場合
仕入れ額 | 利益額 |
---|---|
100万円 | 10万円 (=100万円×0.1) |
10万円 | 1万円 (=10万円×0.1) |
仕入れ額が大きいほど利益を取りやすくなるので、日ごろから仕入れ資金を増やす努力が必要です。
少額の仕入れ資金では大きく稼ぎにくいことは、理解しておきましょう。
中国輸入ビジネスのメリット
「儲からない」と言われることもある中国輸入ビジネスですが、実際には正しく取り組めば稼げる可能性があるビジネスです。
大きなメリットは、格安で仕入れられることです。
中国は世界最大の製造業国であり、豊富な商品を仕入れられます。
コスト面でもリーズナブルであり、高品質な商品が手に入るため、売れやすいうえに利益率を上げられる可能性があります。
儲からないと決めつける前に、中国輸入ビジネスで利益を出す方法を理解することが大切です。
中国輸入ビジネスで儲からない人が知るべき正しい始め方
中国輸入ビジネスで儲けるために、正しい取り組み方を理解しておきましょう。
- パソコンとネット環境を準備する
- 仕入れる商品をリサーチする
- タオバオやアリババなどで商品を探す
- 輸入代行業者へ依頼する
- 仕入れた商品を検品する
- 商品を出品する
- 売れたら梱包発送する
パソコンがあれば、作業性の改善や輸入代行業者の利用もできます。
スペックはそこまで高くなくても問題ありませんが、最低限Microsoft Officeがスムーズに稼働するレベルは欲しいところです。
仕入れを行う際の注意点は、アリババやタオバオをチェックするときは中国版を使うことです。
日本語対応しているサイトもありますが、中国版に比べると価格設定が高めになっています。
中国版と言うと中国語表記が懸念に思われますが、翻訳ツールを使えば問題なく利用できます。
少しでも利益率を高めるために、中国版サイトを利用して安く仕入れを行いましょう。
中国輸入ビジネスで儲けるためのコツ5選
中国輸入ビジネスで稼ぐためには、どのように取り組めばいいか悩む人も多いはずです。
ここでは、儲けるためのコツを5つ紹介します。
- 成功者の真似をする
- とにかく数をこなす
- 中国文化について理解する
- 外注化する
- さまざまなプラットフォームで販売する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 成功者の真似をする
まずは、実際に中国輸入ビジネスで稼いでいる人が実践している内容を真似してみてください。
すでに結果を出している人の方法を真似することで、無駄な失敗を回避して最短で稼げるようになります。
試行錯誤しながら取り組むことも大切ですが、最初から自己流だと取り返しのつかない失敗をするリスクもあります。
人の意見を柔軟に取り入れ、結果が出ることを信じながら継続してみてください。
失敗談については「せどり初心者の失敗談10選!失敗を未然に防ぐ方法も解説」にて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2. とにかく数をこなす
中国輸入ビジネスを始めたてのうちは、質より量をこなすことが大切です。
初心者のうちは「質」の概念がわからないので、質の高さを求めようとすると却って遠回りしてしまうことがあります。
最初のうちは利益が期待できる商品をたくさん仕入れて販売し、商品ごとの利益率や販売数などをチェックしながら経験を積んでいきましょう。
たくさんの商品を取り扱っていくうちに、利益率が高く需要のある商品を見つけられるようになります。
また、出品作業も同様で、写真や説明文は初心者のうちから完璧なものにする必要はありません。
徐々に改善していき、どのような写真や説明文がバイヤーのウケがいいのか確かめていきましょう。
3. 中国文化について理解する
中国の商品を取り扱う以上は、中国文化について正しく理解しましょう。
中国文化を知るためにおすすめの情報源は、ネットニュースやSNSなどです。
法令や中国のトレンドなどをチェックすることで、輸入ビジネスにも活かせます。
物販ビジネスは競合が参入してくることが多いですが、中国に関する知識を身につけるだけでもライバルとの差別化につながります。
4. 外注化する
物販で効率よく利益を拡大するために、外注化の利用も検討してみてください。
中国輸入ビジネスではとくに、輸入代行業者を利用する形で外注化を図るのがおすすめです。
輸入代行業者の特徴は、完全日本語対応で商品の注文から発送まですべて代行してくれること。
輸入などの手続きを理解しなくても、誰でも簡単に中国から商品を購入できます。
業者によっては以下のようなオプションサービスがあります。
- OPP袋取り替え
- 緩衝材梱包
- 洋服の織ネームの取り付け、取り外し
- タグの取り付け、取り外し
- AmazonFBA等用ラベル貼り付け など
また、輸入代行業者以外にもクラウドソーシングを利用した出品や梱包発送代行を依頼することも、選択肢のひとつです。
作業を完全外注化して半自動で稼げる仕組みも作れるので、ある程度慣れてきた段階で外注化を始めてみましょう。
5. さまざまなプラットフォームで販売する
取り扱う商品に応じて販売するプラットフォームを選びましょう。
中国輸入ビジネスにおすすめの販売プラットフォームは、以下のとおりです。
- eBay
- Amazon
- メルカリ
- ヤフオク
- ラクマ
- Yahoo!フリマ など
Amazonはどんな商品でも売りやすく、FBAを利用すれば発送作業も半自動で行えます。
メルカリやラクマなどのフリマサイトは利用者が転売業者を嫌う傾向にあるので、出品方法やプロフィールを工夫してみてください。
中国輸入ビジネスのおすすめ仕入れサイト「アリババ」
中国輸入におすすめの仕入れ先が、アリババグループのECサイトです。
アリババ(Alibaba)は中国に本拠地を置く、世界最大のオンラインビジネスプラットフォームのひとつです。
B2B(ビジネス・ツー・ビジネス)およびB2C(ビジネス・ツー・コンシューマ)の取引をサポートしており、中小企業や個人事業主に商品の取引機会を提供しています。
アリババグループが提供しているECサイト
- アリババ
- タオバオ
- AliExpress(アリエクスプレス)
中でもおすすめは、日本語表記に対応している「AliExpress(アリエクスプレス)」です。
無料返品サービスの実施など、サポート面でも安心できます。
多岐にわたる商品カテゴリーを取り扱っているため、幅広いセラーに対応しています。
中国輸入ビジネスにおすすめの販売プラットフォーム
仕入れた中国製品を販売するのにおすすめのプラットフォームは、以下の2つです。
- Amazon
- メルカリ
それぞれ見ていきましょう。
Amazon
日本国内に多数のユーザーを抱えているAmazonは、販売先の第一候補に挙げられます。
多くのバイヤーに見てもらえるので、売れる可能性は十分にあります。
また、Amazonに出品する場合は「Amazon FBA」という独自の配送代行サービスにより、効率よく出品できることが特徴です。
ただし、Amazonにはライバルセラーも多いため、商品リサーチは徹底しなければ売るのは難しいです。
Amazonでの販売について詳しくは「Amazonせどりで儲からない原因7選!対処法やおすすめの商品も徹底解説」の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
メルカリ
メルカリは月間2,200万人以上の利用者を誇るオンラインフリマアプリです。
不用品売買から始まったこともあり、個人間での中古品の売買が主な取引となっています。
商品写真と説明文章を登録するだけで出品できるため、初心者セラーでも操作方法に困ることはありません。
メルカリは他のプラットフォームよりも価格重視で購入するユーザーが多いため、安価な中国輸入製品と相性がいいと言えます。
中国輸入ビジネスの儲かる商品リスト
中国輸入ビジネスを始めるとして、どんな商品を仕入れたらいいのかわからない人は多いでしょう。
そこで、儲かりやすい代表的な商品を3つ紹介します。
- ファッション・アパレル
- ベビー用品
- コスプレ
ひとつずつ見ていきましょう。
1. ファッション・アパレル
ファッションアイテムは中国輸入ビジネスにおいて、儲かる商品の代表例とも言えます。
中国は世界的な繊維産業の中心地であり、アパレル製品が豊富に手に入ります。
おすすめ商品例
- 衣類(メンズ・レディース)
- バッグ
- アクセサリー類 など
とくにオシャレで手頃な価格の衣類やアクセサリーは国内市場で人気があり、輸入ビジネスにおいても需要が高まっています。
2. ベビー用品
中国製のベビー用品は品質がよく、コストが比較的低いため、輸入ビジネスにおいて魅力的なカテゴリーです。
ベビー用品の例
- ベビーウェア
- おむつ
- ベビーカー など
乳幼児期ほど成長が早いため、ベビー用品は他カテゴリーの商品よりも買い替え頻度が高く、安定した需要が期待できます。
ただし、ベビー用品は一層に安全性や機能性が求められるため、信頼性の高いサプライヤーを見つけることがより重要視されます。
3. コスプレ
中国製のコスプレ衣装やアクセサリーも、注目すべき商品のひとつです。
中国は世界的なコスプレ産業の中心地であり、独自のデザインや手頃な価格で多様なコスプレ商品が提供されています。
国際的なイベントやアニメ・マンガコンベンションなどでの需要が高まり、オンラインでの販売も期待できます。
クリスマスやハロウィンなどのシーズンイベントの際に需要が高まるため、タイミングを合わせて仕入れてみましょう。
中国輸入ビジネスが儲からない場合はeBay輸出もおすすめ!
中国輸入ビジネスはライバルが多かったり、不良品を掴まされたりするため、儲からないと言われることがあります。
しかし、仕入れ価格が非常に安いために利益が出しやすく、実際に稼いでいる人も多くいます。
儲からない原因を把握して、正しい方法で継続すれば利益を上げられるでしょう。
また、中国輸入ビジネスを実践してみて、なかなか稼げない場合にはeBay輸出せどりもおすすめです。
eBay輸出せどりは世界最大規模のオークションサイト「eBay」で、商品を海外へ販売する方法です。
無在庫転売ができるので、仕入れた商品が売れ残り赤字になるリスクを抑えられることも、メリットと言えます。
eBay輸出の始め方については「【初心者必見】eBay輸出の始め方5ステップ!継続的に稼ぐコツについても4つ解説」にて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
中国輸入ビジネスで儲からない原因を理解し、正しく取り組み稼げるようになりましょう。