
eBay輸出に取り組んでいるものの、思ったように利益が上がらず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、eBay輸出で利益を上げるには作業を外注化する必要があります。
自分ひとりで作業しているとすぐに時間的な限界に達してしまうからです。
とはいえ、仕事を発注した経験がなければ何から手を付けてよいかわかりませんよね。
そこで今回はeBay輸出を完全外注化している現役輸出プレイヤーであるゆうきが、作業の外注化について徹底的に解説していきます。
この記事を読むことで、下記のメリットを得られます。
メリット一覧
- 作業を外注化する全体像がつかめる
- 到達月収を目安に外注化すべき作業がわかる
- 外注スタッフの採用に使える募集サイトがわかる
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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eBay輸出で外注化が必要な2つの理由
月に5万円程度の利益で十分なら、外注化は必要ありません。
しかし、利益をどんどん上げていきたいのであれば外注化は絶対に必要です。
理由として次の2つが挙げられます。
- ひとりの作業量には限界があるため
- 時間を有効活用するため
順番に解説します。
1. ひとりの作業量には限界があるため
ひとりで作業していると、時間的な限界がすぐに訪れます。
とくに副業でeBay輸出をしていると、1日に確保できる時間は2~3時間程度でしょう。



出品数を伸ばせなければ、利益は上がってきません。
具体的には、無在庫販売であれば出品数1,000品が最初の目標です。
しかし、ひとりで1,000品出品するのは気が遠くなる作業です。
利益を上げていきたければ、外注化は避けて通れません。
少しずつでもよいので、なるべく早いタイミングで着手しましょう。
2. 時間を有効活用するため
eBay輸出で利益を上げるために最も重要なことは、リサーチ作業に注力することです。



eBay輸出にはさまざまな作業工程がありますが、誰でもできる作業は自分でやる必要はありません。
発送作業や梱包作業などの単純作業は早めに外注化し、リサーチにかける時間を増やしましょう。
また、外注を通じて利益を生み出す仕組みが構築できればeBay輸出は労働型からオーナー型に切り変わります。
会社の社長が従業員を雇うようなイメージです。
作業を外注化する最大のメリットは、自由に使える時間が増えることです。
「時間をお金で買う感覚」を身につければ、ほかのビジネスを展開するときにも役立ちます。
eBay作業の完全外注化7ステップ
eBay輸出の作業を外注化するときは、段階的に行うのがおすすめです。
いきなり全部を外注化しようとしても失敗する可能性が高いためです。
何から外注化すればよいか迷ってしまうときは、次の順番で外注化してみるとよいでしょう。
- 出品作業の外注化
- 発送作業の外注化
- 顧客対応の外注化
- 在庫管理の外注化
- リサーチ作業の外注化
- 仕入れ作業の外注化
- スタッフ採用の外注化
ただし、外注化の順番に絶対的な正解はありません。
自分が課題に感じている作業から外注化することを意識してみてください。
1. 出品作業の外注化
出品作業は売上に直結しない単純作業なため、早めに外注するのがおすすめです。
eBayで商品を100~200個出品し、月5万円程度の利益が出たタイミングで取り組みましょう。



依頼料の相場は1件20~30円です。
作業を切り分けて発注した場合、次のような振り分けが考えられます。
- タイトル入力:1件10円
- 商品登録:1件10円
- データ入力アップ:1件10円
作業を分割すると、スタッフひとりあたりの負担が減るため受注のハードルが下がります。
ツールを利用して出品するならそれほど負担が大きくないため、まとめて依頼してもよいでしょう。
eBayで出品数を効率的に増やすためにはツールの利用が欠かせません。
関連記事「【2025年最新】eBayで使える出品ツール7選!選ぶポイントや注意点を解説」でおすすめツールを紹介しているため、まだ導入していない方はあわせてご覧ください。


2. 発送作業の外注化
商品を梱包して発送する作業も、利益には直結しません。
その割に時間がとられるため、早々に外注化してしまうのがおすすめです。



発送作業の外注化には、個人への依頼や発送代行会社の利用といった方法があります。
個人に依頼する場合は細かい発送内容の指示ができるメリットがあります。
調査請求書の発行やラベル管理といった細かい雑務も追加でお願いできるため、最終的には個人に外注した方がよいでしょう。
一方、発送代行会社は料金が高めですが、教育コストがかからずすぐに外注化できます。
利幅が大きく発送コストが痛手にならない方や、すぐに外注化して時間を作りたい方におすすめです。
関連記事「【eBay効率化】発送代行のメリットデメリットを完全解説!代行会社を選ぶ5つのポイント」では、おすすめの発送代行会社を紹介しています。
会社の選び方や利用の流れも解説しているため、利用を検討している方はぜひチェックしてみてください。


3. 顧客対応の外注化
商品を200~500個出品したタイミングで、顧客対応も徐々に外注化していきましょう。
商品数が少ないうちは問い合わせも少ないため、顧客対応を外注化してもメリットが小さいです。
chatGPTやDeepLなど、翻訳精度の高いツールを利用すれば英語が得意でなくても十分対応できます。
また、顧客対応を外注化するときは段階的に対応範囲を増やしていくのがおすすめです。
最初は翻訳ツールでうまく処理できない部分だけお願いするとよいでしょう。



外注スタッフが翻訳作業に慣れてきたら、スプレッドシートで問い合わせ内容などを共有し、直接顧客に回答してもらう形にシフトします。
最終的には返信ルールを決めて対応を自動化していきましょう。
この段階まで進めば顧客対応の90%は外注化できます。
顧客対応の外注化についてさらに詳しく知りたい方は、関連記事「【eBay輸出】顧客対応を自動化!顧客対応の外注化方法を徹底解説!」をご覧ください。
4. 在庫管理の外注化
在庫管理はツールを利用すれば基本的に外注化する必要がありません。
ただし、ツールを利用できないバリエーション商品などを取り扱う場合は外注化が有効です。
仕入れ先URLを共有し、外注スタッフに一品一品チェックしてもらいましょう。



報酬相場は1件5円~10円です。
月額2,000円など、固定報酬制にする方法もあります。
5. リサーチ作業の外注化
リサーチ作業の外注化は難易度が高いです。
自分自身で質の高い商品を見つけられるリサーチ技術が身についていなければ、効果が上がりません。
具体的には、月収が30万円を超えたタイミングで外注を検討するとよいでしょう。



最初はリサーチの種類に応じて担当を分けるのがおすすめです。
慣れてきたら複数のリサーチをひとりに任せるようにすると、外注スタッフのリサーチスキルを上げられます。
リサーチの質の向上は、eBay輸出で利益を上げるために欠かせません。
関連記事「【2025年版】eBayリサーチで使えるおすすめ無料ツール5選!リサーチがうまくなるコツも解説」でリサーチのコツを解説しているため、あわせてご覧ください。


6. 仕入れ作業の外注化
仕入れ作業を外注化できれば、定期的にサイトを巡回する作業を任せられます。
新規の仕入れサイトの登録作業も任せたいところですが、クレジットカード情報を共有する必要があるなど、リスクが高いです。



秘匿性の高い情報を共有する際はパスワード管理アプリを使用するなど、細心の注意を払いましょう。
7. スタッフ採用の外注化
スタッフを採用する業務すら外注化できれば、eBay輸出のほとんどの作業の外注化に成功しています。
採用時のマニュアル配布や質問対応、作業内容の確認まで任せられれば大幅に時間を節約できます。



採用業務の外注化は、ほかの作業に比べて優先度は低めです。
作業歴の長い外注スタッフに任せたい業務でもあるため、ある程度利益が安定してきてからがおすすめです。
月収が50万円を超えてきたタイミングで外注化を検討するとよいでしょう。
外注スタッフを採用する際のおすすめ募集サイト3選
外注スタッフの採用にはクラウドソーシングサイトを利用するのがおすすめです。
クラウドソーシングサイトを利用すれば、不特定多数の人に対して仕事を発注できます。
eBay輸出の外注スタッフを採用するときにおすすめのサイトは次の3つです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- upworks
ひとつずつ見ていきましょう。
1. クラウドワークス
クラウドワークスは日本最大のクラウドソーシングサイトです。
1件10円から募集できるため、安価にトライアル採用ができます。



ただし、クラウドワークスの仕事依頼ガイドラインでは、ECサイトでの出品登録依頼が違反行為に挙げられています。
違反すると投稿を削除されたりアカウント利用を制限されたりするおそれがあります。
募集するときは依頼タイトルや内容に注意が必要です。
具体的な募集方法を知りたい方は関連記事「eBay無在庫輸出は外注化無しには稼げない!タイミングや募集方法・注意点を解説」をご覧ください。


2. ランサーズ
ランサーズは、業界第2位のクラウドソーシングサイトです。
契約金額の最低額が300円で、クラウドワークスに比べてトライアルコストが高めです。
また、発注者側もシステム利用料として報酬の5.5%を支払う必要があります。
クラウドワークスで募集が埋まらないときに利用を検討してみるとよいでしょう。
3. upwork
upworkは、海外のクラウドソーシングサイトです。
英語ができるワーカーを安く採用できます。



ネイティブスピーカーに仕事を依頼できるため、ある程度英語ができる方は利用を検討してみるとよいでしょう。
ただし、ワーカーとの初回契約時に最低5%の手数料がかかります。
eBay輸出作業は積極的に外注化しよう
eBay輸出で稼ぐためには外注化は避けて通れません。
利益に直結するリサーチ作業に注力するには、自分で行う作業工程をできるだけ減らす必要があるからです。
また、スタッフとの信頼関係の構築やマニュアルの整備など、完全外注化には時間がかかります。
一気に外注化する必要はないため、作業を切り分けて早い段階で実行していきましょう。
ここまで解説を読んでも、上手に外注化できるか不安な方も多いかもしれません。
しかし、行動しないまま終わってしまうのが一番もったいないです。
外注作業を繰り返すうちスムーズに依頼できるようになるため、少しずつ取り組んでいくことをおすすめします。