個人輸入転売は簡単に始められますが、違法な行為について知らなければトラブルに巻き込まれるリスクが高いです。
そこで今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、個人輸入転売について解説していきます。
この記事を読むと以下のようなメリットがあります。
メリット一覧
- 個人輸入転売の違法行為について理解できる
- 個人輸入転売の始め方はわかる
- 個人輸入転売のおすすめの仕入れ先がわかる
個人輸入転売はやり方を理解すれば、誰でも始められるビジネスです。
しかし、個人輸入販売は通常の仕入れとは異なる手続きが生じるため、ルールを知らずに罰せられてしまう人が一定数います。
利益を出すどころか罰金を払うことになってしまったために、転売ビジネスを辞めてしまう人も多いです。
この記事を読み終わる頃には、個人輸入転売についてマスターできるようになっているため、ぜひ参考にしてみてください!
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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個人輸入転売とは?概要とメリットをサクッと解説
個人輸入転売とは、海外製品を輸入してECサイトやフリマアプリで販売するビジネスです。
個人で輸入する場合、さまざまな手間がかかってしまいますが、個人輸入転売で商品を販売すればお客さんは簡単に購入できるようになります。
個人輸入転売で利益を上げる方法は、物価の安い国から商品を取り寄せ、ECサイトやフリマアプリ等に出品することです。
また、個人輸入転売にはさまざまなメリットがあります。
- ライバルが少ない
- 利益を出しやすい
- パソコンとネット環境があれば始められる
- オリジナル商品を作れる
個人輸入は違法だと考えている人もいますが、ルールを守れば健全なビジネスです。
利益ばかりに囚われず「売り手・買い手・世間」3方よしの関係を築きましょう。
個人輸入転売で違法な3つの行為
個人輸入転売をするにあたってトラブルを避けるために、違法な行為について理解しましょう。
- 輸入が禁止されているものを取り扱う
- 税関へ虚偽の報告をする
- 転売が禁止されているものを取り扱う
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.輸入が禁止または規制されているものを取り扱う
日本では輸入を禁止・規制しているものが数多くあるので、注意が必要です。
- 薬物
- 銃砲弾及びけん銃
- 爆発物や火薬類
- 児童ポルノ
- 著作権を侵害するもの など
輸入したい商品が禁止されているか分からない場合は、税関所に直接確認するのがおすすめです。
地域によって問い合わせ先が異なるので、税関公式HP(税関所在案内)で確認してみてください。
2.税関へ虚偽の報告をする
海外から商品を輸入した場合、税関へ輸入目的であることを報告する義務があります。
個人輸入・小口輸入によって課税額が異なるので、虚偽報告はしないようにしてください。
- 個人輸入:個人で使用するために輸入した場合
- 小口輸入:利益を出すために輸入をした場合
小口輸入は利益目的のため、個人輸入に比べると高めに課税されることとなります。
少しでも課税額を安くするために虚偽の報告をしてしまうと脱税に当たります。関税を含めて利益が出る商品を仕入れましょう。
3.転売が禁止されているものを取り扱う
輸入転売に限らず国内で転売をする際には禁止されているルールがあります。
- チケット転売
⇨チケット不正転売禁止法が施行されている。ルールにない高額転売は禁止されている。 - 偽ブランド転売
⇨商標権の侵害になる。利益を出すどころか訴えられるケースも。 - 無許可でお酒を販売
⇨酒類販売業免許の取得が必要。無許可で販売すると酒税法で取り締まられる。 - 無許可で中古品の転売
⇨古物商の取得が必要。無許可で販売すると、警察に逮捕されるリスクも。
特に近年ではチケット不正転売の対策が強化されており、実際に2019年6月には「チケット不正転売禁止法」が施行されたくらいです。
法律に抵触すると罰金および逮捕のリスクがあるため、ルールに従って転売を行いましょう。
個人輸入転売の始め方3ステップ
個人輸入転売は難しいイメージを持たれている方も多いです。実際のところ、個人輸入転売は簡単に始められます。
- リサーチして販売する商品を決める
- 海外から商品を輸入する
- 国内で商品を販売し発送する
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.リサーチして販売する商品を決める
国内のECサイトやフリマアプリなどを利用して、売れている商品をリサーチします。
リサーチ方法には、海外へ行ったり見本市へ足を運んだりする方法もありますが、ハードルが高いため初心者の方にはおすすめしません。
リサーチで重要なことは人気が高い商品が「なぜ売れているか」を考えることです。
売れている理由の仮説を立て、多くの商品を仕入れ販売し、検証していくことが大切です。
リサーチに必要な思考法を身につける方法については「eBay無在庫輸出はリサーチ力がないと稼げない!本質的なリサーチの稼げる思考法とは」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.海外から商品を輸入する
海外から仕入れを行う際には輸入代行業者の利用がおすすめです。
輸入代行業者は海外の店舗やECサイトで商品を購入し、日本へ発送してくれます。
輸入代行業者を使うメリットはさまざまです。
- 通訳をしてくれる
- 日本へ発送しない店舗の仕入れができる
- 国際発送が不可の商品を仕入れできる
デメリットとして手数料がかかりますが、仕入れの際に考慮しておけば問題ないでしょう。
3.国内で商品を販売し発送する
商品の出品にはフリマアプリを利用して販売するのがおすすめです。
登録料がなく無料で始められ、スマホからでも簡単に出品できます。
出品先はeBayやメルカリ、ラクマなど有名なサービスを利用してみてください。
出品が完了し商品が売れたら、販売したプラットフォームのルールに従って発送しましょう。
入金を確認したら利益獲得です。
eBayでの出品方法については以下の記事で詳しく解説しています。eBayアカウントの作成から商品を発送するまでの流れがわかるようになっているので、ぜひ参考にしてみてください。
日本で売れる海外商品の特徴3選
海外でどのような商品を仕入れれば、日本で売れやすいか気になりますよね?
日本で売れやすい商品の特徴は3つあります。
- ノーブランド品
- 小さくて壊れにくいもの
- 仕入れが難しいもの
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.ノーブランド品
ノーブランド品は価格が安いため、国内で販売をすれば利益を出しやすいです。
ノーブランド品とは一般名称と法律で決まっている事項のみを記載した商品です。
実際にAmazonで検索してみると、たくさんのノーブランド品を見つけられます。
上記の丸で囲われた商品をアリババで検索すると、たくさんの類似商品が見つかりました。
Amazonで2,278円で売られていた商品を、アリババであれば円換算で840円と、半値以下で安く仕入れられることがわかります。
注意点として、中国の商品には粗悪品も一定数は紛れ込んでいることです。
輸入代行業者が返品対応を行なっている場合もあるので、サポート内容は必ず確認しましょう。
2.小さくて壊れにくいもの
輸入転売の経験が浅い方は、小さくて壊れにくい商品を仕入れるのがおすすめです。
商品が小さく壊れにくいと関税や発送費用が安くなるため、効率よく利益を得られます。
まずは、壊れにくい商品を販売していき物販に慣れることが大切です。
しかし、小さい商品はライバルが多く利益率も低いため、物販に慣れてきたら取り扱うものを変えていきましょう。
美容グッズやアパレル品など、あなたにあった商品を工夫して探してみてください。
3.仕入れが難しいもの
日本で需要があるものの、個人での仕入れが難しい商品も狙い目です。
消費者が簡単に手に入る有名なものを、わざわざ海外から仕入れても大企業に価格で負けてしまいます。
仕入れが困難な商品を仕入れられれば、手数料が少し高くても購入する人は少なくありません。
「商品が欲しいけど日本では入手できない」と悩んでいる消費者の助けになること間違いないでしょう。
個人輸入転売のおすすめ仕入れ先4選
海外企業の通販サイトを利用することで、完全在宅で個人輸入転売をスタート可能です。
個人輸入転売で利益を出せる商品を入手できるおすすめの仕入れ先は4つあります。
- アリババ
- AliExpress
- eBay
- 海外Amazon
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.アリババ
アリババは主に業者向け販売をしている中国最大規模のサイトです。
商品の仕入れロット数が多い反面、価格がとても安い特徴があります。
工場から直接仕入れられるだけでなく、安定的に商品の確保が可能です。
また、オリジナル商品も取り扱えるため、他のセラーと差別化できます。
商品を仕入れるときのロット数が多いため、在庫リスクを抱えやすいデメリットもあるので気をつけましょう。
2.AliExpress
AliExpressは日本向けにも販売している中国の通販サイトです。
日本版AliExpressの特徴は、以下の通りです。
- 日本語表示でサイトが見やすく使いやすい
- 取扱商品のジャンルは多種多様
- クレジットカード決済ができる
- 国際発送費用がかからない
しかし、アリババに比べると価格が高く、利益商品が少ない傾向にあります。
日本の物価に合わせ、サイト作成やサポートに多大な費用がかかっていることも要因の1つでしょう。
AliExpressは他プラットフォームに比べると大きく稼ぐのが難しいため、物販に慣れるまでの利用がおすすめです。
3.eBay
eBayは世界最大規模のオークションサイトです。ヤフオクの世界版ですね。
世界中のユーザーと取引できるため、利益率の高いお宝商品を見つけられるチャンスがあります。
eBayのサイトは日本語に対応していませんが、現在の翻訳アプリは優秀なので問題なく始められます。
翻訳アプリについては関連記事「【時短】eBay輸出は翻訳サイトを活用しよう!導入方法や利用するときのコツも紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
また、eBayを利用する際にはセラーが個人の場合もあるため、購入前に必ず輸入できる商品か確認しましょう。
4.海外Amazon
海外のAmazonサイトから商品を仕入れて、日本で販売する方法もあります。
日本には売っていない商品を見つけ、高値で販売できる可能性も高いです。
また、海外と日本のAmazonでは同じ商品でも価格差があり、利益を得られるチャンスもあります。
Amazonは世界最大規模の通販サイトなので、安心して取引も行えますね。
個人輸入した商品を転売するならeBay輸出がおすすめ!
輸入した商品を販売するなら、eBay輸出がおすすめです。
eBayは個人輸入のみならず輸出もできるため、仕入れと販売どちらも行えます。
eBay輸出を始める日本人のライバルセラーは少ないため、稼ぎやすいビジネスの1つです。
初めはセラーアカウントに制限がかかるため稼ぎにくいですが、数ヶ月続けるうちに月5万円程度の副収入を得られる人が多数。
eBay輸出で月数百万円稼ぎ独立した人も少なくありません。
eBay輸出の始め方については関連記事「【初心者必見】eBay輸出の始め方5ステップ!継続的に稼ぐコツについても4つ解説」にて詳しく解説しています。
あまり馴染みのない方にも分かりやすい内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください!
違法な個人輸入転売を理解して正しく始めよう!
個人輸入転売とは海外から商品を輸入して販売する方法。ルールさえ守れば違法ではない健全なビジネスです。
法律で決まっている違法な輸入転売の方法は3つあります。
- 輸入が禁止されているものを取り扱う
- 税関へ虚偽の報告をする
- 転売が禁止されているものを取り扱う
余計なトラブルを避けるためにも必ず理解しましょう。
個人輸入転売は3ステップで、簡単に始められます。
- リサーチして販売する商品を決める
- 海外から商品を輸入する
- 国内で商品を販売し発送する
特にリサーチは最も重要です。リサーチによって個人輸入転売で利益を出せるか否かが大きく左右されます。
「なぜ商品が売れるのか?」と仮説検証を繰り返すことで、大きな利益を出せる商品を見つけられるようになります。
また、販売する際にはeBay輸出がおすすめです。日本にライバルセラーが少ないため、商品を販売しやすいです。
まずはリサーチをして利益が出そうな商品を仕入れて、販売してみましょう!