eBay輸出が軌道に乗ってくると、自分1人では対応しきれない作業量になってきます。
稼ぐためには出品数を増やすことが重要ですが、自分一人での作業には限界がありますよね。
自分の負担を減らしつつ売上を伸ばすためには、eBay輸出の外注化が有効です。
出品から発送、在庫管理まで外注化できるので、作業の負担を大幅に減らせます。
売上を拡大するためにも、eBay輸出の外注化を検討しましょう。
今回は副業でも完全外注化に成功した現役輸出プレイヤーであるゆうきが、eBay輸出の外注化について解説します。
この記事を読むことで、下記の知識を得られます。
この記事で分かること
- eBay輸出で外注化できる作業がわかる
- 外注化の具体的な方法がわかる
- 外注化の募集方法がわかる
eBayで作業の負担が増えていてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください!
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
クーリエ契約の方法をはじめ、記事動画100本以上の攻略ノウハウ、さらには売上管理&利益計算シートまで提供していますので、ぜひご登録ください。
eBay輸出で外注化できる作業
eBay輸出で外注化できる業務は、以下の工程です。
- 出品
- 顧客対応
- 発送
- 仕入れ
- 在庫管理
- 外注の教育
- リサーチ
eBay輸出を外注化するメリット・デメリットをそれぞれ解説
eBay輸出の外注化には、メリットだけでなくデメリットもあります。
外注化が思わぬ負担とならないよう、デメリットも合わせて理解しておくことが重要です。
eBay輸出を外注化するメリット・デメリットを、それぞれ解説します。
メリット
eBay輸出を外注化することで、出品作業にかける時間を減らせます。
自分がこれまでにやっていた作業の大半を外部に依頼するので、商品リサーチのように売上を伸ばすための作業に専念できるようになります。
また複数人で作業を行えば、自分1人ではできなかった数の出品が可能です。
仮に1人で作業した場合に出品できる数が1ヶ月に300品だとすると、外注を2人に依頼していれば、単純計算で10×2=20品で月600品もできることになります。
出品数が増加すれば売れる商品数も増えるので、必然的に売上アップを狙えます。
デメリット
eBay輸出の外注化では、業務内容をまとめたマニュアルを作成する必要があります。
外注化する作業によってはパワーポイントや解説動画の作成も必要で、負担を感じるでしょう。
また、外注化マニュアルを作成しても、依頼者からある程度の作業手順に関する質問対応は必要になってきます。
特に最初のうちは認識をすり合わせる意味でも、対応にかける時間が多くなってしまうはずです。
依頼する人によっては思ったほどの成果を上げられないこともあるので、誰に依頼するかは慎重に検討しましょう。
eBay輸出を外注化する適切なタイミングを工程ごとに解説
eBay輸出の外注化は、最低限5万円の利益が出ていることが前提です。
月5万円の利益ベースが出ているなら、外注費で困ることもありません。
外注化のタイミングは、依頼する作業内容によって若干異なります。
- 出品作業・梱包発送
- 顧客へのメッセージ対応
- 商品リサーチ
上記3つの作業ごとに、外注化すべきタイミングを解説します。
1. 出品作業・梱包発送
出品作業・梱包発送は、eBayで商品を100〜200個出品したところで外注化しましょう。
出品作業・梱包発送はどちらも売上に直結する作業ではないので、早めに外注化すべきです。
また、初心者の方でも100〜200個も出品すると、eBayにおける自分なりのルールができてきます。
自分のやり方を外注先に伝えて、作業を効率化しましょう。
以下の記事では、eBayの発送作業を代行してもらえる業者について解説しています。こちらも合わせて参考にしてみてください。
2. 顧客へのメッセージ対応
顧客へのメッセージ対応は、200〜500個出品したところで外注化しましょう。
出品が少ないうちは自分で捌き切れるくらいのメッセージの量しかないので、外注化したとしても恩恵はかなり少ないです。
200〜500個も出品していれば、それに比例して問い合わせの数が増加してきます。
時には気が重くなるクレームが寄せられることもあるでしょう。
しかし、メッセージ対応を外注化すれば自分で対応する必要がなくなるため、精神的にゆとりをもって取り組めます。
時間と精神的な余裕を手に入れるためにも、顧客へのメッセージ対応を外注化してみましょう。
3. 商品リサーチ
商品リサーチは月20万円を超えたところで外注化しましょう。外注化するためには、ある程度自分でリサーチ力を身につける必要があります。
また、eBayにおいて月20万円以上からは、輸出の規模を大きくすることで売上が伸びるフェーズです。
月20万円を超えるまでの過程で商品リサーチの技術もついてきているので、外注を依頼する人に伝えることで作業を効率化できるはずです。
商品リサーチを外注化する際は外注化マニュアルを作成し、商品リサーチについて細かく解説してあげる必要があります。
外注化マニュアルの作成については後述しているので、ぜひ参考にしてみてください。
eBay輸出の外注化募集に必要な記載項目
eBayの外注を募集する際、必ず必要なのは以下の項目です。
- 募集タイトル
- 仕事概要
- 報酬金額
それでは一つずつ解説します。
1. 募集タイトル
募集タイトルがよければ、応募者を集めやすくなります。
募集タイトルはシンプルさを意識して、誰にでもできる簡単さをアピールしましょう。具体的には、以下のようなものです。
募集タイトル例
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外注募集は多くの応募を集め、採用後に質の高い人を探すほうが効率的です。
最初から人選しすぎると時間だけが過ぎていくので、雇ってみてから考えるのがいいでしょう。
2. 仕事概要
仕事の内容は、あまり細かく記載する必要はありません。
作業手順と簡単な概要だけ説明し、数件の作業を依頼しましょう。
募集文では、サポートやマニュアルが整っている旨を伝えることが重要です。
環境が整備されている仕事なら、外注の応募が集まりやすいはずです。
3. 報酬金額
報酬は作業の難易度によって変化するので、一律料金とはいきません。
他の人の募集内容を参考にしながら、自分ならどのくらいの単価ならやるかを基準に考えましょう。
外注依頼は作業にやりがいを持ってもらい、お金以上の価値を与えることを目指すことが重要です。
作業は極力単純化してやり甲斐を与えられれば、外注スタッフは自ずとお金以上の価値を感じてくれるでしょう。
eBay輸出の外注を募集する方法を5ステップで解説
eBay輸出の外注化は、クラウドソーシングサイトから募集できます。
特におすすめのクラウドソーシングサイトは「クラウドワークス」「ランサーズ」の大手2社です。
他にもクラウドソーシングサイトはありますが、利用者の多いサービスのほうが人手を確保しやすいです。
ここからは、利用者が最も多いクラウドワークスで募集する場合の流れを解説します。手順は以下の5つです。
- 依頼したい仕事を選ぶ
- 依頼の形式を選ぶ
- 仕事の内容を入力する
- 予算と支払い方法を決める
- 募集期限を決める
順番に確認していきましょう。なお、他のクラウドソーシングでも大まかな流れは同じなので、クラウドワークスを使わない人でも参考になるはずです!
1. 依頼したい仕事を選ぶ
マイページ上部の「新しい仕事を依頼」をクリックします。
カテゴリー一覧の中から「ECサイト・ネットショップ構築」→「ネットショップ運営代行」の順でクリックします。
2. 依頼の形式を選ぶ
依頼の形式は「プロジェクト形式」しか選べないので、そのまま進みます。
プロジェクト形式とは、ワーカーと相談しながら金額や工程、納品日を決定する依頼方式のことです。固定報酬制と時間単価制のどちらかを選んで仕事が依頼できます。
3. 仕事の内容を入力する
「依頼タイトル」「依頼詳細」を入力し、募集文を作成します。
事前にクラウドワークス内で、自分が発注したい作業内容と似たような仕事依頼が掲載されていないか探しておくと、募集文の参考になります。
似たような案件が見つからない場合は、テンプレートに沿って必要事項を入力していきましょう。
4. 予算と支払い方法を決める
外注化の支払い方式は「固定報酬制」を選びます。募集人数は「2人以上」にしましょう。実際の契約は1人であっても問題ありません。
予算は「5千円未満」から段階的に選べるので、予算に考えている金額のところを選びましょう。
50万以上など高額過ぎる募集は怪しい仕事ではないかと思われ敬遠されやすいので、適正な価格を選ぶことがポイントです。
外注さんへ渡す報酬の目安相場は以下の通りです。
報酬相場
- リサーチ:40~50円/件+インセンティブ
- 出品:20~30円/件
- 発送:100~200円/件
1件ごとに依頼すると管理が大変なので、金額欄には依頼したい件数分の合計額を入力しておきましょう。
5. 募集期限を決める
最後の募集期限を設定します。期限が短すぎると応募が来ないので、7~14日程度は設けておきましょう。
ここまで終わったら、その後に「オプションを利用しますか?」という項目が出てきますが、こちらは何もしなくて大丈夫です。
すべて入力したら、最後に「確認画面に進む」をクリックし、内容を確認して間違いなければ「この内容で登録する」をクリックします。
作成した仕事の募集は、クラウドワークスの審査後に順次掲載されます。
審査には最大2営業日ほど時間を要するので、募集期限は余裕を持って長めに設定しておきましょう。
また、クラウドワークスでは募集をスタートした後は依頼内容の修正ができないので、間違いがないことを必ず確認してください。
eBay輸出の外注向けマニュアルを作る方法
作業マニュアルの形式は、PowerPoint、Word、Excelのいずれも対応可能です。
そのほか「Googleスプレットシート」も、外注スタッフとシート共有できるためおすすめです。
また、テキストだけでなく動画での説明もつけると、外注スタッフに作業内容が正確に伝わりやすくなります。
動画作成は、画面キャプチャできる下記の録画ソフトがおすすめです。
マニュアル作成は、作業を簡潔に解説することを意識しましょう。
マニュアルが難しく分かりづらいと、外注スタッフの継続率が低下してしまうので、生産性の低下につながってしまいます。
eBay輸出で外注化するときの注意点3つ
eBay輸出で外注化するときの注意点は、次の3つです。
- 丁寧なマニュアルを作る
- 外注化のリスクも理解しておく
- 外注さんとの信頼関係を築く
詳しく説明していきます。
1. 丁寧なマニュアルを作る
外注する作業は細分化した上で、丁寧なマニュアルを作成しましょう。
ポイントは「作業ごとにマニュアルを作る」こと。大雑把なマニュアルでは外注さんが作業に迷ってしまい、その都度判断を仰がなくてはなりません。
結果としてコミュニケーションコストが増え、生産性の低下に繋がってしまいます。
マニュアルを見ればすべての作業ができるように、判断基準を明確にした上で記載しておきましょう。
基準があやふやであるほど作業が進まず、遅延する原因になります。
丁寧なマニュアルを一度作っておくと、人員を増やしたり外注さんが変更になったりしたときも、引き継ぎがしやすくなります。
中学生でもわかる言葉で、細かい作業ごとに丁寧に明文化することを意識しながら作ってみてください。
2. 外注化のリスクも理解しておく
eBayで作業を外注化することはメリットも複数ある一方で、以下のようなリスクも存在します。
外注化のリスク
- 外注さんの指導や育成に時間がかかる
- 外注さんが定着しない
- ノウハウが流出する可能性がある など
思ったような外注さんが見つからないこともあれば、育て上げた後に辞められるなど、うまくいかないことも多々あります。
外注さんの育成には時間がかかり、人が変わるたびに最初からやり直しになるため、徒労感を感じることもあるでしょう。
また、ノウハウが流出する可能性も十分に考えられます。
特にリサーチ作業を外注化するときは人員の厳選や秘密保持契約の締結など、事前に対策を講じておくと安心です。
3. 外注さんとの信頼関係を築く
どんな作業をお願いするにしても、外注さんとの信頼関係はしっかり築いておきましょう。
信頼関係ができあがっていれば長期的に作業を依頼できるようになり、先述した外注化のリスクを最小限に抑えられるからです。
契約時には面談を行い、作業環境や家族の状況なども確認しておくとトラブルを未然に防げます。
外注さんの置かれた状況を理解した上で、気持ちよく働ける環境づくりを心がけるといいですね。
信頼関係をしっかり築き、お互いに相談や依頼がしやすいWIN-WINの関係を維持できるようにすると、さらに外注化がうまくいくようになるでしょう。
【外注化だけじゃない】eBay輸出の売上を高めるために必要なこと
eBay輸出の売上を高めるためには、外注化に加えて以下の施策を行うのが有効です。
- 人気の高い商品を扱う
- 商品画像を分かりやすくする
人気の低い商品を扱っていては、なかなか売上を伸ばせないものです。
おもちゃやゲーム、化粧品などの人気が高い商品の比率を増やしていきましょう。
また、eBayはオンラインのサービスなので、商品を手にとって比較できません。
その分、商品画像を分かりやすくして特徴を正確に伝え、購入した際のギャップがなくすことが重要です。
上記2点は、どちらも外注化できる作業です。
自分でeBay輸出を行う中で感覚を掴み、外注化マニュアルに組み込むといいでしょう。
eBay輸出を外注化し売上アップを目指そう
eBay輸出を行う際に生じる工程を外注化することで、売上アップに直結します。
自分で行う作業工程が減っていくので、商品リサーチのような利益に直結する作業を集中的に行えます。
ここまで外注化に関する具体的な方法を解説してきましたが、うまくやれるか不安に感じる方もいるでしょう。
しかし、そもそも最初から要領よくこなせることのほうが少ないです。
まずは無理のない範囲で外注化を始め、少しずつ規模を拡大していきましょう。
以下の記事では、副業でeBay輸出に取り組んでいる人が外注して自動化する方法について解説しているので、こちらも併せてご覧ください。