人気が高いと言われている日本製品をリサーチせずに海外へ販売すると、売れずに在庫ばかり残ることはよくあります。
文化の違う海外へ商品を販売し、売上を立てるためには、まず需要がある理由を理解するところから始めなければなりません。
とはいえ、人気の高い日本製品は数が多いので正しく需要をリサーチできれば、国内販売より大きな利益獲得を目指せます。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、アメリカで売れるものについて解説します。
この記事を読むメリットは以下のとおりです。
メリット一覧
- アメリカで売れる日本のものが分かる
- 商品を選び方を理解できる
- アメリカへ販売する際の注意点を理解できる
海外転売に興味がある人や、売れる商品を見つけられずに悩んでいる人におすすめの内容です。
ぜひこの記事を参考に、アメリカで売れる日本のものを理解して販売していきましょう。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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アメリカで売れる日本のもの7選
どのような日本製品が海外で売れているのかイメージできる人は少ないでしょう。
ここでは、アメリカ向けに販売できる日本のものを7つ紹介します。
- 文房具・オフィス用品
- 時計
- 日本文化・伝統工芸品
- カメラ関連
- アニメ・漫画グッズ
- ブランド品
- キッチン用品
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 文房具・オフィス用品
日本の文房具は機能性が高く、スタイリッシュな見た目からアメリカでも高い人気を誇ります。
実際にアメリカで売れている文房具の例を、以下にピックアップしてみました。
- MONOの消しゴム
- マスキングテープ
- フリクションボールペン
- Zebraのボールペン
- ぺんてるのシャープペンシル など
一つひとつの単価が安くなりがちなので、工夫をして1回の取引額を上げる工夫が必要です。セット売りをすれば1回の取引額を上げられ、独自性も出せるのでおすすめです。
2. 時計
日本ブランドの時計は品質が高く、丈夫で長年使用できることから、アメリカでも人気が高いです。
国内で低価格のものを仕入れられることが多いため、海外との価格差を利用して高利益を狙えます。
おすすめの日本ブランドは以下のとおりです。
- SEIKO
- CITIZEN
- CASIO など
時計は専門知識がそれなりに必要なため、ライバルも少なく販売しやすいです。
まずは売りやすい低価格の時計を取り扱ってアカウントの評価を高め、徐々に高価なものを取り扱っていきましょう。
3. 日本文化・伝統工芸品
日本文化に関連する商品はアメリカでは手に入れにくく、コアなファンが多いため一定の需要があります。
人気が高いものは例えば、以下のようなものです。
- 折り紙
- 花札
- のれん
- 書道道具 など
折り紙は単体でも売れますが、鶴などに完成させたものも売れています。
いずれも日本土産としても人気があり、日本文化のコレクターを中心に売りやすいでしょう。
4. カメラ関連
日本ブランドのカメラ関連品は品質が高く、アメリカでも高い人気があります。
アメリカで人気のカメラ用品は、以下のとおりです。
- フィルムカメラ
- カメラ本体(一眼・ミラーレス)
- カメラレンズ
- カメラフィルター
フィルムカメラはコアなファンがおり、古いものでもモデルによっては高値で取引されます。
また、カメラレンズやフィルターは趣味以外にカメラマンなどが仕事で使うことも多いので、需要があります。
カメラは点検修理や保管方法などに専門知識が求められることからライバルが少なく、利益を出しやすいでしょう。
5. アニメ・漫画グッズ
日本のアニメや漫画は世界中で人気が高く、関連グッズはアメリカでも多くの人が日本から購入しています。
とくに日本でしか販売されていない商品は高値でも購入されるので、利益を出しやすいです。
実際に以下のようなものは海外では入手が難しく、プレミア価格がつきやすいです。
- 一番くじの景品
- ゲームセンターにあるフィギュアやぬいぐるみ
- 生産が終了しているもの など
馴染みのある日本のアニメや漫画グッズは誰でも仕入れがしやすいので、初心者の方にもおすすめ。
まだ海外へ販売したことがない人は取り組みやすいでしょう。
アニメや漫画グッズについては「アニメグッズは海外でも人気!転売方法や注意点を徹底解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
6. ブランド品
ブランド品は世界各国で高値で売買されており、高利益を出しやすいジャンルのひとつです。
とくに日本国内で販売されている中古ブランド品は質が高く、アメリカの人から見ると新品のように感じることもあります。
しかし、ブランド品は偽物が多いので、真贋判定の知識が必要な上級者向けの商品です。
偽物と気づかずに販売してしまうと税関で止められたり、顧客からクレームがきたりといったトラブルが発生します。
自分で真贋判定ができない人は、できる人に見てもらってから販売するほうがいいでしょう。
7. キッチン用品
日本製のキッチン用品は品質が高くアイディア力が豊富なものが多いため、アメリカでも高い需要があります。
例えば、以下のようなものの人気が高いです。
- 包丁
- ピーラー
- ラップ
- 弁当箱
- タンブラー など
日本の包丁やスライサーは使いやすいため、海外の料理人が購入するほどです。
また、近年では海外には馴染みのなかった弁当文化が注目され、持ち運びに便利な日本製の弁当箱やタンブラーが注目されています。
アメリカで売れる日本のもの選び方3選
アメリカで売れる日本のものを探す際には、どのような基準で仕入れ販売をすればよいのでしょうか。
ここでは、商品の選び方を3つ紹介します。
- 希少価値が高いか
- 質が高いか
- ライバルが少ないか
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 希少価値が高いか
希少価値が高いものはコアなファンが一定数いるので、高値で購入してもらえる可能性があります。
例えば、日本独自の伝統工芸品やアニメグッズなどは希少価値が高く、利益を出しやすいです。
しかし、希少価値が高いものは販売されている個数が少ないので、仕入れが難しい場合があります。
セット売りなどで販売方法を工夫するなどして独自に希少価値を高めると、安定して販売できるでしょう。
2. 質が高いか
海外では「日本製品=品質が高い」という認識があり、質の高いものなら日本製品を買いたいと考える人は多いです。
例えば、日本製の時計やカメラなどは性能が高いうえに、耐久性にも優れているので長く使用できます。
また、日本製品は海外にはないアイデア力を持った商品が多くあります。
海外にはない文房具やキッチン用品も人気があり、低価格のものでも高利益を得られることが多いです。
日本製品の品質やアイデア力の高さを活かした商品を探してみてください。
3.ライバルが少ないか
ライバルが少ないジャンルは価格競争が起きにくく、利益を出しやすいです。
ライバルが少ない商品の特徴は、専門知識が必要になることです。
専門知識が必要になるジャンルの例として、カメラが挙げられます。
実際にカメラレンズひとつ取っても短焦点レンズやズームレンズ、望遠レンズなど、種類が豊富にあります。
レンズの種類によって撮影用途は異なるので、理解したうえで出品しなければ必要としている人に訴求できなくなるでしょう。
とはいえ、専門知識が必要なものは販売しながら知識をつけていけばOKです。身構えずに気軽に始めてみてください。
日本のものをアメリカで売る際の注意点4つ
日本のものをアメリカへ売る際に気をつけるべきことは、以下の4つです。
- 為替変動のリスクがある
- アメリカへ輸出できないものがある
- 対応が悪いと訴えられる場合がある
- 商品を雑に発送される
何も考えずに販売してしまうと、余計な損失を出したりトラブルに見舞われたりする恐れがあります。ひとつずつ見ていきましょう。
1.為替変動のリスクがある
アメリカへ販売するとなると、為替変動による利益の低下リスクを考えなければなりません。
例えば、1,000円で仕入れた商品を10ドルで販売した場合、為替による利益額の違いは以下のとおりです。
100円/ドル | 150円/ドル | |
---|---|---|
売上 | 1,000円 | 1,500円 |
利益 | 0円 | 500円 |
上記の例で、仮に1ドル150円で利益を計算していたとしても、成約した時点で1ドル100円に変動してしまうと利益は0になってしまいます…。
実際には発送時に送料や梱包費を考慮しなければならないので、為替が変動するだけで簡単に赤字へ転落してしまいます。
価格を設定するときは、現時点よりも円高になることを見越しても利益が出るようにしておきましょう。
利益計算の方法については「【必見】eBayでの利益計算方法!収入に関わる4種類の手数料や利益率を高める7つの方法を徹底紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.アメリカへ輸出できないものがある
アメリカ政府が輸入を禁止しているものがいくつかあり、日本から発送できないことがあります。
例えば、以下のようなものは規制があり、発送する前に承認などが必要です。
- 食品
- 化粧品
- 洗面用具 など
規制対象であることを知らずに輸出すると税関で没収されたり返品されたりしてしまい、バイヤーの元へ届けられません。
売る前にチェックしておき、発送できることを確認してから出品しましょう。
3.対応が悪いと訴えられる場合がある
アメリカは訴訟大国のため、バイヤーに訴えられることがあります。
例えば、キッチン用品や工具を購入した人が使い方を間違えケガをした場合、セラーに責任がなくても訴訟を起こすリスクがあります。
怪我をするリスクのあるものを販売する場合には、海外PL保険の加入がおすすめです。
海外PL保険とは輸出販売したものによってバイヤーがケガや財産破損などをした際に、賠償金などを補償する制度です。
被害者への賠償だけでなく弁護士への報酬支払いも対応していることが多いので、訴訟に関する費用を支払わずに済みます。
4.商品を雑に発送される
海外では配送員の荷物の扱いが雑であることが多いので、バイヤーの元へ届く前に破損したり、傷が付いたりすることがあります。
精密機械やガラスなどの破損しやすいものを売ると壊れて届いてしまい、返品やクレームのリスクが高いです。
送料が高くならない程度に梱包を厳重に行い、多少の衝撃では壊れないように意識して発送しましょう。
アメリカで売れる日本のものを探すならeBayが参考になる!
ここまでアメリカで売れる日本のものを紹介してきましたが、自分で探し方を知りたい人も多いでしょう。
自分で探すのであれば、eBayを参考にしてみるのがおすすめです!
eBayはアメリカ発祥のオークションサイトで、世界190カ国以上で利用されています。
アメリカ人バイヤーも数多く利用しているので、実際にサイト内のランキングはアメリカで売れる商品を探すうえで参考になります。
例えば、2023年1〜3月度で日本から販売された商品カテゴリーのランキングは以下のとおりです。
- レディースファッション&バッグ
- 時計・パーツ&アクセサリー
- アニメアート&キャラクターグッズ
- カメラレンズ・フィルター
- フィルムカメラ
- トレーディングカード
- 自動車パーツ
- ビデオゲーム(本体)
- メンズアパレル&バッグ
- デジタルカメラ
実際に出品されている商品の金額や販売額を見ることで、相場感も把握できます。
eBayで売れ筋商品を調べる方法については「【人気商品発見】eBayの売れ筋商品の調べ方5選!リサーチに役立つツールも併せて紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
アメリカで売れる日本のものを理解して販売しよう!
日本からアメリカへ売れる商品カテゴリーは多くあり、これからも稼げる可能性は高いと言えます。
インターネットが普及している現在ではECサイトなどを利用して、人気のあるジャンルを調べることも簡単です。
日本の商品をアメリカへ販売するおすすめの方法が、eBayを活用すること。
eBayは世界中で利用されていますが、アメリカ国内の利用が多いプラットフォームです。売買にかかる費用も安いので、初心者でも始めやすいでしょう。
eBayを使った輸出販売の始め方については「【初心者必見】eBay輸出の始め方6ステップ!準備物と注意点についても解説」にて詳しく解説しています。
ぜひこの記事を参考に、アメリカで売れる日本のものを理解して販売していきましょう。