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【2025年版】eBay送料設定を徹底解説!基礎知識から送料を抑えるコツ・よくある疑問まで

ゆうき
eBayの送料設定を簡潔にすれば、楽に進められます!

eBayの送料設定はShipping Policyの設定や発送地帯の選定などが必要で、とくに初心者にはわかりづらいと感じるはずです。

僕も最初は、試行錯誤しながら取り組んでいました…

eBayの送料を簡単に設定する方法があるとしたら、知りたい人は多いのではないでしょうか。

今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、eBayの送料設定を簡単にする方法を徹底的に解説します。

この記事を読むことで下記のようなメリットがあります。

メリット一覧

  • eBayの送料設定方法が分かる
  • eBay送料設定のポイントについて理解できる
  • 実際に使用している送料テンプレートを参考に送料設定ができる

eBay初心者でもわかりやすく、すぐに送料設定ができるように画像をたくさん入れて解説しました。

もうeBayの送料設定で迷うことがないように、実際に使っている送料テンプレートも公開しています!

ぜひ最後までご覧ください。

なお、最新の送料設定については、動画「【コレ1本でOK】ebay海外輸出の送料設定について世界一分かりやすく解説!
」でも詳しく解説しています!

何度も繰り返し見ることで送料設定への理解が深まるので、ぜひ動画もご覧ください!

なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。

クーリエ契約の方法をはじめ、記事動画100本以上の攻略ノウハウ、さらには売上管理&利益計算シートまで提供していますので、ぜひご登録ください。

目次

eBayの送料を設定する前に知っておくべき3つの基礎知識

eBayは商品が売れた際に輸出するため、事前に知っておくべき知識がいくつかあります。

ここでは理解しておくべき3つの基礎知識を解説します。

  1. 関税は購入者が支払う
  2. 海外発送は送料が高くなりがち
  3. 最初にBusiness Policiesを設定する

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.関税は購入者が支払う

関税とは海外からの輸入品に対してかけられる税金のことです。

関税を設けることで輸入品の値段が上がり、自国の商品が価格面で有利になります。

例えば、海外から洋服を輸入して販売する場合、輸入者が関税を支払います。

関税は輸出側が支払うと思っているバイヤーもいるため、事前に説明しておくとトラブルを避けられるでしょう。

ただし、2025年10月17日以降、日本から「米国向け」に発送される2,500米ドル(送料込)未満の商品は、DDP(関税をセラーが負担する方式)での発送が必須となります。

2.海外発送は送料が高くなりがち

海外発送は燃料代や人件費が多くかかるため、送料が高くなりがちです。

日本国内で荷物を発送する感覚でいると、想像より多額の送料がかかり利益が出なくなるリスクもあります。

eBayの輸出販売では送料が高くなりがちなので、仕入れ前に送料まで計算しておき利益が出るのか確認しておくことが大切です。

利益計算の方法については「【必見】eBayでの利益計算方法!収入に関わる6種類の手数料や利益率を高める7つの方法を徹底紹介」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

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3.最初にBusiness Policiesを設定する

eBayの送料の設定を行うときは、Business Policiesの設定が必要です。

Business policies(ビジネスポリシー)とは、出品の際のルールを決める設定のこと。Business Policyで設定できるのは、以下の3つです。

  • Shipping Policy(発送)
  • Payment Policy(支払い)
  • Return Policy(返品)

Business Policiesを設定することで、新規出品が使用できるようになります。

送料設定をするときは、最初にBusiness Policiesを設定します。

まずは、ビジネスポリシーの設定ページよりログインしてください。

以下の画面に進みますので、「Opt in」をクリック。

すると以下のような画面になるので、左下にあるGet startedをクリックします。

これでBusiness Policiesのシステム導入が完了です。送料設定については記事の後半「eBayで送料を設定する方法」にて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

eBay輸出で使用する5つの発送会社

eBay輸出で使用する発送手段は、主に以下の5つです。

  1. 日本郵便
  2. FedEx
  3. DHL
  4. eLogi
  5. CPaSS

    発送手段として厳密にいうと、配送業者(日本郵便/FedEx/DHL)と発送プラットフォーム(eLogi・CPaSS)に分かれます。

    2025年8月以降の注意点として、トランプ政権下で発出された「すべての国に対する免税措置(デミニミス)待遇の停止」という大統領令によって米国向けの免税制度(de minimis)が停止されたため、日本郵便・FedEx・DHL・eLogi・CPaSSを利用した場合、現在はすべての消費目的の物品に関税が課されています

    デミニミスについては、僕が動画「【緊急】ebayの関税の現状と取るべき対応を徹底解説【デニミニス撤廃】【トランプ関税】」で解説していますので、参考にしてください。

    発送時には、トラブル防止のためにも「DDU(関税バイヤー負担)」か「DDP(関税セラー負担)」かを明確にし、バイヤーに事前説明しておくようにしましょう。

    それでは詳しく解説していきます。

    1. 日本郵便

    日本郵便は契約不要で誰でもすぐ使えるのがメリットです。

    一方、米国の de minimis(デミニミス・少額免税)停止 の影響で、アメリカ宛の取り扱いに一時的な停止・制限があります。

    発送時の最新状況は日本郵便のサイトで確認してください。

    まず、対米向けの代表的なサービスは EMS/国際小包・小形包装物(航空)/書類(手紙等)/国際eパケットライト です。

    現在は下記のとおり対米向けの引受制限に注意が必要です。

    区分 可否 備考
    販売目的の小形包装物・小包・EMS(物品) 一時引受停止 商用品は正式通関・課税が前提
    個人間の贈答品(100ドル以下) 差出可能 申告価格に注意
    書類(EMSの書類扱い・印刷物・はがき・書状) 差出可能 物品は不可

    参照元:日本郵便|国際郵便物の差出可否早見表(2025年8月27日現在)

    EMSは最速の国際郵便で、重量上限はアメリカ宛の30kgですが、国によって異なります。

    また、日本郵便は実重量課金のため、大きくて軽い荷物はクーリエより安くなる場合があります。

    サイズは大きいが重量は軽い商品を多く扱う場合、日本郵便が有利になることを覚えておくと良いでしょう。

    ゆうき
    ぬいぐるみなどかさ軽商材が多い人は、日本郵便がハマる場面が多いはず!

    反面、料金改定が続いており、条件によっては他手段より割高になることもあります。

    2. FedEx

    FedExは、世界最大手の民間配送会社で、世界220の国と地域に荷物を発送できます。

    • 料金は、実重量と容積重量で比較して重い方で決まる
    • 配送サービスが安定している
    • BtoC割引がある
    • 月の送料に縛りがある

      といった特徴が挙げられます。

      デメリットは、契約後の条件として「月の送料で10万円以上利用しないといけない」といった縛りがあることです。

      とはいえ、世界最大手という安心感があるうえに他の発送会社と比べても送料が安いので、発送数が増えてきたら契約しておくべきサービスと言えます。

      米国向けの免税制度停止に伴い、FedExを利用した場合も商用貨物はすべて課税対象となります。

      インボイスの内容や価格の正確な記載が、以前よりも重要になっているので気をつけましょう。

      ただFedExは現在ある程度海外への発送実績がないと、中々契約が難しくなってきています。

      3. DHL

      「DHL」は「FedEx」と同じ民間配送会社(クーリエ)です。

      特徴は「FedEx」とほとんど同じで、下記のような特徴があります。

      • 料金は、実重量と容積重量で比較して重い方で決まる
      • 配送サービスが安定している
      • ebayセラー割引がある
      • 月の送料に縛りがある

        また、DHL特有のメリットはオーストラリアの送料が安いことです。

        先述でアメリカなどの国と別で設定したことからわかるように、オーストラリアの送料は高めに設定されています。

        そのため、オーストラリアをターゲットにしたい人はDHLを使うのがおすすめです。

        一方のデメリットとして、重量が重くなるとFedExやeLogiよりも送料が高くついたり、FedEx同様に最低利用料があったりします。

        単品の送料だけに囚われず、料金体系全体を考慮したうえで選ぶようにしましょう。

        4.eLogi

        「eLogi」は、ebayを利用している人全員が使えるサービスです。

        eLogiを使えば、注文情報取得からラベル発行まで行えるので、その分時間を短縮できます。

        さらに、ebayジャパンがFedExと連携して提供しているので、直接契約を結ばなくても割引の効いた配送サービスの利用が可能です。

        ただし、FedExと直接契約をするよりも料金が少し高くなってしまう点に注意しましょう。

        そのため、eLogiは手続きが面倒な人や時間を短縮したい人におすすめです。

        5.CPaSS

        CPaSSとはeBayが開発・運営している、配送サービスを一元管理できるプラットフォームです。

        利用可能な配送サービスを選び、eBayサイト内で売れた商品の発送処理を行えます

        基本的にeLogiと同じサービスだと考えていただいて大丈夫です。

        CPaSSを利用するメリットは以下のとおりです。

        • 複数のeBayアカウントを連携し一元管理できる
        • eBayと連携しSOLDデータからラベルを作成できる
        • 各配送会社と直接契約するときより送料が安くなるときがある など

        配送作業の手間が減るため、人為的なミスが減ります。プラットフォームの利用料は無料のため、気軽に利用してみてください。

        eBayにおける初心者におすすめの送料設定の5つのポイント

        2025年8月29日から実施されたアメリカのデミニミス撤廃に対応するため、これから説明する送料設定に修正を余儀なくされています。変更箇所が多いので、先ほども紹介しましたこちらの緊急かつ重要な【緊急】ebayの関税の現状と取るべき対応を徹底解説【デニミニス撤廃】【トランプ関税】」動画を確認して、それに沿った設定をするようにしてください。

        eBayの送料設定はシンプルにするほど送料に悩む時間がなくなり、発送業務も簡素化できます。

        基本的な送料設定の考え方は、以下の5つです。

        1. 商品価格で送料パターンを作成する
        2. 重量で送料パターンを作成する
        3. 取引の多いアメリカを送料無料にして、他の区分との差額を考える
        4. 発送サービスExpedited Shippingを基準にする
        5. 発送除外国は徐々に設定する(APO/FPO・アフリカ・南米は最初から除外)

        一つずつ見ていきましょう。

        1. 商品価格で送料パターンを作成する

        一つ目としては、商品価格で送料パターンを作成する方法です。

        この方法は送料設定がシンプルになるので、発送外注に指示をしやすく仕組み化が簡単になることがメリットです。

        海外に商品を発送した場合、紛失や破損といったトラブルがどうしても発生してしまいます。

        そのため、利益率や個数、商品の価格帯などを見ながら、商品の価格帯ごとに送料パターンを設定すると高額な商品も安心して送れるようになります。

        補償される金額なども考えながら、商品の価格帯別に送料を設定していきましょう。

        2. 重量で送料パターンを作成する

        差額をしっかり設定して送料による損失を抑えたい場合は、重量で送料パターンを作成するのがいいでしょう。

        日本郵便の送料は実重量で決まるため、商品を梱包した状態で確認しておけば、簡単に計算できます。

        重量で送料パターンを作成するポイントは、あまり細かく設定しすぎないようにすることです。

        あまりにも細かく設定してしまうとテンプレートの管理が大変になり、発送作業が複雑になります。

        送る機会が多いパターンなどを中心に、ある程度は大まかに送料パターンを決めるようにしましょう。

        3. 取引の多いアメリカを送料無料にして、他の区分との差額を考える

        送料設定をする際はアメリカの送料を無料にして、他の区分との差額を考えるようにしましょう。

        eBayはアメリカ発祥ということもあり、アメリカのバイヤーと取引する機会がどうしても多くなります。

        そのため、商品を売れやすくするために、取引の多いアメリカのバイヤーを送料無料にします。

        なお、送料無料と言っても「送料分をもらわない」ではなく「販売額に送料を含めて出品していく」と解釈してください。

        • アメリカと同じくらいの送料、またはアメリカよりも安い地域の場合は、送料無料
        • アメリカよりも大幅に送料が高い場合は追加送料を取る、または発送除外国とする

          といった基準で考えるようにしましょう。

          ゆうき
          先述でオーストラリアに限定して送料を設定したのは、アメリカよりも高額だからです!

          4. 発送サービスExpedited Shippingを基準にする

          バイヤーに対してどれくらいの発送スピードで送られてくるのかを、分かりやすくするために主に3つの基準を設けています

          • Economy Shipping(日本郵便:手紙(書状)、小形包装物航空便) <一番時間がかかる>
          • Standard Shipping(日本郵便:EMS) <普通>
          • Expedited Shipping(クーリエ便(FedEx・DHL)※CPaSSやeLogiを含む)<速達>

          選択した発送サービスは商品ページのShippingの欄に表示されます。

          発送会社にクーリエ便を選んだ場合、実際の配送スピードに合うカテゴリで発送サービス(Economy/Standard/Expedited)を設定します。

          Expeditedを選ぶと商品ページの到着目安は短めに表示されますが、表示はキャリアの所要日数+あなたのハンドリング日数に基づいて計算されます。

          クーリエとは、先ほど紹介したDHLやFedExのような民間配送会社です。

          CPaSSやeLogiのような発送管理システム経由でも、内部で選んだクーリエのサービスに合わせて、適切なカテゴリ(Economy/Standard/Expedited)を設定できます。

          クーリエは日本郵便より常に安いわけではありませんが、速達性や追跡性で有利なことが多く、到着が早いほど購入されやすくなるほか、リピートや評価向上といった効果も期待できます。

          クーリエの実測リードタイムが“速達”に相当する場合は、Expeditedを選びましょう。

          ゆうき
          CPaSSやeLogiで買ったラベルの“実際の配達スピード”に合わせて、Economy/Standard/Expeditedを選ぶのが基本!

          5. 発送除外国は徐々に設定する(APO/FPO・アフリカ・南米は最初から除外)

          発送除外国に設定した国には、発送ができなくなります。

          そのため、除外国が多いとあなたのアカウントに訪れる人が減ってしまい、機会損失になってしまいます。

          ただし、先ほど述べた通り、APO/FPO・アフリカ・南米は最初から除外しても問題ありません。

          ゆうき
          除外するのは、配送トラブルを未然に回避するためです…

          上記以外にも、eBay輸出を続けるうちに「送料が高い」「クレームが多い」など感じた国・エリアは、徐々に発送除外国として設定していくようにしましょう。

          eBay送料設定の前に発送会社別送料表を作成しておこう(独自フォーマットあり)

          Shipping policyを作成するための前準備として、ご自身が使用する発送会社の送料表を準備する必要があります

            FedEx、DHL、eLogiは、直接契約の際に送られてきた送料表を準備してください。

            eLogiをご利用になる方は、お問い合わせから「送料表を希望します」と請求すれば入手可能です。

            CPaSSで料金表のダウンロードが可能なのはeLogiとSPeedPAK(中国セラー向け)のみです。

            アメリカへ発送する際の料金を基準として、原則送料無料と考えます。

            eBay販売ではアメリカからの購入が一番多いためです。

            送料が高いオーストラリアへ売れた時のみ、追加で送料を取るイメージで計算をします。ただし、発送方法によっては送料に差額が大きくないときがあるので、無理に追加送料を取らなくてもOKです。

            追加送料の価格をいくらに設定すれば良いのかを重量区分ごとに検討するために、送料表を作成しましょう。

            送料表を作るのは大変だと思うので、僕が作ったフォーマットをお使いください!

            ゆうき
            なお、ここからは僕が作ったフォーマットに基づいて話を進めていきます!

            注意点として、シートをコピーして自分のマイドライブに移してから使用するようにしてください。

            シートを開くとFedEx・eLogi・CPaSS・DHLの各社の送料を入力する列があるので、自分が使用している発送会社の送料を0.5kg単位で入力していきます。

            FedEx・DHLの直接契約の場合、営業の方からいただいた料金表をPDFからエクセルデータに変更し、コピペで貼り付けると簡単に表が作成できます。

            例として、FedEx・eLogi・DHLのそれぞれ0.5㎏の送料を入力すると以下のようになります。

            実際には、自分が利用している発送会社の送料を重量ごとに入力していけばいいので、eLogiとCPaSSのみ利用している方は、FedExとDHLの送料列に入力は不要です。

            入力が終わったら、L列を見ていきます。ここに反映されているのがオーストラリアへ発送する場合にかかる追加送料です。

            上記のように、重量ごとに追加送料の差が少ない範囲は、まとめて追加送料を設定してしまいましょう。

            重量ごとに細かく設定をしすぎると、ポリシーが増えすぎて管理も大変になります。

            後ほど送料設定する際には、こちらの数値を参考に進めます。

            これで送料表の作成は完了です。

            eBayで送料を設定する方法

            eBayで送料を設定する方法は、以下の8ステップです。

            1. 「My ebay」から「Selling」をクリックする
            2. 「Seller Hub」の画面に切り替わったら「Listings」をクリック
            3. 「Shipping Policy」を作成する
            4. 「Cost」と「Each additional」で送料を設定する
            5. 「Handling time」を設定する
            6. アメリカ以外の国・オーストラリアの送料を設定する
            7. APO/FPO・アフリカ・南米を除外する

              ひとつずつ丁寧に解説します。

              1.「My ebay」から「Selling」をクリックする

              送料表の作成が完了したら、実際に送料を設定していきます。

              「My ebay」から「Selling」をクリックしてください。

              2.「Seller Hub」の画面に切り替わったら、「Listings」をクリック

              「Seller Hub」の画面に切り替わったら、「Listings」をクリックしていきます。

              続いて、左側のメニューから「Business Policies」をクリックしてください。

              すると、「Manage your business policies」という画面に切り替わるので、ここで「Business Policies」を作っていきます。

              3.「Shipping Policy」を作成する

              続いて「Shipping Policy」を作成します。Shipping Policyとは、簡単にいうと送料のテンプレートのことです。

              発送方法によってテンプレートを使い分けられるので、数パターン設定しておくと出品がとても楽になります。

              ここでは、国土が広く遠隔地料金が請求されたり、重量品が安いFedExが高かったりして、送料が他よりも高いオーストラリアと、アメリカを含むその他の国に分けてShipping Policyを設定します。

              3-1. Policy name(ポリシー名)などのポリシー全体の設定

              「Create policy」から「Shipping」を選択します。

              すると下の画像と同じ画面に移行するので、上からひとつずつ入力していきます。

              「Policy name」では好きな名前を入力します。例えば、FedExで発送する1.5kgまでの商品を設定する場合は「FedEx only 0-1.5kg 2023」のように入力します。

              「Description」はメモになるので、ここは入力しなくても大丈夫です。

              SHIPPINGの「Shipping method」はデフォルトの「Standard shipping: Small to medium items」のままで大丈夫です。

              3-2. 具体的な送料設定

              続いて、具体的な送料を設定していきます。

              大きく分けて2つの送料設定区分があります。

              • Domestic shipping(アメリカ宛の送料設定)
              • International shipping(アメリカ国外への送料設定)

                eBay.comはアメリカのサイトなので、アメリカ宛に発送する場合の設定を「Domestic Shipping」、アメリカ国外に対して設定をする場合は「International shipping」で設定をします。

                まずはDomestic shippingを設定します。

                Cost typeは「Flat: Same cost to all buyers」を選びましょう。これは、「アメリカ全域に同一の送料を設定する」という意味になります。

                続いて「+Add primary service」をクリックします。

                たくさん選択肢が出てくるので、検索窓に「outside」と入力しましょう。

                ここでは、ご自身が利用予定の発送方法に合わせて選択します。

                ゆうき
                outsideで検索しないと、よく似た全く違うポリシーを選んでしまうので注意です!

                商品によって使い分ける際は、Shipping policyを複数用意しておけば出品時に選択できます。

                1. Economy Shipping from outside US(手紙、小形包装物航空便、CPaSS(Economyのみ))
                2. Standard Shipping from outside US(EMS)
                3. Expedited Shipping from outside US(FedEx、DHL、eLogi、CPaSS(Economy以外))

                ①Economy < ②Standard < ③Expeditedの順にサービスのレベルが上がります。

                レベルが上がるほど到着時間が早くなり、紛失時などの保証も手厚くなります。しかし発送料金も高くなるため、上手に使い分けるようにしましょう。

                今回はFedExを利用する前提で「Expedited Shipping from outside US」を選択して、解説を進めます。

                最後に「Save」をクリックすると、このような画面が現れます。

                4.「Buyer pays」と「Each additional cost」で送料を設定する

                「Buyer pays」と「Each additional cost」では、送料を設定します。

                「Buyer pays」は最初の1商品に対する送料、「Each additional cost」は追加の各商品に対する追加送料を設定するものです。(送料が無料の場合は設定の必要なし)

                ここでは送料無料にするので「Offer free shipping」にチェックを入れましょう。

                もし間違って入力した場合は、右側の点が3つの点のアイコンから変更や削除ができます。

                Rate tableは、州ごとに送料設定を使い分けるときなどより詳細な設定をする際に使います。今はそのままで大丈夫です。

                5. アメリカ以外の国・オーストラリアの送料を設定する

                「International shipping」は、アメリカ国外に対しての設定となります。

                Add other shipping services 右側のボタンをONにします。

                Cost typeは Domestic shipping のときと同様に「Flat: Same cost to all buyers」を選びましょう。

                続いて「+Add primary service」をクリックします。

                たくさん選択肢が出てくるので、検索窓に「International Shipping」と入力しましょう。

                ご自身が利用予定の発送方法に合わせて選択します。

                1. Economy International Shipping(手紙、小形包装物航空便、CPaSS(Economyのみ))
                2. Standard International Shipping(EMS)
                3. Expedited International Shipping(FedEx、DHL、eLogi、CPaSS(Economy以外))

                選択したらSaveを押して保存しましょう。

                続いて「Ships to」をクリックします。

                Destination を選択します。

                以下のようにチェックを入れます。(初心者の方におススメの設定です)

                「Buyer pays」と「Each additional cost」は送料無料なので空欄でOKです。

                続いてオーストラリア向けの送料設定を行います。

                「+Add services」をクリックします。

                先ほどと同様の発送方法(ここでは「Expedited International Shipping」)を選択すると、次のように表示されます。

                「Ships to」からDestinations → Australia を選択します。

                ここで先ほど作成した送料設定シートを利用します。

                例えば上記の表で、商品の重量が0kg – 1.5kgまでのShipping policyを設定しているとすると、設定差額の「12$」を「Buyer pays」に入力します。

                また、「Each additional cost」は同じ人が複数商品を購入した際に、追加の送料をどうするかの設定ですが、ここは「Cost」の「半額」で設定してください。

                今回でいえば12$の半額である「6」になります。

                「Additional locations」「Rate table」は他に国ごとに送料を使い分けるなど詳細な設定を追加したいときに使います。今はそのままでOKです。

                「Local pick up」もそのままで飛ばしてください。

                6.「Handling time」を設定する

                Handling timeとは、売れた商品への入金を確認してから発送するまでの期間です。

                この設定をすることで、購入者に対して「◯営業日以内に発送します」ということを伝えています。

                ebayでは「1, 2, 3, 4, 5, 6, 7,10, 15, 20, 30, 40日」の中からハンドリングタイムの日数が設定できます。

                ここで注意すべき点は「到着日」と勘違いをしないことです。

                ハンドリングはあくまでも「発送をするまでの日数」なので、到着日までの日数を数える際は、さらに配送日時を加算する必要があります

                また、ハンドリングタイムの日数は「無在庫」か「有在庫」かによって異なります。

                下記を目安に設定してみましょう。

                有在庫販売 1日~3日間
                無在庫販売 5日~10日間
                予約販売 発売日に間に合う日数(30日以内)

                Handling timeは営業日計算のため、土日祝日は含まれません

                設定した期間内に発送が間に合わない場合は、先に発送通知をしておきましょう

                通知だけ先にしておけば、システム上は期日内の発送になります。実際の発送後に追跡番号を送れば問題ありません。

                7. APO/FPO・アフリカ・南米と送料設定シートの除外国を除外する

                最後に、発送除外国の設定を「Excluded locations」から行います。

                「None」をクリックすると選択画面が開きます。

                除外国の設定は使用できる発送会社により一概に言えませんが、必ず除外設定をするのは次の4つです。

                1. APO/FPO
                2. アフリカ
                3. 南米
                4. PO BOX(私書箱)

                米軍基地であるAPO/FPOも、発送除外国に指定しておきます。

                • APO:Air Force Post Office (空軍郵便局)
                • FPO:Fleet Post Office (米国海軍郵便局)

                米軍基地は世界各国に点在しており、場所によってはEMS・クーリエの取り扱いがありません。そのため荷物の追跡ができず、補償も受けられなくなります。

                追跡番号がない発送手段で発送した場合、トラブルが発生しても自己責任になります。

                無用なトラブルを避けるためにも、APO/FPOは発送除外国に設定しておきましょう。

                また、アフリカと南米の国も発送除外国に設定します。

                理由は郵便事情が悪く、商品が届かなかったり関税が高かったりして、トラブルになりやすいからです。

                初心者は最初からトラブルが多いとアカウントリスクがあるので、この2つも不要なトラブルを避けるためにも、除外国に設定してください。

                またPO BOX(私書箱)もクーリエなどは届けられないので、発送除外にしておきましょう。

                以上の4つを除外したら、追加でアメリカよりも送料差額の多い地域などを除外していきます。

                この除外国については解説すると長くなるので、下記の送料設定シート一覧にある「除外国」シートに掲載のある地域を参考に除外してください。

                使い分け

                • FedEx + DHL除外国一覧
                  →FedExとDHLサービスを両方使用される方
                • FedEx除外国
                  →FedExサービスのみ使用される方
                • DHL除外国
                  →DHLサービスのみ使用される方
                • 日本郵便除外国
                  →日本郵便サービスのみ使用される方

                  eLogiやCPaSSを利用されている方がほとんどかと思うので、その場合にはFedExとDHLが利用できる「FedEx + DHL除外国一覧」を参考に設定してください。

                  最後に「Save」をクリックすれば設定完了です。

                  これで1つのShipping policyが出来上がりました。他の重量帯のpolicyを作る際は、作成したpolicyをコピーしてから必要な部分のみ修正すると、簡単に作れます。

                  三つの点のアイコンから「Copy」をクリックしてください。

                  この手順を繰り返して、重量ごとの送料設定を作成していきましょう。

                  初心者の方は一旦20kgまでのポリシーを作成しておけば困らないかと思いますが、必要に応じてそれ以上の重量のポリシーも作成していってください。

                  出品をする際には、出品商品の発送重量に応じてシッピングポリシーを選択するので、発送重量3kgの商品を出品するのであれば、3kgに該当するポリシーを適用して出品していきます。

                  eBayの送料を安く抑えるコツ3選

                  eBayで利益をしっかり確保していくためには、いかに送料を抑えるかが重要なポイントです。

                  送料を安く抑えるコツは、以下の3つです。

                  1. 適切な配送方法を選ぶ
                  2. 適切な梱包材を選ぶ
                  3. 割引制度を利用する

                  順に見ていきましょう。

                  1. 適切な配送方法を選ぶ

                  海外への発送方法は複数あるため、商品に合わせて配送サービスを使い分けることで送料を節約できます。

                  例えば小さいもの、大きくて軽いもの、少額のものなら国際郵便がおすすめ。高額なもの、急いで配送したいものならFedExやDHLなどクーリエを利用するとよいでしょう。

                  初心者でクーリエとの契約が難しい人は、eLogiやCPaSSを活用すれば、送料が節約できます。

                  利用できる配送サービスや送料は発送数や実績などによっても変わるため、定期的に配送方法を見直すことも大切です。

                  ゆうき
                  世界情勢の変化に伴い、発送方法の見直しが必要になることもありますよ!

                  2. 適切な梱包材を選ぶ

                  送料を抑えるためには適切な発送方法を選ぶだけでなく、商品のサイズにあった梱包材を使うことも大切です。

                  大きすぎる箱を利用すると送料が高くなりやすく、梱包材も無駄に使わなければならなくなるため、結果的にコストが高くなります。

                  商品の大きさに合わせた箱を用意しておくことで梱包材の無駄もなくなり、送料の節約につながるでしょう。

                  ただし、海外への発送は破損リスクも高いので、緩衝材などを節約しすぎると逆効果になることもあるので注意が必要です。

                  商品の種類や壊れやすさ、価格などによって適切な梱包材を選ぶようにしましょう。

                  特に高額なもの・壊れやすいものは丈夫なダンボールや衝撃からしっかり守れる緩衝材を使い、商品をしっかり固定できるような梱包を心がけてください。

                  3. 割引制度を利用する

                  配送サービスによっては、発送数に応じた割引制度が利用できる場合があります。

                  利用するサービスに割引制度がないか、ある場合は条件などを事前に調べておき、できるだけ適用されるように工夫して送料を節約しましょう。

                  クーリエと契約できない初期のうちは、eLogiやCPaSSを活用すれば送料を抑えられます。

                  割引制度も発送数や適用条件などがサービスごとに異なるため、利用する発送会社の割引制度をしっかり理解しておくことが重要です。

                  配送数が増えてきたら、各会社の割引制度を含めた発送料金をチェックし、発送方法を見直してみるのもおすすめです!

                  eBayで送料設定をするときによくある疑問

                  eBayで送料設定をするときによくある疑問についてお答えしていきます。

                  1. 発送会社はどう使い分ければいいの?

                  発送会社は、取り扱う商品や発送数によって使い分けるのがおすすめです!

                  発送会社ごとの特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

                  発送会社 特徴
                  日本郵便 ・契約せずに利用でき、店舗が多くどこからでも発送できる
                  ・実重量計算なので軽くて大きいものが安く送れる
                  FedEx ・事前契約が必要。月10万円以上利用する人向け
                  ・世界中に安定して配送可能で送料も安い
                  DHL ・オーストラリア向けの送料が安い
                  ・最低利用料がかかるため、ある程度利用する人向け
                  eLogi ・FedExと契約が難しい人も割引価格で利用できる
                  ・ラベル発行までスムーズに進められる
                  CPaSS ・複数のeBayアカウントでも利用可能で、契約なしでFedExやDHLが使える
                  ・セラー保護や日本語サポートが充実しているので初心者にも利用しやすい

                  2. eBayで送料無料にするのはなぜ?

                  送料無料(Free Shipping)を好むバイヤーが多いので、売れやすくなるのが大きな理由です。

                  また、送料を無料にすることでライバルセラーと簡単に差別化ができます。

                  バイヤーもわざわざ送料を計算してから検討する必要がないので購入しやすくなり、購入までのハードルを下げられます。

                  ただし、セラーは送料を含めた適切な価格設定をすることが重要です。

                  適当な価格にしてしまうと送料分で赤字になってしまうため、出品時には送料を正確に計算し価格に反映させるようにしましょう。

                  3. 発送除外国は必ず設定しなければならないの?

                  海外への発送は、日本国内への発送と違って未着や紛失・破損などのトラブルが起こりやすいです。

                  そのため、トラブルを避けるためにも発送除外国は設定しておくのがおすすめです。

                  特にインフラが整っていない国や地域には安定して荷物を送るのが難しく、紛失や荷物の不着などのトラブルが多発します。

                  発送除外国の設定はそれほど難しくないため、少なくとも以下に該当する地域は除外設定しておきましょう。

                  • APO(空軍郵便局)
                  • FPO(米国海軍郵便局)
                  • Africa(全域)
                  • South America(全域)
                  • 中東のほとんどの国(Iraq、Afghanistanなど)
                  • Russian FederationやUkraineなどの紛争地域
                  • その他小さな島国(Fijiなど) など

                  上記に該当しない地域でも、トラブルが多発した地域は除外国に追加していくのがおすすめです。

                  世界情勢に応じて、発送除外国もこまめに再検討・追加していくようにしてください。

                  自分なりの送料設定で利益を最大化していこう!

                  Shipping policyは、利益に直結するとても大事な設定です。

                  商品の重量や価格、大きさなどに合わせて、それに適したpolicyを選択することで、利益を最大化できます。

                  また関税トラブルの多い国や郵便事情が悪い国など、発送除外国を予め定めておくことで、トラブルを未然に防ぐ効果も期待できます。

                  ただ一方で、それだけ販売機会を逃していることにもなりますので、経験をしながら柔軟に対応していくことが売上を伸ばすコツでもあります。

                  作業に慣れてきたら、自分なりの送料設定にも挑戦してみてくださいね。

                  他にもセラーハブ の設定やeBayストアについてなど、最初に進めておく準備についても解説しています。合わせてご覧ください。

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                  最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
                  何か不明点やご相談があれば、お問い合わせよりご連絡ください。


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