海外販売は国内よりもターゲットにしている人口が多いため、利益拡大のチャンスが多くなります。
物販で利益の最大化を目指すなら、海外に販路を拡大してより多くの人に商品を販売するのが効果的です。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、利益の拡大を目指せる海外販売について解説します。
この記事を読むと、下記のメリットがあります。
メリット一覧
- 個人が海外販売するメリット・デメリットがわかる
- 個人で海外販売する方法がわかる
- 海外販売する際におすすめのサイト・アプリがわかる
「海外販売って難しそう…」と思っている人に必読の内容になっています。
個人での物販に特化した内容を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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個人が海外販売するメリット5選
個人が海外販売するメリットは、以下の通りです。
- 販路を拡大できる
- 低コストで参入できる
- ニッチな分野で勝負できる
- ライバルとの差別化が図れる
- 語学力の向上につながる
売上を伸ばしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 販路を拡大できる
海外に向けて商品を販売することで、販路を拡大できます。
日本の人口が約1.3億人に対して、世界は約80億人です。
実際に全世界に商品を販売することはないものの、日本人だけをターゲットにするよりも大きな利益が見込めます。
また、日本の人口はすでに減少傾向にあることから、今後はさらに市場が縮小していくと予想されます。
転売ビジネスで利益を増やしたいと考えているなら、海外進出は1つの解決策となるでしょう。
2. 低コストで参入できる
海外販売はECサイトやSNSから商品を販売できるので、低コストで参入できます。
実店舗を抱えると賃貸や在庫管理などで費用がかかりますが、ネットショップであれば最小限のランニングコストで済ませられます。
また、ネットショップは手軽に開設できるので、個人で物販を行う場合は特におすすめです。
人件費がかかることもないので、非常にリスクの小さいビジネスと言えます。
3. ニッチな分野で勝負できる
個人での海外販売の場合、ニッチな分野で勝負できることもメリットです。
ニッチな分野はニーズが低い傾向にありますが、大企業が参入しにくい傾向にあるので、個人でも十分に戦えます。
また、ニッチな分野は通常よりも大きな利益を獲得できる可能性も秘めています。
他の人とは異なる趣味をお持ちの人は、ニッチな分野に参入できる可能性があるので、ぜひ調べてみてください。
4. ライバルとの差別化が図れる
海外販売に取り組むだけでも、他セラーとのライバル化を図れます。
海外販売には言語の壁があるため、日本人で参入する人は少数派です。
そのため、海外販売をすることで国内のバイヤーよりも利益を拡大できる可能性があります。
また、海外販売を行うにあたって有利な点は、商品を仕入れやすい日本製品が海外バイヤーから注目を集めやすいことです。
仕入れが簡単な上に海外バイヤーの需要が高いので、上手く販売すれば大きな利益を手に入れられます。
5. 語学力の向上につながる
英語をはじめとした日本語以外の語学を習得したい人にも、海外販売がおすすめです。
海外のバイヤー向けに商品を販売する際は、英語でやり取りすることが多いです。
そのため、やり取りを重ねていく中で語学力の向上が見込めます。
また、基本的にチャットでやり取りするので、翻訳ツールなどで調べながら返答できる点も語学学習にうってつけと言えます。
個人が海外販売するデメリット3選
個人が海外に向けて商品を販売するデメリットは、以下の通りです。
- 他言語でやり取りする必要がある
- 為替変動の影響を受ける
- トラブルが発生しやすい
海外販売をスタートしてから後悔することがないように、ここで確認しておきましょう。
1. 他言語でやり取りする必要がある
海外販売する場合、基本的に日本語は使えません。
そのため、海外の言語を使うことに苦手意識のある人は、ハードルが高く感じるでしょう。
しかし、言語の壁を乗り越えれば、日本よりもはるかに大きい市場で商品を販売できます。
翻訳ツールを利用すれば海外のバイヤーとのやり取りは問題なくできるので、言語に自身がない人でも大丈夫です!
おすすめの翻訳サイトについては「【時短】eBay輸出は翻訳サイトを活用しよう!導入方法や利用するときのコツも紹介」の記事で詳しく解説しています。
翻訳の精度が高いサイトを厳選しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 為替変動の影響を受ける
海外のバイヤーをターゲットにすると、為替変動の影響を受けてしまいます。
実際に円高のときは海外での売れ行きが不調になる傾向にあるので、注意が必要です。
為替変動のリスクを軽減する対策として、海外だけでなく日本でも商品を販売することが挙げられます。
反対に円安になると海外で商品が売れやすくなるので、普段以上に大きな利益を獲得できる可能性があります。
海外転売を始めるのであれば、為替を気にしながら販売してみてください。
3. トラブルが発生しやすい
海外販売は日本よりもトラブルが発生しやすいことは、理解しておきましょう。
一例として、以下のようなトラブルが発生することがあります。
- 商品が売れたのに代金が支払われない
- 「商品が届かない」とクレームが入る
- 輸送中に商品が破損する
- 商品が盗まれる
- バイヤー都合でキャンセルされる
トラブルが発生すると対応に時間や労力を費やすので、商品のリサーチが進まないなどの二次被害が発生してしまいます…。
国内販売では考えられないトラブルに遭遇しますが、いずれも対処法があるので心配いりません。
海外販売は国内よりも利益の拡大のチャンスがあるので、トラブルを理由に手を出さないのは非常にもったいないことです。
海外販売でよくあるトラブルについて詳しくは「【体験談あり】eBay輸出でよくあるトラブル事例4選!被害を最小限に抑える相談先も解説」の記事で解説しています。
対処法もあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
個人で海外販売する4つの方法
個人で海外販売する方法は、以下の4つです。
- ECサイト・アプリを利用する
- ECサイトを構築する
- 海外の企業とパートナー契約を結ぶ
- SNSを利用する
それぞれ解説します。
1. ECサイト・アプリを利用する
個人で海外販売する場合、ECサイトやアプリを利用する方法があります。
eBayやBASEといったECサイト・アプリを利用すれば、手軽にショップを開設できます。
ユーザー数の多いサイトやアプリを利用すれば、集客にも困らないでしょう。
実店舗のように家賃や人件費がかからない点も、嬉しいポイントです。
2. ECサイトを構築する
自分でECサイトを構築し、商品を販売する方法もあります。
ECサイト構築の手間がかかりますが、デザインを自由にカスタマイズできることがメリットです。
また、一度ECサイトを構築すれば既存のプラットフォームを利用するよりも費用を抑えられる可能性があります。
ちなみに、構築したECサイトのランニングコストは、目安で以下の通りです。
- ドメイン代(年間1,000~3,000円)
- サーバー代(年間6,000~15,000円)
- 独自SSLサーバー証明書(年間10,000~90,000円)
- 決済代行会社の手数料(売上の3~5%)
Shopifyやカラーミーショップといったサービスを利用すれば、海外販売ができるECサイトを構築できます。
自由度の高さとランニングコストを重視する人におすすめの方法です。
3. 海外の企業とパートナー契約を結ぶ
日本の商品を売りたいなら海外の企業とパートナー契約を結び、販売を委託する方法もあります。
自分から海外企業に営業をかける方法もありますが、すでに海外販売に取り組んでいる人であれば、現地のスタッフから声がかかることもあります。
契約内容をしっかり確認し、利益の増大を目指せそうなら提携してみてはいかがでしょうか。
4. SNSを利用する
個人ならSNSを利用して海外販売する方法もあります。
SNSのメリットは始めるまでの敷居が低く、バイヤーと交流しやすいことです。
フォロワーが多ければ、多くのユーザーに商品の情報を届けられます。
ECサイトの運用も並行できるので、より多くのチャンスを掴みたいならSNSを利用してみましょう。
個人が海外販売する際におすすめのECサイト・アプリ5選
個人が海外販売する際におすすめのECサイト・アプリを紹介します。
- eBay
- Amazon
- タオバオ
- BASE
- Instagram
それぞれの特徴を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. eBay
海外販売するなら、eBayがおすすめです。
eBay(イーベイ)は世界最大級のマーケットプレイスで、190ヵ国のユーザーと取引できます。
2022年11月現在のバイヤー数は1.38億人なので、大きな市場で出品できるプラットフォームと言えます。
セミナー情報の提供や各種設定方法に関する説明が充実しているので、初めて利用する人でも問題なく海外販売をスタートできるはずです。
eBayについて詳しくは「eBayとは世界最大級のマーケットプレイス!利用方法やメリット・デメリットを解説」の記事で解説しています。
eBayを利用するメリット・デメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2. Amazon
Amazonでも、海外のバイヤーに向けて商品を販売できます。
Amazonの魅力は、集客力の高さです。
個人でECサイトを立ち上げる場合、ユーザー数が増えるまでに時間がかかるので、売上が上がらない状態が続いてしまうことも…。
すでに多数のユーザーが利用しているAmazonに出品すれば、集客に労力を割くことなく商品の販売に集中できるはずです。
3. タオバオ
中国のバイヤーをターゲットにするなら、タオバオが選択肢に上がります。
タオバオは個人間の物販に特化したECサイトで、簡単に登録できる上に手数料が安いことが特徴です。
中国の人口は2021年時点で14億人を超えているので、日本人だけをターゲットにするよりも売上を伸ばしやすいでしょう。
4. BASE
BASEは簡単にネットショップを開設できるサービスです。
BASEは初心者でも参入しやすいように、チャットによるオンラインサポートがあります。
国内と同様の方法で発送手続きを済ませられたり、業務を委託できたりするので、手軽に海外と取引できます。
利用料金がかからず、ネットショップの維持費をゼロにできることも、大きな特徴です。
5. Instagram
人気SNSの1つであるInstagramでは「ShopNow機能」を利用すれば、商品を販売できます。
ShopNow機能は無料で導入でき、販売方法は商品リンクを貼り付けて投稿するだけ。手軽さを重視する人におすすめです。
ただし、導入するためにはビジネスアカウントに変更したり、Facebookで商品カタログを作成したりするなどの審査があります。
審査通過に向けて、入念に準備しておきましょう。
個人が海外販売する際の注意点3つ
個人で海外販売する際は、以下の3点に注意しましょう。
- 配送料が高い
- 国によって法律や制度が異なる
- 関税がかかるケースがある
バイヤーとのトラブルを避ける重要な内容なので、それぞれ確認しましょう。
1. 配送料が高い
海外販売は国内よりも配送料が高くなってしまうため、考慮した上で価格を設定する必要があります。
配送料を安く済ませるために、発送方法を工夫しましょう。
例えば小型包装物で送ると、国際個包よりも安く海外に輸送できます。
大きな商品は複数の小型包装物に分けて輸送すると安くなる可能性があるので、発送前に確認してみましょう。
海外への配送料を抑える方法については「海外発送が安い方法2選!お得な国際郵便のサービスや注意点・安く済ませる方法も詳しく解説」の記事で解説しています。
安い発送方法を選ぶ際の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 国によって法律や制度が異なる
海外販売では、販売国によって守るべき法律や制度が異なるので注意しましょう。
日本では合法であっても、海外では輸入が禁止されている商品があります。
反対に、海外では合法でも日本だと違法になってしまうケースも…。
海外販売する際は、日本だけでなく発送先の法律や制度も確認することを忘れないようにしてください。
日本からの輸出が禁止および規制されている物については、税関のHPにて詳しく記載されています。ぜひ参考にしてみてください!
3. 関税がかかるケースがある
商品を発送する国や金額によっては、関税がかかる場合があります。
関税は海外のバイヤーが支払うものです。
しかし、海外からの購入に慣れていないバイヤーの中には関税に関する知識がなく、支払いを避けるために商品の受け取りを拒否されることも…。
関税の返金を求められるなどのトラブルに発展することがあるので、注意が必要です。
関税に関するトラブルを回避するおすすめの方法は、商品の説明文に記載しておくことです。
海外販売で重要な関税については「【eBay輸出】関税トラブル発生!バイヤーへの対処法は?評価は?例文付きで徹底解説!」の記事で詳しく解説しています。
クレームへの対処法として例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
個人で海外販売して利益を拡大させよう
海外販売することで、販路を拡大できたりニッチな分野で勝負できたりと、さまざまなメリットを享受できます。
個人で行うなら、海外に向けて商品を販売できるECサイトやアプリを使うのがおすすめです。
手軽にショップを開設できるだけでなく、低コストで参入できます。
海外のバイヤーと取引する上で重要なのは、日本だけでなく発送先の法律や制度を熟知しておくことです。
また、海外販売では国内ではありえないようなトラブルに巻き込まれるケースがあることも、理解しておきましょう。
正しい対処法を身につけておけば、トラブル対応に時間を割くことなく利益の最大化を目指せます。
海外販売には言語の壁はありますが、個人でも稼げるチャンスが増えるので、ぜひ検討してみてください!