
セール機能を活用すれば、出品商品を割引できるため、売上向上が期待できます。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、eBayでセールを実施するメリットや効果的な使い方について徹底解説していきます。
この記事を読むことで、以下のメリットを得られます。
メリット一覧
- セール機能を使うメリットがわかる
- セールの設定方法がわかる
- eBayで売れる効果的なセールの使い方がわかる
セール機能(Sale event)の設定方法を画像付きで解説しているため、初めての方にもおすすめです。
また「ウォッチはつくけど思うように売れない」というお悩みを解決するため、売上を上げるノウハウも解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
なお、eBayのセールについては動画でも解説していますので、こちらもご覧いただければと思います。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
クーリエ契約の方法をはじめ、記事動画100本以上の攻略ノウハウ、さらには売上管理&利益計算シートまで提供していますので、ぜひご登録ください。
eBayのセール機能(Sale event)で売上アップを目指そう
eBayでは、セール機能を活用すると、出品商品に「〇〇% off」といった割引表示ができます。
eBayでリサーチをしていると、以下の画像のようなセール商品を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
これはセール機能により割引を設定している商品です。
この機能は、eBayでストア登録していれば無料で使えます。
セールを開催すれば、売上アップが期待できるので、ぜひ有効活用してみてください。
eBayのセール機能を使って販売する3つのメリット
eBayでセール機能を活用するメリットは、以下の3つです。
- 商品が目立ちやすくなる
- 商品を上位表示させやすい
- セールをフォロワーに通知できる
それでは、順番に解説していきます。
1. 商品が目立ちやすくなる
eBayでセールを設定すると、商品が目立ちやすくなります。
購入してもらうには、まず商品を見てもらう必要があり、目立ちやすいのは大きなメリットです。
下記のように、セールを設定した商品には、割引価格や割引率が表示されます。
割引率は赤文字で表示されるので、同じような商品が並んでいる中で、お得感をアピールし差別化できます。
視覚的インパクトとお得感で購入を促しましょう。
2. 商品を上位表示させやすい
セール商品は、検索結果で上位表示されやすくなる特徴もあります。
セール商品は目立つため、アクセス数の増加が見込めます。
その結果、SEOに効果的に作用し、上位表示されやすくなるでしょう。
多くのバイヤーは検索結果の上位からチェックするため、順位が上がると売上にもつながりやすくなります。
3. セールをフォロワーに通知できる
セール設定をすると、フォロワーに通知が届きます。
例えば、下記のようにフォロワーが1033人いれば、セール情報を1033人に届け、見てもらえるチャンスが生まれます。
つまり、フォロワーが多ければ多いほどセールによる売上アップが期待できます。
【画像付き】Sale eventの設定方法
Sale eventの設定方法は以下のとおりです。
まず、出品者向けのSeller Hubを開き、[Marketing]から[Discounts]をクリックします。
次に画面右上の[Create promotion]から[Sale event]を選択してください。
なおSale event以外にも以下のsale機能があります。
- Coupon:割引コード(クーポン)を発行して顧客に配布する
- Order Discount(まとめ買い割引):合計注文金額に応じた割引
- Shipping discount(送料割引):送料無料や送料割引
- Volume pricing(数量割引):商品購入数に応じて割引額が上がる
[Sale event]を選択したら、以下の項目の設定をしましょう。
- セールの種類
- セール値
- セール期間
- オファー名
- 対象商品の選択
必要な項目を入力できたら、利用規約に同意し右下の[Launch]ボタンを押すと、セール設定が完了です。
eBayのセール機能(Sale event)以外で売上を上げる方法4選
Sale event以外で売上を上げる効果的な方法は、以下の4つが挙げられます。
- Promoted listings(プロモーテッドリスティングス)
- Send Offer(センドオファー)
- クーポンの発行
- ニュースレター機能
効果的な方法を組み合わせれば、より売上が向上する可能性が高いです。
1.Promoted listings(プロモーテッドリスティングス)
Promoted listings(プロモーテッドリスティングス)は、商品の露出を増やすのに効果的な広告ツールです。
Promoted listingsにはさまざまな種類がありますが、成果報酬型を利用すると、最大30%の露出を増やせます。
上位表示されやすくなり、セールと同等の効果を得られます。
セールと併用すれば、相乗効果により売上がアップする可能性が大きいです。
ただし、利用するには以下の条件があります。
- セラーレベルがAbove StandardもしくはTop Rated seller
- 取引実績を重ねている
多くの場合アカウントを作成から2~3ヶ月後に利用可能になります。
売上アップを目指すセラーには、Promoted listingsの活用がおすすめです。
活用すれば商品の露出を増やし、売上を伸ばす強力なツールとなるでしょう。



Promoted Offsiteは、eBayの外部サイトを利用して商品の露出を増やせる広告ツールです。
eBayプラットフォーム外のバイヤーにアプローチでき、売上アップが期待できます。
設定方法も簡単なので、ぜひ試してみてください。
なお、Promoted Offsiteは成果報酬型ではありません。
売れるかどうかにかかわらず、任意で設定した広告料を支払う必要があるため、ご注意ください。
Promoted listingsについては「【eBay輸出】Promoted Listings – Generalの効果的な使い方と設定方法を解説」の記事で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。


2.Send Offer(センドオファー)
Send Offerは商品をウォッチリストに登録しているバイヤーに対して、直接オファーできる機能です。
商品に興味をもっているバイヤーに特別価格を提示すれば購買意欲を刺激し、売上につなげられます。
Send Offerは、Seller Hubの「Marketing」から「Offers」を選択すると設定できます。
ウォッチリストに登録されていて、売れない商品を抱えているときに活用すると効果的です。
ライバルが多い商品は、通常のセール期間外に有効活用したほうがよいでしょう。
他のセラーが値下げをしていないときに、Send Offerを活用すると、競合との差別化を図れ、商品が売れやすいです。
Send Offerについては「eBayオファー機能を徹底解説!セラーがバイヤーへオファーできるSend Offerについて例文つきで紹介」の記事で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。


3.クーポンの発行
商品を購入したバイヤーに対し、割引クーポンを発行できます。
特定のバイヤーに対し期間限定でクーポンを利用できるので、次回の購入につなげられる効果的な機能です。
クーポンの条件を細かく設定できるので、売上や顧客を増やしたいときに発行するのがおすすめです。
季節商品や在庫調整など、さまざまな目的に応じて活用できます。
また、コード付きクーポン作成ツール「Buyer groups」も便利です。
ツールを使用すればeBayや独自のマーケティングチャネル経由でも、クーポンの送付、印刷、共有といった方法でバイヤーに割引を提供できます。
コード付きクーポンを送付すれば、既存顧客と潜在顧客に商品の購入を促せ、売上につながります。
クーポンについては「【2025年版】eBay輸出での戦略的なクーポンの発行方法!注意点やタイミングも解説」の記事で詳しく解説しています。
クーポンのことが分かるようになっているので、ぜひ参考にしてみてください。


4.ニュースレター機能
セール後はニュースレターを活用してバイヤーとの関係を維持しましょう。
eBayのニュースレター機能では、出品者がストアのフォロワー(登録バイヤー)にメールで最新情報を配信できます。
eBayのSeller Hubから簡単に設定可能です。
新商品の入荷情報を配信することで、バイヤーの再購入を促し、売上増加につながります。
なお、ニュースレター機能(Store Newsletter)はBasicプラン以上のストア契約者のみ利用可能です。
eBayで売れる効果的なセールの使い方6選
eBayのセール機能を利用し、売上を上げるコツがあるのをご存知でしょうか。
ここでは、効果的なセールの打ち方を6つ紹介します。
- 適正価格で販売する
- アメリカの週末やイベント時期をねらう
- アクセス数やウォッチリスト登録数の多い商品を割引する
- 売上次第で平日セールを開催する
- 不良在庫の売り切りに利用する
- 他のプロモーション機能と併用する
それでは、順番に説明していきます。
1. 適正価格で販売する
商品は適正価格で販売するのがポイントです。
設定した価格が高すぎると、安い商品を販売している競合に負けてしまいます。
反対に安すぎると、薄利になってしまうだけでなく、バイヤーが不信感を抱いてしまう可能性もあります。



すでに販売している商品は、セールを利用することで一度に多くの商品を値引きできます。
また、最安値になるようにセールを設定し、商品を目立たせることも可能です。
もし思うように商品が売れなくて悩んでいる場合は、販売価格を確認し、適正な範囲に収まるようにセールを打ちましょう。
2. アメリカの週末やイベント時期をねらう
アメリカの週末やイベント時期をねらってセールをすると、商品が売れやすくなります。
人間は「限定」という言葉に弱いものです。
そのため、購買意欲の高まる週末やイベントの時期に、セールを限定開催するのがおすすめです。



アメリカの場合、11月下旬の「サンクスギビングデー」から「クリスマス」までの1ヶ月間がホリデーシーズンと呼ばれています。
ホリデーシーズンの中でも「ブラックフライデー」や「サイバーマンデー」は特に注目される大規模セールイベントです。
この時期は、バイヤーの購買意欲が高まっているので、セールで売上を伸ばせるように、今のうちから出品数を増やしておきましょう。
ホリデーシーズンについては、関連記事「【eBay輸出】ホリデーシーズンは稼げる!無在庫販売の売上と利益を公開!(11月・12月実績)」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。


3. アクセス数やウォッチリスト登録数の多い商品を割引する
セールの効果を早く実感したい場合は、アクセス数やウォッチリスト登録数が多い商品を割引するのがおすすめです。
eBayでは、自分の商品に対するアクセス数(クリック数)とウォッチリスト登録数(お気に入り登録)を確認可能です。
価格を下げると通知されるため、セール時の反応も期待できます。
アクセス数とウォッチリストは、購買意欲の高さを示す指標になります。
そのため、アクセス数やウォッチリスト登録数が多い商品を値引きすると、短時間で成約につながりやすいです。
4. 売上次第で平日セールを開催する
売上次第では、平日にセールをするのもおすすめです。
特に、売上が落ち込んだ際に実施するのが効果的です。
平日は休日よりもセール商品が少ないので、注目を集めやすくなります。
休日と比べるとバイヤーの購買意欲は高くないものの、ある程度クリック数やウォッチリスト登録数があるものであれば、購入してもらいやすいです。
また、セール商品の少ない平日に割引きすると、フォロワーに送られる通知が埋もれにくくなるメリットもあります。



まずは試しに、平日にセールを行ってみてください。
5. 不良在庫の売り切りに利用する
セールは不良在庫の売り切りにも利用できます。
さまざまな商品を出品していると、売れるものもあればそうでないものもあるでしょう。
売れ行きが不調な商品を多く抱えると、キャッシュフローが悪化してしまいます。
そのため、不良商品は薄利となってもセールを利用して売り切り、仕入れなどの資金にするのがおすすめです。
6.他のプロモーション機能と併用する
セールと4つのプロモーション機能を組み合わせると、売上アップが期待できます。
- Promoted Listings(プロモーテッドリスティングス)
- Send Offer(センドオファー)
- クーポン発行
- ニュースレター機能
併用できるプロモーション機能については、前章で紹介した「eBayのセール機能(Sale event)以外でeBayで売上を上げる方法4選」を参考にしてください。
eBayセールを設定するときの2つの注意点
eBayセールを設定するときは、2つの注意点に気を付けましょう。
- 利益率が下がる
- 在庫切れになる
人気商品は想定以上の売れ行きになる可能性があるので、慎重に計画を立てて販売しましょう。
1.利益率が下がる
利益率が低下する主な理由は、セール実施時に最低5%以上の値引きが必須となるためです。
値引き幅は、商品や状況に応じて5~80%の範囲で設定可能です。
値引きは短期的な売上には効果的ですが、長期的な収益を圧迫する可能性もあります。
そのため、季節のイベントに合わせたセール実施が効果的です。
セール対象商品は厳選し、十分な利益率を確保できる商品に限定することをおすすめします。
2.在庫切れになる
セールにより予想以上の注文が入った場合、在庫切れとなるリスクがあります。
在庫切れは注文への対応を遅らせ、バイヤーの満足度低下につながります。
そのため、販売増加を見込んで十分な在庫を確保することが重要です。
在庫に余裕を持つことで、在庫切れを防げます。
eBayのセール機能を利用して売上アップさせよう
Sale eventの設定方法から効果的な使い方まで解説したので、皆さんもセールを上手に活用できるはずです。
セール販売は適切に行えば、売上アップを狙えます。
大幅な値下げをしない限り損失リスクは低いので、まずは試しにセールを設定してみるのがおすすめです。
限定要素が強いほど成約率を高めやすいので、上手にセールを活用していきましょう!
ちなみに、セールによる売上向上効果も確認できるので、検証結果まで見ておくことをおすすめします。
売上アップに役立つ他の販促方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。





