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【2025年版】eBay海外発送でおすすめの会社や送料の計算方法など徹底解説

ゆうき
eBayで海外発送するなら、国際郵便がおすすめです!

eBayで出品したものが売れたとき、海外に発送する方法に迷う人は多いでしょう。

eBayで商品を海外に発送する際は、送料や手数料が高額になりやすく、利益を圧迫してしまうケースも少なくありません

そのため、発送方法や配送業者の選び方を誤ると、赤字やトラブルにつながることがあります。

本記事では、初心者でも利用しやすい「国際郵便(日本郵便)」をはじめ、主要な配送業者や送料の計算方法、コストを抑える工夫、さらに発送除外国の設定方法まで詳しく解説します。

この記事を読むメリットは以下の通りです。

メリット一覧

  • eBayでおすすめの海外発送方法がわかる
  • 海外発送するときにかかる送料の計算方法がわかる
  • 海外発送が可能な国や発送を除外にするべき国がわかる
慣れない海外発送は失敗しやすく、トラブルの原因や赤字になってしまう場合もあるため、正しく理解する必要があります。

そもそも送料設定について理解がない人は以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

eBayの海外発送には国際郵便がおすすめ

結論からお伝えすると、eBayで海外発送するなら国際郵便を使うのがおすすめです。

理由は以下の3つです。

  1. 料金体系がシンプルで比較的安い
  2. 発送方法が簡単でわかりやすい
  3. 届く速さで発送方法が選べる

詳しく解説していきます。

1. 料金体系がシンプルで比較的安い

国際郵便は、日本郵便が提供する世界120以上の国や地域に郵便物を送れるサービスです。

配送物の大きさと届くまでの速さで料金が決まり、燃油サーチャージなどの追加料金が不要なため、料金体系がわかりやすいのが特徴です。

民間の国際宅配便に比べても、送料が安く済みます。

利用個数で割引制度が使えたり、補償や追跡サービスを付けられる点も、eBayで使いやすい理由の1つです。

ゆうき
ただし、2025年8月27日以降アメリカ向け郵便物(小包 小包 EMS(物品)) の受付を一時的に停止しています!

ただし、US$100 未満の個人間のギフトを含む手紙、ポストカード、印刷物、EMS(書類)、郵便物(小包、小包、EMS(商品)) は引き続き受け付けています

2. 発送方法が簡単でわかりやすい

国際郵便は全国2万局以上ある郵便局から、どこでも簡単に送れます。

国際郵便マイページを使えば送り状を簡単に発行できるので、手早く発送手続きを行えます。

海外発送に慣れていない人でも、パソコンやスマートフォンから簡単に送り状が発行できるのはとても魅力的です。

わからないことは郵便局で聞けば教えてもらえるため、海外発送が初めてでも安心して使えるでしょう。

3. 届く速さで発送方法が選べる

国際郵便は届く速さでサービスが選べるようになっているため、どれを使って発送すればいいのか一目瞭然です。

例えば、2kg満の荷物を送るときに使えるサービスは、以下の図よりスピード感によって異なります。


また、料金や日数も発送前に調べられるので、比較しながら発送方法を決められます。

eBayで売れた商品を自分で発送するのであれば、国際郵便だけで十分に対応できるはずです。

eBayで海外発送するときに使えるその他の配送業者7選

国際郵便以外で、eBayで海外発送するときに使える配送業者は以下の7つです。

  1. FedEx
  2. DHL
  3. UPS
  4. eLogi
  5. CPaSS
  6. ヤマト運輸
  7. 代行業者

業者ごとに特徴があるので、押さえておきましょう。

1. FedEx(フェデックス)

FedExはアメリカに本社がある世界大手の配送会社で、世界220以上の国と地域荷物を送れます

各種梱包資材を無料で使える上に種類も豊富に揃っているので、商品に合わせて梱包できます。

ある程度の発送件数や利用料金が必要となるため、eBayでの販売数が増えてきてから検討するとよいでしょう。

2. DHL(ディーエイチエル)

DHLはドイツに本社がある国際配送サービスで、集荷から配送までを自社の専用航空機で行っていることが特徴です。

228以上の国や地域へスピーディーに荷物を運んでくれるため、EMSでは対応できない地域に送るときに便利なサービスです。

急いで荷物を送りたいときや、リアルタイムで配送状況を追跡したいときにおすすめで、日本郵便と並んでよく使われている配送業者と言えます。

3. UPS

UPSは、アメリカに本社を置く国際宅配サービスです。

220か国以上の国と地域への配送実績があり、FedExやDHLと同じように最短で荷物を送りたいときに便利です。

UPSは特定の地域や重量帯のみの割引サービスに長けているので、交渉次第では他のクーリエより安い配送料で発送できる可能性があります。

余裕があればぜひ交渉してみるとよいでしょう。

4. eLogi

eLogiは、eBay公式の出荷ツールで、アカウントを持っている人なら誰でも利用できる配送サービスです。

大手配送会社と直接契約できなくても割引料金に近い価格で発送できるため、eBayを始めたばかりの人も使いやすいのが特徴です。

出荷ラベルやインボイスなども簡単に発行できるだけでなく集荷もしてもらえるため、手間なく発送作業が行えます。

FedExで荷物を送りたい人、アメリカ向けに最短で安く発送したい人におすすめのサービスです。

5. CPaSS

CPaSSはeBayが開発した配送サービス一元管理プラットフォームで、Orange Connex社が提供する3つの配送サービスを利用できます。

eLogiと同じく誰でも利用でき、FedExやDHLなど大手クーリエと直接契約しなくても割引価格で発送できるのが特徴です。

日本からは以下3つの配送サービスが選べるほか、日本語のサポートもしっかりしているため初心者でも使いやすいサービスです。

  • eBay SpeedPAK – Ship via FedEx
  • eBay SpeedPAK – Ship via DHL
  • eBay SpeedPAK Economy

条件付きではあるもののセラー保護が受けやすいなどのメリットもあるので、eBay輸出を始めたばかりの人やクーリエと直接契約できるほどの実績がまだない人におすすめと言えるでしょう。

6. ヤマト運輸

日本の配送業者を使って海外発送するなら、ヤマト運輸の国際宅急便を利用しましょう。

世界200以上の国や地域に発送でき、料金体系もシンプルでわかりやすいのが特徴です。

全国各地に営業所があるために利用しやすく、海外の配送サービスが不安な人におすすめです

7. 代行業者

海外への発送件数が増えたときは、代行業者の利用も検討するといいでしょう。

発送作業に慣れたスタッフが対応するため、面倒な作業を外注でき、誤発送などのミスも防ぎやすくなります。

また、代行業者であれば自分で行う場合よりも早く送れることも、魅力の1つです。

発送コストは当然かかりますが、自分1人で対応できない量を発送できるので、売上を上げるための必要経費と割り切りましょう。

外注スタッフを育てる方法もありますが、時間と手間がかかることを考えると、プロである代行業者を利用したほうがスムーズです。

おすすめの発送代行業者やサービスを選ぶときのポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ一度目を通してみてください。

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eBayで海外発送する際の配送業者の選び方

eBayで海外発送を行う際は、次の3つの観点から配送業者を選ぶことが大切です。

  1. 送料が安い業者を選ぶ

  2. 配送スピードと到着日数で選ぶ

  3. 補償や追跡サービスの有無で選ぶ

    それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

    1. 送料が安い業者を選ぶ

    同じ荷物でも、配送業者や利用するサービスによって送料は大きく異なります。

    利益率を保つには、複数の業者やプランを比較し、できるだけコストを抑えられる選択をすることが重要です。

    たとえば、日本郵便には小型・軽量商品の発送を低コストで依頼できるサービスがあり、小さい商品を発送する場合には特に有効です。

    また、梱包サイズや重量によって料金体系は変わるため、発送前に正確に測定しておくことも忘れないようにしましょう。

    2. 配送スピードと到着日数で選ぶ

    配送業者を選ぶ際には、商品が到着するまでの日数も大きな判断基準になります。

    バイヤーの希望や商品の特性によっては、料金やサービス内容より到着までのスピード感を最優先したほうが良い場合もあるでしょう。

    配送日数は経由地や配送方法によって異なり、同じ業者でも航空便と船便では大きな差があります。

    商品の特性やバイヤーの要望に合わせて、適切なスピードの配送方法を選ぶことが求められます。

    3. 補償や追跡サービスの有無で選ぶ

    高額商品や壊れやすい商品を取り扱う場合は、補償制度や追跡サービスの有無が特に重要です。

    追跡番号があれば、万一配送中にトラブルが発生しても原因を調査し、対策できます。

    また、配送状況をバイヤーと共有できることで、取引の信頼性を高められるのもメリットです。

    日本郵便やFedEx、DHL、ヤマト運輸など主要な業者では追跡サービスが提供されており、安心して利用できる体制が整っています。

    特に海外発送では未着や遅延のリスクがあるため、追跡や補償があるサービスを選ぶことでトラブルを防ぎやすくなります。

    eBayで海外発送する手順

    eBayで商品が売れたら、次の4つのステップに沿って海外発送の準備を進めていきます。

    1. STEP 1. eBayからのメール通知で注文内容を確認する

    2. STEP 2. 海外発送に適した梱包を行う

    3. STEP 3. 配送業者と発送方法を選ぶ

    4. STEP 4. ラベルを印刷して発送手続きをする

    順番に解説していきます。

    STEP 1. eBayからのメール通知で注文内容を確認する

    商品が売れると、登録しているメールアドレスにeBayから注文通知が届きます。

    My eBayの「Sold」や「Seller Hub」からも注文一覧を確認できるため、通知を見逃してもチェック可能です。

    確認する際は、バイヤーの氏名や住所、電話番号、支払い状況、購入数量を必ず確認しましょう。

    特に住所は日本とは並び順が異なる海外フォーマットで表示されるため、入力ミスなどの不備があると発送事故につながります。

    トラブルを防ぐためにも、発送前に内容をしっかり確認することが重要です。

    STEP 2. 海外発送に適した梱包を行う

    注文内容を確認したら、次は商品の梱包です。

    海外輸送は国内配送に比べて衝撃を受けやすいため、商品は緩衝材で二重以上に包むのがおすすめです。外箱には厚手のダンボールを使い、角や縁を補強しておくとより安全です。

    ダンボールと商品の間に新聞紙やエアクッションを詰め、隙間を埋めることで破損を防げます。

    梱包前には必ず検品を行い、傷や汚れ、欠品や動作不良がないかを確認しましょう。

    海外発送は積み替え回数が多く衝撃も大きいため、丁寧な梱包が大切です。

    STEP 3. 配送業者と発送方法を選ぶ

    梱包が終わったら、商品サイズや到着希望日、予算に応じて最適な配送方法を選びます。

    日本郵便やFedEx、ヤマト運輸など複数の業者が利用でき、それぞれ料金や到着スピードが異なります。

    本記事でも紹介した選び方を参考にしながら、自分に合った配送業者と発送方法を選びましょう。

    STEP 4. ラベルを印刷して発送手続きをする

    配送業者のオンラインサービスやeBay公式ツールを利用し、送り状(ラベル)を作成します。

    フォーマットに従って商品情報を入力したら、ラベルを印刷て箱にしっかり貼り付けましょう。

    その後、集荷依頼をするか、郵便局や営業所に持ち込み発送手続きを行います。これで発送準備は完了です。

    海外発送の流れは、以下の動画「【2025年最新】eBay輸出の発送方法を初心者向けに完全解説!【永久保存版】」でもわかりやすく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

    eBayで海外発送する際にかかる送料

    実際に、eBayで海外発送したときにかかる送料を見てみましょう。

    東京からニューヨークへ、1kgの荷物を送ったときの送料を比較してみます。

    発送方法 料金
    お届けまでの日数
    小形包装物(航空便) 830円 18日
    国際小包 4,200円 14日
    EMS 3,900円 11日

    東京からロサンゼルスへ1.5kgの荷物を送ったときの送料も調べてみました。

    発送方法 料金
    お届けまでの日数
    小形包装物(航空便) 3,770円 18日
    国際小包 6,700円 14日
    EMS 6,600円 11〜12日

    EMSは、今回比較した中では最も高額ですが、その分早く届けられることがわかります。

    一方で、配達までに2週間前後かかる小形包装物(航空便)は半分以下の費用で送れるため、急ぎでなければ送料を大幅に抑えられます。

    国際小包は、送料とお届け日数のバランスがいい配送方法です。

    国際郵便の料金は、以下のサイトで確認できます。料金や日数の比較も簡単にできるので、使ってみてください。

    eBay海外発送の送料を計算する方法

    eBayで海外発送を行う際、送料を正しく計算することは利益を守るうえでも非常に重要なポイントです。

    1. 商品の重量・サイズを正確に測定する

    2. 発送方法を選ぶ

    3. 配送先地域ごとの送料を確認する

    4. 料金表・オンライン見積もりツールを活用する

    これらのポイントを押さえることで、赤字やトラブルを未然に防ぎやすくなります。

    1. 商品の重量・サイズを正確に測定する

    送料計算の第一歩は、商品の重量とサイズを正しく測定することです。送料はこれらの数値によって大きく変わります。

    特に注意したいのは「実重量」と「容積重量」の違いです。

    配送業者によっては、重さ(実重量)よりも大きさ(容積重量)を優先して料金を計算する場合があり、梱包がかさばると予想以上に送料が高くなることがあります。容積重量の場合は、縦×横×高さを一定の係数で割った値が容積重量として計算されます。

    必ず梱包した状態で測定し、実重量と容積重量の両方を把握しておくと安心です。

    これを怠ると、見積もりより数千円単位でコストが上振れすることもあります。

    2. 発送方法を選ぶ

    送料は、航空便・船便・エコノミー便など、発送方法によっても大きく変動します。

    航空便は速い分コストが高く、船便は安い分日数がかかるといった特徴があります。

    どの方法を選ぶかは、速さを優先するのか、コストを重視するのかを明確にし、商品の特性やバイヤーの希望に合わせて判断するとよいでしょう。

    3. 配送先地域ごとの送料を確認する

    同じ重量やサイズの商品でも、配送先の国や地域によって送料は変動します。

    現地の物流インフラや通関手続きの有無、燃油サーチャージの設定によっても料金が変わるからです。

    一部の地域では、追加料金が発生したり配送そのものが停止されていたりするケースもあるため、発送前に必ず最新情報を確認しましょう。

    4. 料金表・オンライン見積もりツールを活用する

    送料を事前に把握するには、各配送業者が提供している料金表やオンライン見積もりツールを利用するとより効率的に料金を計算できます。

    日本郵便やFedExなどでは公式サイトに料金シミュレーターがあり、重量・サイズ・配送先を入力すれば即座に見積もりを出せます。

    複数の業者で見積もりを比較すると、もっともコストを抑えられる方法が見つけやすくなります。

    eBayで海外発送料金を節約する方法4つ

    eBayで海外発送するときは、工夫してできるだけ発送料金を節約しましょう。

    おすすめの方法は以下の4つです。

    1. 箱の大きさを商品サイズに合わせる
    2. まとめて発送する
    3. 料金後納制度を利用する
    4. 公式サービス(eLogi・CPaSS)を活用する

    順に見ていきましょう。

    1. 箱の大きさを商品サイズに合わせる

    海外発送するときは、できるだけ箱の大きさを商品サイズに合わせて送りましょう。

    商品が中で動きにくく破損を防げるほか、箱が不要に大きくなることで発送料が高くなるのも防げます。

    海外発送は最大サイズのほか、最小サイズが決められている場合もあります。

    利用するサービスの規定は、必ず確認しておきましょう。

    2. まとめて発送する

    海外発送するときは、できるだけまとめて発送するとお得です。

    例えばEMSなら、一度に10個以上差し出すと送料が10%割引になります。

    発送回数や発送業者をまとめるだけで割引料金で発送できるため、簡単に送料が節約できます。

    1回に10%割引でも、月間や年間で積み重なると大きな額になります。

    ハンドリングタイムを超えないように気を付けながら送料を節約しましょう。

    3. 料金後納制度を利用する

    月間の利用数が多い場合は、料金後納制度を利用すると便利です。

    料金を翌月一括払いにできるため、発送業務が大幅に効率化します。

    日本郵便の場合、月間の発送個数などの条件を満たすことで料金後納制度を利用でき、利用量に応じた割引が受けられます。

    費用も作業時間も削減できるため、利用を検討するとよいでしょう。

    4. 公式サービス(eLogi・CPaSS)を活用する

    eLogiやCPaSSなどの公式サービスを使えば、発送実績がなくても割引料金でクーリエが使えます

    eBayとの連携やラベル発行も簡単にできるほか、CPaSSなら複数サービスから選べてサポートやセラー保護なども充実しています。

    発送実績がない初期段階での送料節約に有効で、公式サービスのため使いやすさにも優れています。

    個人事業主でなくても利用できるサービスのため、発送方法に迷った場合やクーリエを安く利用したい場合には活用を検討するとよいでしょう。

    国際郵便物の一時引受停止国

    国際郵便は、記事執筆時点で引き受けを一時停止している国や地域があります。

    最新の情報は必ず日本郵便の公式サイトでご確認ください。

    特にSAL便は2020年から継続して停止されています。

    それに伴い国際eパケットライトはすべての国で差出不可となっていましたが、2025年3月3日から「航空便」に変更して再開されています。

    つまり、現在国際郵便で利用できる発送方法は、EMS、国際小包、小形包装物(航空便)、手紙(書状)、eパケットライトです。

    詳しくは、日本郵便の以下のページで確認できます。

    なお、日本郵便は2025年8月27日より、アメリカ向けの特定郵便物の差出を一時停止発表しており、引き受け停止になっているので、注意しましょう。

    これは、2025年7月発表の大統領令により、個人使用目的で輸入された物品を含む郵便物(課税郵便物)も、2025年8月29日より関税の対象となったためです。

    ただし、US$100 未満の個人間のギフトを含む手紙、ポストカード、印刷物、EMS(書類)、郵便物(小包、小包、EMS(商品)) は引き続き受け付けています

    また、受入停止の代替として、日本郵便の国際宅配便サービスであるUGX(U-Global Express)は、アメリカの関税規制に準拠した発送が可能です。

    海外発送できる国は?発送除外国はどう設定する?

    海外発送ができる国と発送除外国の設定について解説していきます。

    海外発送ができる国は?

    2022年4月の時点では、150カ国以上もの国や地域でEMSや郵便物の引き受けが一時停止されていましたが、現在は多くの国や地域で解消されています。

    しかし、ロシアやイスラエルなど一部の国や地域は引き受け停止となっており、ウクライナや中東では一部の発送方法が停止しているため、発送除外国に設定する必要があります。

    情勢が不安定な地域・国についてはその都度発送物の受け入れ状況が変わるため、世界情勢を見ながら発送除外国の設定を変更しておくことも大切です。

    また主要取引先国であるアメリカ・カナダ・イギリス・ドイツ・フランス・オーストラリアでは、一部航空便やEMSが遅延または停止しているため注意が必要です。

    発送できない国が分かったら対策が必要となるため、発送除外国について考えていきましょう。

    発送除外国はどうする?

    結論として、発送可能な国以外を発送除外国として設定するのが、販売機会の損失を最も防ぎやすい方法です。

    それに加えて、以下の4つも発送除外に追加しておきましょう。

    • Alaska/Hawaii
    • US Protectorates
    • APO/FPO
    • PO Box

    それでは、発送除外国の設定方法についてざっと解説します。

    発送除外国の設定方法

    現在使用している送料設定のポリシーをコピーして、新規で送料設定を作る方法を解説します。

    ただし、新規で送料設定を作るのが面倒な方に関しては現在のポリシーを上書きしていただいても構いません。

    手順は以下の通りです。

    まずSeller Hub画面からListingsをクリックします。

    Business Policiesをクリックしてポリシーの設定画面を開きます。

    Shippingをクリックしてシッピングポリシー(送料設定)のみを表示させます。

    コピーをしたいので既存で使っているポリシーをEdit→Copy policyで複製しましょう。

    ポリシーネームをわかりやすい名前に変更します。

    例えば「一時停止国除外用」など、後から見て内容が分かる名称にすると良いでしょう。

    Create exclusion listをクリックして発送除外国の設定をします。

    発送除外したい国のみチェックを入れ、発送可能な国はすべてチェックを外します。

    設定完了したら右下のApplyのボタンをクリックします。

    最後に「Save」ボタンをクリックして、送料設定を保存します。

    新しい送料設定ができたら、元々使っていたポリシーのEditからChange policy for these listingsをクリックします。

    「コロナ用」など、新しく作成したポリシーを選択し「Change」をクリックすれば、適用されていた出品中の商品すべてが新しい送料設定に切り替わります。

    実際に反映されているかを確認するときは、商品ページのShipping and paymentsからChange countryをクリックします。

    赤枠部分に発送可能な国のみ表示されていれば問題ありません。

    以上が発送除外国の設定手順です。

    eBayで海外発送をするときの注意点

    eBayで海外発送を行うときは、以下の4つに注意してください。

    1. 丁寧に梱包する
    2. メリットやデメリットをよく調べてから発送する
    3. 送料は事前に確認しておく
    4. 追跡番号をつけて発送する
    5. アメリカ向け発送は関税とDDPに要注意

    詳しく説明していきます。

    1. 丁寧に梱包する

    海外に発送される荷物は、国内で発送するときよりも丁寧に梱包し、中で商品が動かないようにしっかり固定しておきましょう。

    できれば丈夫なダンボールなどを利用し、壊れやすいものは特に緩衝材を多めに入れるなどの対策が必要です。

    海外では日本ほど荷物を丁寧に扱わないことがあり、ダンボールごと投げられる場合もあります。

    箱が凹んだり汚れたりすることも少なくないので、汚損・破損への対策もしっかり行い、商品に影響がないように梱包して送りましょう。

    2. メリットやデメリットをよく調べてから発送する

    海外に商品を発送する方法はいくつかあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

    適当に選んで発送してしまうと思いがけない事故で商品が破損してしまい損失を被ったり、想定以上に配送日数がかかってペナルティを受けたりするなどトラブルになりかねません。

    料金や到着までの日数、補償サービスや追跡番号の有無など、それぞれのサービスのメリット・デメリットをしっかり理解してから利用しましょう。

    海外発送に慣れないうちは、日本語でのサポートが充実している国際郵便やCPaSSなどのeBay公式サービスを利用すると、トラブルが起きても安心です。

    3. 送料は事前に確認しておく

    海外発送の料金は高額で、送料の割引システムも発送業者ごとに異なります。

    送料は高額になりやすく、利益を圧迫しやすいため、計算が不十分だと赤字になる可能性があります。

    特にクーリエは事前に送料表を取り寄せないと正しい発送料金がわからないことも多く、料金は契約条件によって異なるため、必ず事前に確認しておきましょう。

    4. 追跡番号をつけて発送する

    海外への発送は未着や遅延が起こりやすいため、荷物の追跡ができる発送方法を利用しましょう。

    特に小形包装物など追跡番号が付いていない発送方法で送る場合は、別途書留をつけるなどの工夫が必要です。

    追跡番号があれば、荷物の行方がわからなくなっても探しやすいだけでなく、バイヤーも安心して到着を待てます。

    一方で、追跡番号をつけないと消費税還付の対象外となります。

    商品がバイヤーの手元に届くまでの責任はセラーにあるため、商品がどこにあるかを把握できる状態にしておくことが重要です。

    CPaSSなら発送手続きと同時に追跡番号が自動でアップロードできるため、手間なくバイヤーへの通知ができます。

    バイヤーから信頼してもらえるだけでなく、セラー保護が受けられるなどメリットもあるため、必ず追跡番号を付けて発送しましょう。

    5. アメリカ向け発送は関税とDDPに要注意

    2025年7月30日、トランプ大統領の大統領令によって「デミニミス制度(少額免税)」が撤廃され、アメリカでは低価格の商品でも関税がかかるようになりました。

    この影響で、発送会社によっては DDP(関税セラー負担) を標準とするケースが増えています。

    本来eBayでは関税はバイヤー負担(DDU)が原則ですが、アメリカ宛ではDDPしか選べない発送方法もあり、知らないうちにセラーが関税を負担してしまう可能性があります。

    初心者セラーにとっては利益を削る大きな要因になりかねないため、発送前に配送方法や課税ルールを必ず確認することが大切です。

    eBayの海外発送は初心者には国際郵便がおすすめ!丁寧に梱包して発送しよう

    eBayで海外発送するなら、国際郵便から使ってみましょう。

    ただし、国際郵便の引き受け状況は常に変化しているので、定期的に引き受け状況を確認することが大切です。

    現在もロシアなど複数の国や地域で引き受け停止となっており、一部停止や遅延が発生している国も少なくありません。

    発送除外国や送料設定は、トラブルやケースオープンを防ぐためにも、定期的に見直しましょう。

    トラブル対応については以下の記事でもまとめていますので、参考にしてください。

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    最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
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