
せどりを始めるにあたって、失敗談を聞いてみたい人は多いのではないでしょうか。
実はAmazonせどりの失敗例には共通点があり、稼ぐためのヒントがたくさん隠れています。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、Amazonせどりの失敗例や注意点を詳しく解説します。
この記事を読むことで得られるメリットは、次の3つです。
メリット一覧
- Amazonせどりでよくある失敗例がわかる
- 失敗しないための注意点がわかる
- 稼ぐためのポイントがわかる
Amazonせどりで失敗しないためには、よくある失敗例から対策を学び、活かすことが大切です。稼ぐためのポイントも合わせて解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね!
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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Amazonせどりでよくある失敗例7選
Amazonせどりでよくある失敗例は、以下の7つです。
- 商品や仕入れ先が見つからない
- 不良在庫を抱えてしまう
- 価格競争に巻き込まれ赤字になる
- 送料や手数料が予定外にかさんだ
- 問題のある商品を仕入れてしまった
- 出品やFBA納品ができない商品を仕入れてしまった
- 資金繰りができなくなってしまった
事例や行うべき対策を、詳しく見ていきましょう。
1. 商品や仕入れ先が見つからない
Amazonせどりを始めたものの、商品や仕入れ先が見つからないために、利益を出せないことはよくある話です。
主な原因はAmazonの特徴やニーズの理解不足、リサーチの甘さなどが挙げられます。
Amazonせどりの特徴はライバルが多く価格競争が起こりやすいため、利益が確保できる商品を見つけづらいことです。
稼ぐためには丁寧なリサーチに基づいて、複数の仕入れ先を確保しなければならないため、経験の浅い初心者は失敗しやすいです。
2. 不良在庫を抱えてしまう
Amazonでは多数の商品が売れていますが、中には売れ残るものもあります。
扱う商品を丁寧にリサーチし、仕入れる商品を厳選しなければ不良在庫になりかねません。
不良在庫が溜まってしまう多くの原因は利益率を優先してしまうあまり、回転率を見落としていたケースです。
いくら利益率が高くても、回転率が悪ければ売れ残ってしまいます。
リサーチするときは回転率のチェックも忘れずに行い、優先順位をつけて仕入れることが大切です。
3. 価格競争に巻き込まれ赤字になる
Amazonでは価格競争もよく起こるため、赤字になりやすいことも特徴として挙げられます。
Amazonせどりを行うセラーが多いことや、商品を売りたいセラーがカートの獲得を目指して価格を下げてしまうことが原因です。
初心者は価格競争するだけの資金力がなく、キャッシュフローの悪化を懸念して価格を下げてでも売り払おうと考えがちです。
価格競争に巻き込まれないためには、ライバルの多いジャンルを避けたり、販路を増やしたりするといいでしょう。
4. 送料や手数料が予定外にかさんだ
Amazonせどりで欠かせないサービスである「FBA(フルフィルメントby Amazon)」は、Amazonが商品の販売に関わる大部分を代行してくれる一方で、多額の手数料が発生します。



FBAへの発送料も必要になるため、必要な送料や手数料を正確に計算して価格に反映させなければ、利益を圧迫してしまいます。
FBAの手数料や送料を含めた利益計算は慣れないうちは難しく、大雑把にしてしまいがちです。
しかし、Amazonせどりにかかる送料や手数料の計算を丁寧に行い、価格に反映させれば赤字を防げるようになります。
5. 問題のある商品を仕入れてしまった
模造品や偽造品、不良品など問題のある商品を仕入れてしまうのも、Amazonでよくある失敗です。
近年、精巧な模造品や偽造品が横行しており、詳しい商品知識がないと間違って仕入れてしまうことになります。
また、仕入れの段階で丁寧な検品を行わなかったことで不良品を納品してしまい、バイヤーとのトラブルに繋がるケースも考えられます。
商品知識が乏しい分野や見分けが難しいブランド品の取り扱いは慎重かつ丁寧に行えば、トラブルを未然に防げるはずです。
6. 出品やFBA納品ができない商品を仕入れてしまった
Amazonせどりの効率化に欠かせないFBAですが、利用するためには細かなルールの確認が欠かせません。
FBAでは出品申請が必要だったり、納品が制限されていたりする商品があります。
そのため、FBAの規約を確認せずに仕入れてしまうと販売できず、不良在庫になってしまいます。
規約や納品ルールの確認を徹底し、夏季のチョコレートなどのように、納品時期が限られているものは厳守することが大切です。
商品によっては知的財産権の調査が入ることもあるので、仕入れは慎重に行いましょう。
7. 資金繰りができなくなってしまった
初心者や資金が少ない人に陥りやすい失敗が、資金繰りの悪化です。
Amazonは売上金を一時的に預かる「引当金」や、入金が2週間後であるなど、セラーにとっては資金繰りが悪化しやすいシステムとなっています。



資金繰りが悪化すると新たな仕入れが難しくなり、売上を拡大できなくなります。
資金額に応じてできるだけ回転率のいい商品を扱うなど、Amazonのシステムに合わせた仕入れ戦略が必要です。
Amazonせどりで失敗しないための3つの注意点
Amazonせどりで失敗しないためには、以下の3つに注意しましょう。
- リサーチにはツールを活用する
- 仕入れ判断は丁寧に行う
- Amazonの特徴や規約を理解する
詳しく説明していきます。
1. リサーチにはツールを活用する
Amazonせどりで失敗しないために大切なのは、リサーチでツールを活用し、時間や手間を短縮しつつ丁寧な分析を行うことです。
Amazonは商品ジャンルが多数あるうえにライバル数も多く、価格競争に巻き込まれやすいという特徴があります。
そのため、丁寧なリサーチを行い、利益が確保できることを確認してから仕入れないと失敗してしまいます。
リサーチにはものすごく時間がかかるため、ツールを使って効率よく進めましょう。
2. 仕入れ判断は丁寧に行う
Amazonでは利益額や回転率以外にも、ライバルチェックなど仕入れ判断を丁寧に行う必要があります。
特にAmazonが出品する商品はカートを取れる可能性が低く、仕入れただけで失敗に終わる可能性が高いです。
利益額と回転率だけ見て仕入れると予想通りに売れず、不良在庫が溜まっていくばかりです。
Amazon内での出品状況やライバルセラーの数なども丁寧にチェックしたうえで、仕入れを行いましょう。



3. Amazonの特徴や規約を理解する
AmazonにはFBAのような、他のプラットフォームにはない優れたシステムがある一方で、独特な仕組みや規約があります。
仕組みや規約を熟知していないと稼ぐのは難しいため、しっかり理解してから仕入れを行いましょう。
特に、事前申請が必要な商品や、納入可能な時期が決まっているもの、知的財産権の調査が入りやすいカテゴリーは注意が必要です。
また、FBAを利用する場合は納入ルールを守ることも欠かせません。返品や余計な費用の発生を防ぐためにも、事前に理解を深めてから利用しましょう。
Amazonせどりで稼ぐための5つのポイント
Amazonせどりは厳しいルールや特徴もありますが、稼いでいる人も多いプラットフォームです。
Amazonで稼ぐためのポイントは、以下の5つです。
- 売れるジャンルからリサーチする
- 回転率を意識する
- 商品知識を身につける
- 手数料や送料の勉強をする
- 外注化・効率化を進める
1つずつ解説します。
1. 売れるジャンルからリサーチする
Amazonには幅広いジャンルの、多くの商品が販売されています。
稼ぐためには自分が売りたい商品や興味のあるカテゴリーではなく、需要がありそうなジャンルを選択し、リサーチしましょう。
短期間で何度も売れる商品や、ライバルセラーが扱っているジャンルは要チェックです。
売れるジャンルが見つかったら横展開を行い、さらに売れる商品を深掘りしていくと、効率よく稼げる商品が見つかるでしょう。
2. 回転率を意識する
Amazonせどりでは回転率を意識した仕入れを行い、資金繰りを安定させることが大切です。
Amazonは日本で一番利用されているECサイトで、2021年度の売上高は2.5兆円と発表されています。
回転率を意識して仕入れるだけで販売数が増え、比例して利益額も多くなります。
特に資金が少ないうちは回転率のいいものを積極的に扱い、資金を増やすことを優先するといいでしょう。
3. 商品知識を身につける
Amazonで効率よく稼ぐためには、商品知識を身につけることも欠かせません。
商品の専門知識を身につければ数多くのジャンルを扱えるようになり、仕入れの幅が広がるからです。
利益を確保できる商品を見つけるのにも役立ち、安定して稼げるようになります。
商品知識があれば偽物や不良品を仕入れるリスクも減り、安心して販売できるため、得意ジャンルの商品知識は積極的に身につけるといいでしょう。
4. 手数料や送料の勉強をする
Amazonせどりでは、面倒な手数料や仕入れの際にかかる送料の知識を身につけることも必要です。
特にFBAを利用する場合は利益計算をしっかり行い、経費を価格に反映させなければならないからです。
薄利多売の戦略を取るほうが適切な場合もあるため、経費を大まかに計算していては利益確保が難しくなってしまいます。
利益計算がどんぶり勘定だと稼ぎにくくなるので、正しい手数料や送料の計算方法と節約方法を学んでおきましょう。
5. 外注化・効率化を進める
Amazonで効率よく稼ぐためには、外注化や作業の効率化を積極的に進めましょう。
初心者でも比較的始めやすいリサーチツールの導入や出品作業の外注化などから取り組み、費用面の折り合いがつけばFBAを導入します。
FBAや外注を活用すれば1人でも多数の商品を出品できるようになり、大きく稼げるようになります。
積極的に外注化や効率化を進めて、Amazonでの販売数を増やしていきましょう。
Amazonせどりで失敗したときはeBay輸出がおすすめ!メリット3選
Amazonせどりがうまくいかなかった場合は、別のせどりに挑戦してみることも1つの戦略です。
せどりには数多くの種類がありますが、僕のおすすめはeBay輸出です。eBay輸出のメリットは3つあります。
- 日本では売れないものが売れる
- 中古品や一品物が売れる
- ライバルが少ない
Amazonせどりとは特徴が大きく異なるので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 日本では売れないものが売れる
eBayでは海外のバイヤーを相手にするため、日本国内では売れにくい商品でも人気が高いことがあります。
そのため、国内せどりでは売れないものが売れるどころか、高い価値が付くことも珍しくありません。
海外ならではのニーズを把握する必要はありますが、基本的なリサーチの方法は他のせどりとほぼ同じです。
そのため、Amazonせどりに取り組んでいた人にとっては、それほど難しく感じないはずです。
2. 中古品や一品物が売れる
eBayの特徴の1つに、中古品や一品物が売れやすいことが挙げられます。



海外で人気の中古品や一品物は日本とはニーズが異なることが多く、仕入れも難しくありません。
リサーチさえしっかり行えば利益を積み上げられるため、初心者が参入できることもメリットと言えます。
Amazonの新品仕入れで大変な思いをした人なら、中古品や一品物の仕入れは宝探し感覚で取り組めるでしょう。
3. ライバルが少ない
eBayは販路が海外になるため、顧客との対応は英語が中心です。
英語力に自信がない人は基本的に参入してこないため、ライバルが比較的少ないのが魅力です。
とはいえ、eBayの取引には中学レベルの英語で十分なうえ、日本語対応が進んでいるので利用しやすくなっています。
顧客対応でもテンプレや翻訳ツールを活用すれば、英語力がなくても十分に対応が可能です。
eBayでの英語対策については「【時短】eBay輸出は翻訳サイトを活用しよう!導入方法や利用するときのコツも紹介」の記事で詳しく解説しています。ご自身に適した翻訳ツールを選べるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。


Amazonせどりの失敗例から学べることは多い!うまくいかないときこそ丁寧にやろう
Amazonせどりの失敗例から学べることはとても多く、しっかり分析すれば事業を拡大するきっかけになる場合もあります。
うまくいかないときは基本に立ち返り、丁寧にリサーチや仕入れを行うことから始めてみてください。
それでもうまくいかない場合は、コンサルを導入するなど適切なアドバイスを受けると好転しやすくなります。
失敗したときは投げ出すのではなく、原因を探って適切な対応を行い、改善を重ねて成功へと進めていきましょう!