せどりと言うと商品を仕入れてから販売をするイメージがあることから、本当に在庫なしでできるのか、気になっている方も多いでしょうか。
しかし在庫なしでせどりができる「無在庫転売」なら、お金をかけずに大量出品できるだけでなく、商品の置き場に困ることもありません。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、在庫を抱えることなく稼げる無在庫転売について、徹底的に解説していきます。
この記事を読むことで、以下のメリットが得られます。
メリット一覧
- 在庫なしでせどりをするメリットとデメリットがわかる
- おすすめの仕入れ先がわかる
- 在庫なしのせどりで稼ぐコツがわかる
これからせどりを始める方でも理解できるよう、わかりやすく解説していきます。
また、在庫なしでせどりをするのが違法なのかどうかも説明していくので、合法な方法で転売をしたい方は必見です。
ぜひ、最後までお読みください。
なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。
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在庫なしでせどりできる!無在庫転売について解説
無在庫転売は、在庫を抱えずに販売する転売手法の1つです。
通常の転売は商品を仕入れてから出品を行い、購入されるのを待ちます。
一方の無在庫転売は、商品の仕入れよりも先に出品するのが特徴です。
出品した商品の購入が確定した時点で仕入れを行うので、在庫を抱えることなく転売ができます。
在庫なしでせどりをするメリット4選
在庫なしでせどりをするメリットは、以下の4つです。
- 0円から始められる
- 在庫の置き場に困らずに済む
- 出品数を増やしやすい
- 在庫切れのリスクが少ない
それでは、1つずつ説明していきます。
1. 0円から始められる
無在庫転売なら出品前に商品を仕入れる必要がないため、0円から始められます。
有在庫転売の場合は商品を先に仕入れる都合上、始めるにあたってまとまった資金が必要になりますが、無在庫転売なら手持ち0円でも問題ありません。
商品の仕入れにあたって手持ち資金がマイナスになる心配がないので、通常の転売よりも赤字が大きくなってしまうリスクを低減できます。
特に収入をこれから増やしたいと考えている場合は、資金繰りに悩むことなく始められるメリットは大きいでしょう。
2. 在庫の置き場に困らずに済む
無在庫転売は、商品の購入が確定してから仕入れを行うのが特徴です。
有在庫転売の場合、たくさんの在庫を抱えてしまったにもかかわらず売れなくて置き場に困ってしまうことが、よくある失敗事例として挙げられます。
無在庫販売では在庫を抱えることなく取り組めるため、置き場のことを考える必要がありません。
せどりで稼ぐには多数の商品を出品する必要があるので、先に仕入れをすると自宅の生活スペースが狭くなったり、倉庫をレンタルする必要性に迫られたりしてしまいます。
倉庫をレンタルすると費用がかさんでしまうので、赤字のリスクが大きくなってしまいます。
このように、在庫なしでせどりをすると生活スペースを維持できるだけでなく在庫管理の費用が不要になるなどの、副次的なメリットも享受できます。
3. 出品数を増やしやすい
無在庫で行うせどりは出品までの段階であれば金銭的な負担がないため、出品数を増やしやすいです。
有在庫転売を行う場合、出品数を増やすほど仕入れ値が大きくなるため、黒字になるまでに時間がかかってしまいます。
転売でしっかり稼いでいくには出品数の多さが重要なので、費用をかけずに多数の商品を出品できるのは大きなメリットです。
無在庫輸出の場合、高額の商品を出品しやすいので、1取引あたりの利益を高められるのも嬉しいポイントです。
4. 在庫切れのリスクが少ない
無在庫転売は在庫切れのリスクを下げられることも、メリットと言えます。
無在庫転売を行う場合、商品が売れてからAmazonや楽天などさまざまサイトから仕入れを行うことになります。
出品した商品の仕入れ先として、複数のサイトの商品リンクを控えておけば、在庫切れのリスクを下げられるでしょう。
ただし、在庫切れになるリスクをゼロにすることは不可能であることは、理解しておく必要があります。
無在庫転売で在庫切れになってしまう例は、すべての仕入れ先の商品が売り切れていた場合が挙げられます。
商品を仕入れられなければ、在庫切れとして対処するしかありません。
そのため、定期的に仕入れ先の商品をチェックするようにしましょう。
在庫なしでせどりをするデメリット5選
在庫なしでせどりをするとさまざまなメリットが得られますが、同時にデメリットも生じてしまいます。
具体的なデメリットして、以下の5つが挙げられます。
- クレームが多くなりやすい
- 赤字になるリスクがある
- 仕入れに失敗するリスクがある
- 商品管理の難易度が高い
- ライバルが多い
順番に紹介していくので、せどりを始める前に確認しておきましょう。
1. クレームが多くなりやすい
無在庫転売は有在庫に比べると発送が遅れてしまうために、クレームが多くなる傾向にあります。
無在庫転売では商品の購入が確定してから仕入れる都合上、どうしても発送が遅くなってしまいます。
また、商品が売れたにも関わらずすべての仕入れ先での出品が終了していると、キャンセルしなければいけません。
バイヤー目線で考えると、注文した商品がなかなか届かなかったりキャンセルされたりすると、悲しい気持ちになってしまいますよね。
その結果、クレームに繋がり、対応に追われたり心が消耗してしまったりします。
また、クレームとともにネガティブフィードバックを受けてしまうと、後の売上にも関わってきます。
そのため、できる限りクレームが少なくなるように、商品を最短で発送することを心がけたり、仕入れ先の商品をチェックしたりするのが重要です。
なお、eBay輸出におけるネガティブフィードバックを受けたときの対処法については、関連記事「【もう怖くない】eBayでネガティブ評価を受けたときの対処法!変更依頼のやり方や例文も紹介」にて詳しく解説しています。
手順や注意点などを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
2. 赤字になるリスクがある
無在庫転売の場合、出品までの段階では問題ありませんが、商品が売れてから赤字になるリスクがあります。
例えば、注文が確定した時点での仕入れ先の価格が、販売金額よりも高くなっているケースが該当します。
また、商品の仕入れ値が販売価格と同じくらいでも、梱包材や送料などでマイナスになることもあるでしょう。
そのため、仕入れ先の商品を定期的に確認し、価格変動を把握できるようにしましょう。
手軽に商品の仕入れ値を調べたい場合は、専用のツールやPastyというChromeの拡張機能を利用するのがおすすめです。
商品の仕入れ値の調べ方については関連記事「eBay無在庫輸出に役立つツール10選!在庫管理から出品まで使うときの注意点も解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3. 仕入れに失敗するリスクがある
在庫なしで商品を販売していると仕入れに失敗することがあるので、要注意です。
無在庫転売では商品が売れてから仕入れる都合上、仕入れ先に商品がなかったら、バイヤーに届けられなくなってしまいます。
この場合、他のサイトから仕入れられないか確認したりキャンセルしたりと、さまざま対応が必要になります。
商品を届けられないと、バイヤーからネガティブ評価を受けてしまうリスクが高まるので、適切な対応を心がけるのが重要です。
ネガティブ評価を受けない方法については関連記事「eBayで在庫切れになったときの対処法を解説!ネガティブ評価を受けないキャンセル文も公開」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
4. 商品管理の難易度が高い
無在庫販売で稼ぐには、出品数を増やしていく必要があります。
特にeBay輸出で稼いでいるセラーは、仕組み化して出品数を日々増やしています。
しかし、商品の出品数が増えれば増えるほど、商品管理の難易度は高くなってしまうものです。
そのため、しっかり無在庫転売で稼ぐなら、手軽に商品を管理できるように専用のツールやPastyを使うのがおすすめです。
Pastyとは、エクセル上の商品URLを一気に開けるようにできるChromeの拡張機能です。
ツールとは異なり、無料で使える一方で商品を手動で管理をする必要があります。
出品数が少ないときは自分で商品管理をし、軌道に乗ってきたら外注してリサーチや出品に時間を使えるようにしましょう。
5. ライバルが多い
無在庫転売は0円から手軽に始められるので、ライバルが多いです。
そのため、他の人と同じような方法で転売をしていると、売上が伸び悩んでしまうでしょう。
ライバルが多い状況のなか無在庫転売で稼ぐには、他のセラーとの差別化を図るのが重要です。
徹底的に商品をリサーチし、これから流行りそうな商品を誰よりも早く出品したり一点物を取り扱ったりしましょう。
出品する商品の選び方については関連記事「【2022年版】eBay輸出は薄利多売より暴利多売で稼ぐ!副業せどりの正しい販売戦略を解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
在庫なしでせどりをするのは違法?リスクを回避する方法を解説
在庫なしでせどりをするのは違法だと、聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
確かに、楽天やAmazonなど無在庫転売を禁止しているプラットフォームが存在するので、違法となってしまうこともあるでしょう。
しかし、eBayなど無在庫転売が容認されているプラットフォームもあります。
そのため無在庫転売を行う際は、それが認められているプラットフォームを利用しましょう。
ただし、無在庫転売が認められているeBayでも、実際に行う際は注意点がいくつかあります。
eBayでの無在庫販売での注意点については「【朗報】eBay無在庫販売は禁止ではない!注意点や失敗しないポイントを解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
ああわせて読みたい
在庫なしでせどりをするやり方を解説
在庫なしでせどりをする、無在庫転売の方法は以下のとおりです。
- 販売するサイトを決める
- 取り扱うジャンルを決める
- リサーチをする
- 出品する
- 売れたら仕入れる
- 梱包発送する
大まかな流れは有在庫販売の場合とほとんど変わりませんが、唯一大きく異なる点は、仕入れるタイミングが売れた後であることです。
売れた後のことを想定して、仕入れ先は複数確保しておきましょう。
また、販売するサイトによっては無在庫販売を禁止していることがあります。販売するサイトを決める際は、事前に規約を確認しておきましょう。
在庫なしでせどりをする際におすすめの仕入れ先を紹介
在庫なしで販売する際には、仕入れ先選びが大切です。商品が売れても仕入れられなければ、利益にならずクレームになります。
こちらでは、在庫なしでせどりをする際のおすすめ仕入れ先を紹介します。
- 実店舗
- ネット通販
- フリマアプリ
仕入れ先によってそれぞれ特徴が異なるので、必要に応じて商品の仕入れ先を選択することが重要です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 実店舗
家電量販店や雑貨屋など、住んでいる地域の実店舗から仕入れを行えます。
全国展開しているチェーン店などでは、安定的に商品を仕入れられます。
店舗独自の割引セールでお得に仕入れられる可能性があるので、定期的にチェックしておきましょう。
また、ハードオフやセカンドストリートなどの中古ショップでの仕入れもおすすめです。
ネットにはないお宝商品が眠っていることもあり、思いもよらない高利益商品に出会える可能性があります。
2. ネット通販
ネット通販は実店舗と違って、自宅にいながら仕入れられます。
Amazonや楽天市場などの規模が大きいネット通販であれば、取り扱っている商品ジャンルも幅広いため、初心者にもおすすめの仕入れ先です。
海外では手に入りにくい商品を日本のネット通販で見つけられれば、安定して利益を得られる可能性があります。
ただし、ネット通販は新品の取り扱いが多いので定価に近い価格で売られており、利益を出しにくいことは理解しておきましょう。
3. フリマアプリ
メルカリやラクマなどの、フリマアプリからでも仕入れができます。
フリマアプリでは一般の方が不用品などを販売しているため、実店舗やネット通販にはない商品が出品されていることがあります。
高利益で売れるレアなお宝商品が手に入るチャンスがあるので、チェックすべき仕入れ先の1つです。
フリマアプリの注意点は、傷や汚れなどが詳しく書かれていない商品も出品されていることです。
仕入れ後は検品をしっかり行い、クレームを避けるために問題のない商品を発送しましょう。
無在庫転売での仕入れ先については「【稼げる】eBay輸出におすすめの仕入れ先5選を解説!商品の管理方法も紹介」にて詳しく解説しています。
仕入れをするときのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
在庫なしのせどりで稼ぐコツ3つを解説
在庫なしのせどりで稼ぐコツは、以下の3つです。
- ライバルリサーチをする
- ツールを使って効率化する
- 外注化をする
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. ライバルリサーチをする
在庫なしのせどりで稼ぐには、ライバルよりも先に売れる商品を出品することが重要です。
ライバルよりも先に売れる商品を見つけるポイントは、売れそうな商品やライバルの販売実績を調べることです。
ライバルの販売実績を見て「なぜそれを売ったのか」まで想像すると、販売すべき商品を見つけやすくなるでしょう。
ライバルリサーチについては「【eBay輸出】売れない原因はライバルセラーリサーチが原因?正しいリサーチ方法を解説!」にて詳しく解説しています。
ライバルセラーの探し方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
2. ツールを使って効率化する
ツールを使って効率化すれば、せどりで稼ぎやすくなります。
せどりでツールを活用するメリットは、以下の3つです。
- リサーチや仕入れなどの作業を効率化できる
- 高利益商品や任期商品を見つけやすくなる
- 在庫管理を簡単に行える
有料ツールも販売されていますが、はじめは無料のものから使ってみましょう。
eBay輸出で無在庫転売する際のおすすめツールについては「【出品から管理まで】eBay輸出で導入すべきツール8選!メリットと注意点も解説」にて詳しく解説しています。
利用する際のメリットや注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
3. 外注化をする
梱包発送など、利益に大きく影響しにくい作業は外注化しましょう。
大きく稼いでいる人はほぼ例外なく、リサーチや仕入れなどの利益に直結する作業の時間を増やしています。
クラウドソーシングサイトやSNSなどを使って外注化をする方法もありますが、最初は代行業者の利用がおすすめです。
マニュアルを作って外注先に作業を教える必要がないので、誰でも簡単に外注できます。
特に発送代行業者は配送料を安く済ませられ、配達に関するミスも減るのでおすすめです。
発送代行業者については「【メリット多数】海外発送代行のおすすめ会社7選!自分にあった業者の選び方についても解説」にて詳しく解説しています。
選び方もわかるようになっているので、ぜひ参考にしてみてください!
在庫なしでせどりをして収入を増やしていこう
在庫なしでせどりをする「無在庫転売」なら、0円から始められます。
商品が売れてから仕入れるので、在庫の置き場に頭を悩ますことなく大量に出品できます。
ただし、無闇に大量出品しても売上に繋がりません。
そのため、トレンドを調べたりライバルリサーチをしたりして、誰よりも早く売れる商品を出品できるようにしましょう。