【リスク対策つき】せどり初心者が陥る23の失敗例と5つのジャンル別事例を解説

せどりは初期投資が比較的少なく、時間の融通が利くため副業として人気があり、実績を積んで独立する人も多いです。

しかし多くの初心者が陥りやすい失敗例があり、商品選定やリサーチ、在庫管理などの面で注意が必要です。

初心者がよく陥る失敗を事前に把握し、適切な対策をすればより効率的に収益を上げられます。

今回は、現役輸出プレイヤーであるゆうきが、リスクを最小限に抑えながら確実に利益を上げるための具体的な方法を詳しく解説します。

この記事からわかることは以下の2つです。

メリット一覧

効果的なアプローチを学ぶことで、せどりビジネスを成功に導けるでしょう。

なお、当ブログでは語りきれないeBay輸出で稼ぐコツを、ゆうきのメルマガにて詳しく解説しています。

クーリエ契約の方法をはじめ、記事動画100本以上の攻略ノウハウ、さらには売上管理&利益計算シートまで提供していますので、ぜひご登録ください。

よくあるせどりの4つの失敗【仕入れ編】

せどりの仕入れでよくある失敗は以下の4つです。

失敗例を参考にして、取り組むと効果的な販売ができます。

1. 需要がない商品を仕入れて在庫を抱えてしまう

商品が売れるかどうかを見極めることが、商売の成功につながります。

売れない商品を仕入れると、在庫が余って損をする可能性が高くなります。

そのため、商品を仕入れる前に、調べることが大切です。

最近の売上データを確認して、どのような商品が人気があるのかを知ることが重要です。

2. 仕入れすぎて資金繰りが悪化する

仕入れ管理において最も重要なのは、適切な在庫量の把握と管理です。

過剰な仕入れは、企業の資金繰りを圧迫します。

その結果、健全な経営が困難になる可能性も…

効率的な在庫管理には、販売履歴と在庫状況を正確に把握し、最適なタイミングでの仕入れが不可欠です。

適切な仕入れ量の管理により、在庫コストを最小限に抑え、資金を効率的に活用できます。

3. 偽物や模造品を仕入れてアカウント停止のリスクが高まる

市場には偽物の商品が出回っています。

偽物と知らずに仕入れて販売した場合、バイヤーからのクレームを招き、最悪の場合はアカウント停止となるリスクも…

仕入れの際は、商品を慎重に見極め、信頼できる仕入れ先を選択することが重要です。

4. 出品制限がある商品を仕入れて売れなくなる

出品ルールに違反すると、販売ができず利益を得られません。

出品サイトごとに禁止されている商品が異なるため、事前に確認が必要です。

ルール違反により出品停止などのペナルティを受ける可能性があるため、十分に注意しましょう！

よくあるせどりの4つの失敗【出品・販売編】

せどりの出品・販売でよくある失敗は以下の4つです。

初心者の方は慎重に進めることで、これらの失敗を未然に防げます。

1. 販売価格を高く設定しすぎて売れ残る

せどりビジネスを成功させるには、商品の値段を適切に決めることが大切です。

値段が高すぎると売れ残り、安すぎると利益が出ません…

成功するには、市場の状況と他の売り手の価格をよく調べることが必要です。

2. 出品規約を守らずアカウントが停止される

せどりにおいて、出品や納品のルールを厳守することは非常に重要です。

Amazonでは著作権侵害品や偽造品の出品、不適切な商品説明や画像は規約違反となります。

同様にヤフオクやメルカリなどのフリマアプリでも、禁止商品やコピー商品の出品は深刻な違反行為です。

必ず出品前に確認し、ルールを守って販売しましょう！

アカウント停止については関連記事「せどりで失敗するのはなぜ？実例から対策を徹底解説！うまくいくためのコツも伝授」でも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

3. 商品状態の表記ミスでクレームが増える

商品状態を実際と異なって説明すると、バイヤーからのクレームが増加し、評価が下がってしまいます。

バイヤーの信頼を失うだけでなく、返品対応に時間を取られ、業務全体に支障をきたすことも…

商品説明は正確に記載し、誠実な対応を心がけましょう！

4. 競合を確認せず値下げ競争で赤字になる

安易な値下げは利益を大幅に減少させる危険性があります。

値下げ競争により資金繰りが悪化し、新商品の仕入れが困難になることも…

値下げ競争に巻き込まれないような工夫をしましょう。

よくあるせどりの4つの失敗【発送・納品編】

せどりの発送・納品でよくやる失敗が以下の4つです。

これらの基本を守れば、トラブルを最小限に抑えられます。

1. 配送先や配送方法を間違えて顧客とのトラブルになる

配送先の住所の入力ミスや不適切な配送方法の選択は、深刻なトラブルの原因となります。

配送関連の問題は、バイヤーに迷惑をかけて信頼を失うだけでなく、商品を紛失しかねません…

正確に作業をしてトラブルを防ぎましょう！

2. 梱包材・配送業者の選択ミスで破損・返品が増える

配送業者と梱包材の選び方を誤ると、送料が高くなったり、配送が遅くなったりします。

商品にあっていない配送業者を選ぶと、余計なお金がかかってしまいます。

梱包材は商品の重さや形、壊れやすさに合わせて選びましょう。

適切な梱包材を使わないと、商品が壊れたり、汚れたりする危険があります。

3. 追跡番号をつけないことで顧客満足度が低下する

追跡番号をつけないと、さまざまな問題が発生する恐れがあります。

追跡情報が十分でない場合、問題が発生した際の原因究明が困難になるので注意してください。

4. FBA納品時のラベルミスでAmazonから警告を受ける

FBAに納品する際、ラベルミスやバーコードの擦れで読み取れない場合は警告を受けます。

重大な場合、商品は着払いで返送されることがありますので要注意です。

ラベルの情報を正確に確認し、濡れや汚れを防ぐためにテープで保護することをおすすめします。

AmazonFBAについては「【理解必須】Amazon FBAが儲からない原因7選！10個の対処法やおすすめ商品まで徹底解説」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください！

よくあるせどりの4つの失敗【資金管理編】

せどりの資金管理でよくある失敗が以下の4つです。

このような失敗を防ぐには、お金の管理をしっかりと行うことが大切です。

1. 経費を把握せず資金ショートを起こす

費用を把握していないと、収益を得られません。

せどりビジネスに必要な資金は以下の通りです。

車を使用した仕入れや発送の場合は、ガソリン代や自動車税などの経費も考慮が必要です。

せどりで必要な資金については関連記事「【理解必須】せどりを始めるために必要な資金とは？8つの使い道と注意点も解説」で解説しています。記事を参考にすれば、せどりにどれだけの費用がかかるかがわかります。

2. クレジットカードの支払い遅延で信用が悪化する

せどりを始める際、クレジットの支払いが遅れると信用が悪化し以下の状況になる可能性があります。

これらのリスクを避けるため、引き落とし日に口座残高が不足しないよう、常に口座管理を徹底することが重要です。

3. 為替リスクの軽視で利益が吹き飛ぶ

海外で販売する場合は、為替リスクへの対応が必要不可欠です。

為替変動により仕入れ価格が大幅に上昇すると、利益が減少または消失する可能性があります。

仕入れや販売の際は、常に為替リスクを考慮し、適切な対策をしましょう。

4. 売上予測が外れて資金繰りが続かなくなる

売上予測を立てて適切な仕入れ量を決めることは重要です。

市場の状況や過去の売上データに基づいて判断する必要がありますが、予測が外れることもあります。

予測が外れると、商品が売れ残り在庫が蓄積してしまいます。

過剰な在庫を抱えると、資金繰りが悪化し、経営が困難になるので注意が必要です。

資金繰り以外での失敗例は関連記事「せどり初心者の失敗談10選！失敗を未然に防ぐ方法も解説」で解説しているので参考にしてみてください。

よくあるせどりの4つの失敗【ビジネス・独立編】

せどりビジネスや独立した際のよくある失敗が以下の4つです。

これらの失敗は適切な準備と戦略で防ぐことが可能です。

1. 安定収入を得る前に独立し生活が困窮する

独立を考える際は、ある程度の収入があるからといって早まってはいけません。

独立後に生活が立ち行かなくなるリスクがあります。

それだけの収入があれば、会社からの給与がなくても家賃、光熱費、社会保険料などを賄えます。

独立は慎重に検討し、計画的に進めていきましょう。

独立する目安を詳しく知りたい人は関連記事「【やめるべき？】せどりを本業にする3つの判断基準！成功するためのコツや事例も紹介」で解説しています。記事を参考に独立を目指してみてください。

2. 生活資金不足で借金を抱える

せどりを始めたものの失敗し、生活資金が不足して借金を抱えるケースがあります。

借金が増えると更なる借り入れの悪循環に陥り、生活が立ち行かなくなってしまいます…

まずは副業として始め、せどりのノウハウを学んでから徐々に規模を拡大していくことがおすすめです。

3. アカウント停止で収入源を失う

例えばAmazonでのみ販売していた場合、アカウント停止の措置を受けると収入を失う恐れがあります…

これはeBayやYahoo!ショッピングなど、どの販売プラットフォームでも同じです。

最初は警告だけですみますが、度重なる違反が続くと、最悪の場合はアカウントが停止されます。

仕入れの際は、十分に確認しましょう！

4. 転売規制の強化で収益が激減する

転売規制の強化の影響で「一人一点まで」の制限があり、複数の商品を買えなくなっていて収益を得るのが難しくなっています。

転売目的での購入を禁止しているオンラインショップや店舗は多く、ディズニーランドも例外ではありません。

限定商品を買い占めて、高額で転売するのはモラル違反として社会的に問題視されているからです。

今後も転売目的の購入を禁止する店舗は増加することが予想されます。

よくあるせどりの3つの失敗【メンタル編】

せどり販売で、メンタルに支障をきたす以下の3つのケースがあります。

メンタル面での失敗を防ぐために、無理のない目標設定と、着実なステップアップを心がけましょう。

1. リサーチが続かず途中で挫折する

せどりで成功するには、地道なリサーチが不可欠です。

商品の需要を見極めるには時間がかかるため、面倒に感じて諦めてしまう人も少なくありません。

継続的な作業が苦手な人にとっては、大きな負担となる可能性があります。

人気商品は常に変動するため、定期的なリサーチを怠ると売上が落ちてしまいます。

2. 短期間で大きく稼ごうとして失敗を繰り返す

短期間での大きな利益を追い求めると冷静な判断力を失いやすいものです。

リスクの高い仕入れや過剰な在庫を抱え込んでしまう危険性があります。

まずは小さな利益から始めて、着実に実績を積み上げていきましょう！

3. 赤字続きで精神的に追い詰められる

赤字取引が続くと、重いプレッシャーがのしかかってきます。

期待通りの利益が出ず、仕入れや生活資金の確保に不安と焦りを感じます。

利益を確実に得るため、事前のリサーチを徹底することが大切です。

【ジャンル別】せどりの失敗5つの事例

ビジネス別のせどり失敗例は以下の5つです。

行うビジネスによって失敗例が変わってくるので、参考にしてみてください。

1. Amazonせどりの失敗例

Amazonでの転売ビジネスでよくある失敗は、FBA（Amazonの配送代行サービス）の利用時と商品仕入れ時のミスです。

FBAを利用する際の典型的な失敗として、商品のバーコードラベルの損傷や汚れにより、Amazonの倉庫から返品される場合があります。

また仕入れにおける最も一般的な失敗は、Amazonで需要のない商品を購入してしまうことです。

そのため商品を仕入れる前に、必ず出品可能かどうかを確認しましょう。

Amazonせどりの失敗については関連記事「Amazonせどりの失敗例7選！失敗しないための注意点や稼ぐためのポイントも詳しく解説」で紹介しています。失敗例を参考にAmazonせどりに挑戦してみてください。

2. 中国輸入せどりの失敗例

中国から商品を仕入れる際の最大の問題は、品質管理の失敗です。

安価な仕入れが魅力的ですが、品質が不安定で粗悪品が届くことが頻繁にあります。

価格の安さだけに注目して大量発注してしまい、売れ残りの在庫を抱えてしまうケースが多く見られます。

大量仕入れの前にはサンプル商品での品質確認や、専門の代行業者による検品などの品質管理を徹底することで、リスクを最小限に抑えることが可能です。

3. アパレルせどりの失敗例

アパレルせどりは以下の失敗が多いです。

アパレルせどり（古着転売）は市場規模が大きく、適切な運営で利益を上げられます。

しかし、市場相場や商品状態を十分確認しないと、売れ残り在庫の累積や購入者からのクレームにつながる可能性があります。

特に、有名ブランドというだけで売れると考えるのは危険です。

コラボレーション商品や限定品など、人気の背景をしっかり理解することが重要です。

まずは基本的な仕組みを学び、典型的な失敗パターンを把握することから始めましょう。

アパレルせどりについて詳しく知りたい人は、関連記事「アパレルせどり初心者必見！取り組むメリットや失敗しないコツを解説」で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

4. ジャンクせどりの失敗例

ジャンクせどりでは、商品の状態確認が極めて重要です。

適切な確認を怠ると、大きな損失を招く可能性があります。

初心者がよく陥る失敗は、商品の外観や動作状態を十分に確認せずに購入判断を急いでしまうことです。

確認不足により、後から予期せぬ問題が発生したり、余計な修理費用がかかったりすることがあります。

「簡単に直せるだろう」と安易に考えて購入したものの、実際には複雑な修理が必要となり、結果的に損失を被ることがあります。

5. コストコせどりの失敗例

コストコせどりで最も失敗しやすいのは、大容量の食品を扱うケースです。

大容量商品は一見お得に見えますが、送料が大幅にかさむため、結果的に利益がマイナスになることが多いです。

また、Amazonでは「賞味期限が60日以上の商品」しか納品を受け付けないため、在庫を早急に売り切る必要があります。

賞味期限切れで廃棄処分となれば、大きな損失となります。

むしろ、コストコのプライベートブランド「カークランド」の非食品アイテムが狙い目です。

これらは品質が高く、利益率も良好な商品が揃っています。

失敗を避けて成功するための具体的な5つの対策

成功するための対策が以下の5つです。

事前に対策をして、せどりを成功させましょう。

1. 売れる商品を徹底的にリサーチする

リサーチと競合調査には、必ず十分な時間をかけましょう。

特に初期段階での徹底的な検証は、成功への近道となります。

せどりの失敗の多くは、不十分なリサーチと競合調査が原因です。

経験を積むことで失敗は減りますが、常に慎重な姿勢を保つことが大切です。

おすすめのリサーチツールについては「【2025年版】せどりに使えるおすすめリサーチツール11選！メリット・デメリットも解説」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください！

2. 資金管理を計画的に行い資金ショートを防ぐ

せどりビジネスでは、お金の管理が一番大切です。

商品を仕入れる費用をしっかり計算しないと、儲けが出ません。

毎日の売上と支出をメモして、今使えるお金をはっきり把握しましょう。

ビジネスを長く続けるには、常に余裕資金を持っておくことが大切です。

資金管理については「【超重要】せどりのキャッシュフローの流れや考え方を解説！悪化する原因や改善ポイントも紹介」の記事にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください！

3. 出品規約を確認しアカウント停止リスクを避ける

出品の際は、販売サイトのルールと禁止品目を必ず確認してください。

海外発送の場合は、自国と配送先国の両方の規制に従う必要があります。

不明な点があれば、必ず事前に確認してください。

ルール違反の警告を受けた場合は、冷静に速やかに対応しましょう。

4. 複数の販売先を確保して売れ残りを防ぐ

仕入れ先を1社だけにすると、その会社に問題が起きた時に販売へのリスクが大きいです。

たとえば仕入れ先が経営難になったり、支払いが遅れたりした時、他の仕入れ先がないと売上や資金に問題がでてきます。

そのため、複数の仕入れ先と取引をしておくと安全です。

おすすめの仕入れ先については「【国内外別】せどりの仕入れ先ランキング！利益を得るためのリサーチのコツやおすすめ商品も解説」の記事にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください！

5. 少額でテスト販売を繰り返しリスクを最小化する

せどりを始める際は、ノウハウを学ぶために少額の商品から始めることをおすすめします。

以下の商品なら、コストは送料と梱包材だけで済みます。

利益は少なくても、販売方法を学びながらリスクを最小限に抑えられます。

経験を積んでから、徐々に取り扱う商品の価格帯を上げていけばよいでしょう。

失敗事例を活かして、せどりで成功を目指そう

せどりを成功させるコツは、他の人の失敗から学んで、自分のやり方を良くすることです。

商品の調べ方や在庫の管理、値段の決め方など、基本的なことを大切にしましょう。

初めての人は、慣れてから商品の種類や数を増やしてみてください。

毎日少しずつ学び、経験を積むことで、安定してお金を稼げるようになります。