海外へ商品を販売する輸出ビジネスは、発送や出品などわからないことばかりで不安ですよね。
始める決心をしても、利益を出す前に多くの人が辞めてしまいます。
しかし、誰でも正しく継続できれば、日本に住んでいることを活かして利益を出せるはずです。
今回は現役輸出プレイヤーであるゆうきが、個人輸出ビジネスのやり方について解説します。
メリット一覧
- 個人輸出ビジネスのやり方がわかる
- 利益を出すためのコツがわかる
- おすすめ理由や注意点がわかる
会社員や主婦の副業として始めても、正しいやり方であればしっかり利益を目指せます。
ぜひこの記事を参考に、個人輸出ビジネスを始めてみてください。
個人輸出ビジネスのやり方5ステップ
個人輸出ビジネスと聞くと、難しいイメージを抱く人も多いでしょう。
ここでは、個人輸出ビジネスを始めるまでの手順を、5ステップで簡単に解説します。
- ターゲット国とプラットフォームを決める
- 販売する商品をリサーチする
- 商品を仕入れる
- プラットフォームへ出品する
- 発送する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.ターゲット国に合わせたプラットフォームを決める
まずは、商品を販売する国を決めましょう。国ごとに環境や文化が違うため、需要のある商品が異なります。
ターゲットとする国を決めたら、商品を販売するためのプラットフォームのアカウントを作成します。
なお、国によって販売しやすいプラットフォームは異なります。
- 中国:タオバオや天猫
- アメリカ:AmazonやeBay
他にも自分でネットショップを開設する方法もありますが、収益化の難易度が高いので、Amazonなどのプラットフォームでの販売がおすすめです。
ネットショップの選び方については「【2022年最新】海外向けネットショップのおすすめ11選!選ぶ際のポイントや注意点についても解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.販売する商品をリサーチする
販売するプラットフォームが決まったら、売る商品をリサーチします。
プラットフォームで実際に販売されている商品を見ながら、需要の有無を調査しましょう。
リサーチするポイントとしては、すでに売れている商品を探すことです。過去に売れた実績が多数ある商品は、今後も需要が高いことが予想できます。
個人輸出ビジネスをしている日本人のアカウントを見つけたら、販売履歴を確認して自分の仕入れにも活かしましょう。
リサーチ方法については「【2022年版】eBay輸出のリサーチ方法と商品が見つからない時の対処法4選」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3.商品を仕入れる
リサーチをしたら、販売する商品を仕入れます。
日本国内で個人が仕入れる方法は、以下の通りです。
- フリマアプリ
- ネットショップ
- オークションサイト
- リサイクルショップ
- 家電量販店
- 古物市場 など
中古品は割安な価格で仕入れられるので、利益を出しやすくなります。
地元のリサイクルショップなどには、利益を出せるお宝商品が眠っていることが多いので、ぜひ一度探してみてください。
仕入れ先については「【稼げる】eBay輸出におすすめの仕入れ先5選を解説!商品の管理方法も紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
4.プラットフォームへ出品する
商品の仕入れが完了したら、出品しましょう。
出品時に重要なことは商品画像を複数枚用意し、説明文を具体的に記載することです。
バイヤーは商品を輸入するため、返品などの手間を考えると買い物で失敗したくないものです。
画像や説明文を充実させることでバイヤーが安心して買い物できるため、購入率アップに繋がります。
画像はなるべくたくさん載せて、商品の情報を多く伝えましょう。説明文には商品のサイズや状態、配送方法などの情報を入力してみてください。
返品対応には余計なコストがかかるため、傷や汚れなどは包み隠さずにバイヤーへ共有しましょう。
5.発送する
出品した商品が売れたら国際発送します。郵便局や配送業者に依頼すれば、誰でも簡単に発送可能です。
とはいえ、海外発送に必要な手続きや梱包など、正しくできているのか不安に感じるのではないでしょうか。
国内の業者へ荷物を送って手数料を払えば、手続きやトラブル対応を代行してくれます。作業の効率化にも繋がるので、ぜひ利用してみてください。
輸出代行行者については「【メリット多数】海外発送代行のおすすめ会社10選!自分にあった業者の選び方についても解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
個人輸出ビジネスがおすすめな理由3選
副業や個人事業主として、輸出ビジネスを始めようか悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
ここでは、個人輸出ビジネスがおすすめな理由を3つ解説します。
- 市場規模が大きい
- 海外で日本製品が人気
- ライバルが少ない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.市場規模が大きい
輸出ビジネスは国内販売に比べて、市場が大きく利益を得られるチャンスがあります。
国内転売をする場合は、日本在住の1.2億人程度しかターゲットにできません。しかし、輸出ビジネスなら80億人もの世界市場に向けて物販ができます。
とはいえ、いきなり全世界に販売するのは難易度が高いので、まずはアメリカや中国などの経済大国へ販売してみてください。
2.海外で日本製品が人気
日本製品は海外で人気が高いため、輸出ビジネスを有利に進められます。人気の理由は以下の通りです。
- 品質の高さ
- 他国にない伝統文化やサブカルチャー
海外では「メイドインジャパン」は高品質の証になっているため、安心して購入されやすい傾向にあります。
一例として、海外で人気の高い日本製品を以下にピックアップしてみました。
- マンガ・アニメ
- 自動車パーツ
- カメラ
- レトロゲーム
- 化粧品
何気なく日常で使っている日本製品が高値で売れることもあるので、リサーチしてみてください。
海外で売れやすい商品については「【利益の最大化】海外で高く売れるもの8選!高単価買取りされる商品の特徴についても解説」の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
3.ライバルが少ない
輸出ビジネスは参入障壁が高いため、国内転売に比べるとライバルが少ない傾向にあります。
海外発送や言語の壁など、輸出ビジネスには国内転売にはない障壁があるため、始める人が絞られてしまいます。
とはいえ、海外発送は代行業者に頼めば誰でもトラブルなく発送できるので、問題ありません。また、言語の壁も翻訳アプリを使えば、問題なく現地の人とのやり取りが可能です。
輸出ビジネスについて不安に感じることでも、実はちょっとしたことで簡単に解決できるので、まずは行動に移してみてください。
個人輸出ビジネスで利益を出すコツ3選
個人輸出ビジネスは、何も考えずに取り組んでいては稼げるようになりません。
ここでは、利益を出すコツを3つ解説します。
- リサーチを徹底する
- 利益計算を正確にする
- ツールを活用する
知っているだけで利益を大きくできる可能性があるので、ぜひ押さえておきましょう。
1.リサーチを徹底する
物販をする上で最も重要なことが、リサーチ作業です。
需要のない商品ばかり仕入れていては、どれだけ出品方法を工夫しても売れません。
そのため、需要のある商品を仕入れられるようにリサーチを徹底する必要があります。
リサーチにおいて大切なことは、仮説検証の繰り返しです。
- 仕入れる商品が売れる仮説を立てて結果を検証する
- 商品が売れなかった仮説を立てて、今後の商品で検証する など
仮説検証を繰り返し継続することで、リサーチ力は必ず高まります。
リサーチの仮説検証については「eBay無在庫販売は出品自体がリサーチ!仮説と検証から売れる商品の見つけ方を解説」の記事にて、詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくだい!
2.利益計算を正確にする
利益計算ができなければ、物販で継続的に稼げません。
仕入れ前に利益計算を正しく行えなければ、商品が売れても赤字になってしまう恐れがあります。
送料や手数料などを正確に把握しておき、本当に利益が出るのか計算してから仕入れをしましょう。
特に送料は変動することもあるので、ある程度余裕を持って利益が出るように、販売価格を設定してみてください。
利益計算については「【必見】eBayでの利益計算方法!収入に関わる4種類の手数料や利益率を高める6つの方法を徹底紹介」の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3.ツールを活用する
物販をしていく際は、ツールを活用しましょう。ツールを使うメリットは作業を効率化できたり、利益商品を見つけやすくなったりすることです。
物販ツールには一例として、以下の用途があります。
- 出品ツール
- リサーチツール
- 在庫管理ツール など
とはいえ、ツールに依存して自身のスキルを伸ばすことを怠っていては、どこかで必ず頭打ちになります。
ツールはあくまで、補助的に使うものと認識しておきましょう。
高額なツールを購入する必要はないので、まずは無料のものから使ってみてください。
おすすめツールについては「【出品から管理まで】eBay輸出で導入すべきツール8選!メリットと注意点も解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
個人輸出ビジネスの3つの注意点
個人で輸出ビジネスをするする人は、以下のポイントに気を付けながら取り組みましょう。
- 為替リスクがある
- 送料が高くなりがち
- 規制品や禁制品がある
1つずつ解説します。
1.為替リスクがある
輸出ビジネスは海外のバイヤーと取引するため、為替リスクがあります。
海外で商品が売れた場合、受け取るのは外貨です。為替の状態によっては、販売価格が同じでも受け取れる日本円が変わります。
円安 | 円高 | |
特徴 | 円の価値が低い | 円の価値が高い |
例 (100ドルの商品が売れた場合の売上) |
1ドル140円 (14,000円) |
1ドル80円 (8,000円) |
利益の出しやすさ | 利益を出しやすい | 利益を出しにくい |
為替は誰にも読めないため、急に円高になるリスクもあります。計算を正確に行い、円高の状態でも利益が出る商品を取り扱いましょう。
2.送料が高くなりがち
輸出ビジネスは飛行機や船を使わないと配送できないため、送料が高くなりがちです。
送料を抑えるために船便を利用したり、まとめて配送したりするなどの工夫をしましょう。
送料を抑える方法については「海外発送が安い方法2選!お得な国際郵便のサービスや注意点・安く済ませる方法も詳しく解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3.規制品や禁制品がある
海外には発送できない規制品や禁制品があります。国によって禁止されている物品は異なるので、配送前に必ず確認しましょう。
規制品や禁制品について確認できるサイトは、以下の通りです。
- 日本からの輸出禁止品を調べる場合
⇒税関(税関輸出入禁止・規制品目) - 各国の輸入禁止品を調べる場合
⇒JETRO(輸出入に関する基本的な制度)
また、香水やスプレー缶などは航空危険物の対象になっているため、どこの国にも発送できません。
商品を出品する前に、規制品や禁制品に該当していないことを確認しておきましょう。
個人輸出ビジネスにおすすめのプラットフォームはeBay
ターゲットとする国やプラットフォームに迷った場合は、eBayでの販売がおすすめです。
eBayは世界190カ国以上に販売でき、アクティブユーザーも約1.8億人いる世界最大級のプラットフォームです。
無在庫転売ができるため、在庫を抱えることなく転売ビジネスに取り組めます。
eBayについては「eBayとは世界最大級のマーケットプレイス!利用方法やメリット・デメリットを解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
個人輸出ビジネスのやり方を理解して素早く行動しよう!
輸出ビジネスと聞くとハードルが高いと感じる人もいますが、実は以下の5ステップに沿って進めるだけで取り組めます。
- ターゲット国に合わせたプラットフォームを決める
- 販売する商品をリサーチする
- 商品を仕入れる
- プラットフォームへ出品する
- 発送する
継続して稼ぐためにはリサーチを徹底し、利益計算を正確に行う必要があります。ツールを使えばリサーチ作業を効率化できるので、高利益商品を見つけやすくなるでしょう。
ただし、個人輸出ビジネスに取り組む際は為替リスクや禁制品・規制品など、押さえるべきポイントがいくつかあります。
ぜひこの記事を参考に、個人輸出ビジネスを始めてみてください。
eBayを使って個人輸出ビジネスを始めたい人は「【初心者必見】eBay輸出の始め方5ステップ!継続的に稼ぐコツについても4つ解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!